フノニオイガスル
昼休み、眼鏡とは「昼食をとりたいから」と別れ購買部へと向かう。
一応放課後にオカ研に来てもらうように頼みはしたのだが、来てくれるかどうか・・・。
前の時説明したかもしれないが、うちの高校は携帯電話やスマートフォンの持ち込みは禁止されている。
そんな時代錯誤の校則がなぜ残っているのかと生徒会長に訊ねてみたことがあるのだけれど、「特に変える理由がなかったから後回しにされてきた」らしい。
いや、むしろ生徒会の忙しさ考えると必要だろと思うのだけれど生徒会の連絡板ノートみたいなものがあり朝、昼、放課後の三回確認が義務付けられていて、緊急事態の場合生徒会室から呼び出しができるから問題ないそうだ。
歴代生徒会がすごくまじめで計画的な人間ばかりがそろってたからこそ学校内では必要な理由が思い浮かばなかったらしい。
閑話休題
そんなわけでメールアドレスやSNSのID交換ではなくオカ研に集合するという何とも回りくどいことになってしまったわけだ。
あの眼鏡とはそれほど長い付き合いにはなりそうにないし、特に連絡先の交換は必要ないだろう。
そういえば、結局名前を聞くの忘れたな、などと考えていると。
『1年、四方山 勇太君。至急生徒会室までお願いします。』
と何故か生徒会副会長が放送で呼び出しをしてきた。
呼び出される理由なんて、昨日の不要物(人形の部品)の持ち込みと、殺傷沙汰と、今朝の鹿島さんへの脅しの件と・・・いや、心当たりが多すぎるんだが!?
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どんな説教を食らうのかと内心びくびく怯えながら生徒会室にやってくると、副会長の姿はなく代わりに生徒会長と風紀委員長の姿があった。
「やぁ、四方山さん。急に呼び出してわるいね。圭吾が探していたみたいでさ」
圭吾、察するに風紀委員長の下の名前のことだろう。
いや、それは今は良いとして、放送室を私的な理由で使えないから頼み込んだのはわかる。でも何故風紀委員室じゃなくて生徒会室に呼ばれたのかとか副会長はいったいどこに行ったのか、あと昼ご飯が入ってそうなレジ袋をみておなかすいたなとかいろいろと言いたいことや聞きたいことはある。
「まあまあ、とりあえずこっちに来て昼食でも食べながら話そうじゃないか」
それは助かる。まだ昼食買えてないからな。話が終わった後に行ってももう購買部ではちくわパンくらいしか置いてないだろうしここで食べられるならうれしい。
「それではお言葉に甘えて」
そういって近場の席に座ろうとしたが。
「四方山さんはこっち」
生徒会長が隣に来るようおいでおいでと手招きする。
まぁ、席が遠かったら渡しづらいし、声も張り上げないといけないから当然か。
そう思って隣まで行くと突然腕を引かれ・・・
生徒会長の膝の上に座らされた。なんでぇ?
ただ風紀委員長の調査報告を聞くだけだったのになんでこんな小話入れてしまったんだろうと思いつつ後悔はしていない




