↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
23/231

ソウイエバソウネ

部室の片づけが終わった後、状況にまったくついていけていないマッチョ先生に宮崎本人から依頼について説明してもらう。

何で顧問が把握してないんだよと思うかもしれないが、この依頼始まってから丸一日経過したばっかで昨日会議でいなかった先生に報告が言っていなかったのは仕方がないことだ。

え? 昨日家まで送ってもらってた? 説明しても信じてくれたと思う?


「呪いの人形探しか、にわかには信じられないがそんなことをしていたのか」


少し理解に苦しむように唸る。ほらやっぱり呑み込めていないような反応だ。突然オカルト満載の話をされて「そうなのか、私に任せなさい」と言い切れるこの二人がおかしいんだよ。


「部の活動《あそび》と考えてもいいと思いますよ?」


「さすがに呪いの証拠まで見せられたからな。信じるしかないだろ」


そう、あの後先輩が「これが証拠さ」と目の前で実践して見せたのだ。そのせいで頬にでっかく絆創膏を貼り付けどや顔をしている。

そういえば先輩の傷も早川の打撲後も一切消えていないな。俺のケガだけはなぜか消えてるが、いったいなぜ?


「以前だったら呑み込めなかったかもしれないが・・・まぁ、そんなこともあるだろう」


お、なかなか順応性高いな。さすがオカルト研究部の顧問。その以前はってところが少し引っかかるな。

何故か一瞬明後日の方向を向き、その視線の先を見てみるも何もいなかった・・・いや、今蜃気楼でも出たかのように歪んだわ確実に何かいる。え、何?先生もオカルト側の人間なの?

ただ、他のメンバーは気づいていないようなので今は追及しないほうがいいか。


「それで、結局こっくりさんが置いて行ったこれ、なんなんですかね」


あの後床に転がっていた円筒状の物を拾ったが、どう見ても竹の筒でしかなく太さも10センチほどしかない。この中に一体何が入っているんだ?

裏返したり振ってみたり、軽く叩いてみたりといろいろしているとひょこりと毛の束のようなものが飛び出してきた。


「なんだ、筆か?」


うん、それ俺も思った。筆にしては持ち手も筆先もかなり太い。あ、引っ込んだ。

これもしかして中に何か生物でも入っているんじゃないか? とは思うものの、こんな細いところに入りそうな生物蛇くらいしか思いつかない。でも、しっぽらしきものはめっちゃモフモフしてたぞ。

そう思っていると逆側から突然何かが飛び出してきてシャツの中に飛び込んできた!?


「四方山後輩!?」


謎の生物は服の中をすごい速さで這いずり回る。ちょ、これめっちゃくすぐったい! 長さや太さ的に蛇っぽいけどめっちゃモフモフする!

風紀委員長と早川が捕まえようと体を触るが、まったく捕まえられない。それを見てマッチョ先生はどうしたらいいかおどおどとしている。いや、大人…。


「二人ともどきたまえ!」


そういって何か器具を突きつけてくる先輩。

おや? そのスティック状の物、先端に金属がついていてバチバチと火花を散らして・・・え、いやそれってもしかしてすたん・・・


バチバチバチ!


「アバババ!?」


突きつけられた位置から痛みが一瞬で全身を周り、一瞬視界がブラックアウトする。

ちょ、これ全身に麻酔効いてるみたいに感覚感じないし体がちょっと熱いんですけど!? なんてもの突きつけてくれてるのあの人!?


「「「ぶほっ!」」」


先輩をにらみつけようと顔を上げると突然俺のことを見て全員が噴き出す。え、何どういうこと?



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。