コドクノコドモ⑥
それでは改めてだるまさんが転んだを開始と行きたいところだったのだが・・・。
「お姉さん!ルール教えてください!」
と元気よく聞かれてあらびっくり。
でも今どきはゲーム世代。やったことがない子がいても不思議じゃない。
「あの、僕もやったことないです」
「マジか」
二人の話を聞くと、幼いころから塾三昧。
漫画もゲームも教育に悪いからとまったくやらしてもらえず、まったく話題についていけないせいで友達がほとんどいなかったらしい。
当然大人数でやるような遊びは、体育でやるようなものぐらいしかやったことがなかったらしい。
試しに花札を売っていた某有名ゲーム会社の配管工の弟の名前を聞くと見事にこたえられなかった。最近のニュースや新聞記事にも上がるというのにそれすらわからないなんてどんな教育してるんだ。
ちなみに二人は同じ境遇であることを知り友達になったとかなんとか。
「見てくださいよ先輩。これが勉強だけさせてきた末路ですよ? 将来立派なサラリーマンになったと自慢されるか、弁護士と医者とか以外就職許してくれないとかそんな未来が見える見える」
「なんだねその具体的な未来予想図は? いや、私も知識としては知っているが、遊んだことはないのだが?」
「でじま!?」
小学生のころとかただ茫然と予定もないのに友達と集まったりして無計画に「あれやろう」とか言って鬼ごっことかやる物じゃないの?
まさかああいう昔ながらの遊びって意外と最近はやってない人多い?
「天才少女小説家舐めるなよ?」
「ああ・・・」
そうえばこの先輩も似たようなものだった。
賞とかをとりまくってると周りから腫物のように扱われたりすること多いから友達出来なかったんだな・・・。
「いや、友達はいたからな? ただ、怪我をするようなものは止められていたが・・・」
あ、そっち?
・・・
・・
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ということでだるまさんが転んだのルール説明をすることになったのだけれど今回少しローカルルールというか特殊ルールを入れてみる。
①鬼はタッチした人が交代する。
②動いたのが見つかった場合鬼の隣に並ぶ
③全滅させた場合もう一回鬼
④3回全滅させたら一番最初につかまった人が交代する
まぁこんなところだ。
となんでこんなルールをわざわざ決めたか。単純にずっと一人が鬼だったらつまらなくない? という個人的な意見だ。
人形の部品はともかく(ダメじゃん) 心霊現象だけでも取れればいいなと思いカメラを設置していざだるまさんが転んだ開始!
なお、ここからずっとただ遊び続けていただけなのでそのシーンはカット。
説明とだらだらとしたあれこれ挟んでおいてあれだけれど12回戦分ただだれがどのタイミングで交代になったかとか入れられてもしんどいだけだしね。




