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シカイ⑪

さて、なんやかんやあったが生徒会長の手がかりも見つかったことだし、さっそく案内してもらっている。

白かった小鳥の羽はうす茶色くなり、先端がパサパサになっている。少し泣いているように見えるのはギャグ要素的なあれなのか俺の良心が見せる幻覚か? いや、流石に良心はないか。



あのあとお仕置きとして本当に焼いた。

といっても串に刺したりはさすがにせず、適当に見つけた箒のブラシ部分に括り付けブラシ部分に火を付けるという愛護協会じゃなくても怒りそうなひどい拷問を行っていた。


隣で眺めていた先輩はさすがに「やりすぎたか」と思ってそうな顔で燃えるのを眺めていた。

止めに入らなかったのは箒で篝火みたいにするのは先輩の提案だっただけあり、あまり非難できないところもあるのだろう。


俺達は少しこの死階と呼ばれる場所を舐めていたかもしれない。一見普通の廊下にみえるが同じ階の部屋はすべて一つの部屋に繋がっている事がわかった。

というのも、標識には謎の言語(何故か読める)が、書かれており、試しに入ってみると同じ部屋に繋がっていた。


先程から小鳥に導かれるがままに進んでいるが、上の階に上がったり下ったり六番目の部屋に入ったり、女子トイレの掃除用具に入ってドアを閉じて開いてなどなかなか謎なことをしている。

部屋番号が徐々に変わっているのがわからなければ気付けなかった。


「いや、むりむりむり!」


こんな複雑な道どうやって見つけろっていうんだ。ファミコンのゲームだって出入口の場所くらい示してくれるよ。この小鳥なしでどうやって人探しすればよかったの!


ヒョコリ


窓の向こう側から覗き込むこっくりさんの姿・・・。

あ、そうですねあなたに頼めば大体何とかなりそうですね。いや、それはそれで正攻法なのか?

まさか陰陽師的何かでここの主を仲間にしたり、エレベーターのあれに案内してもらうのが正解だったのか?



やっとの事で病室まで到着すると入ってすぐの繭に小鳥はとまる。

ここに生徒会長がいるのだろ。よく見るとこいつが抜け出した物なのか小さな穴が空いていた。


「ここに純也がいるのですね」


小鳥が頷くのを見ると持ち出した鋏で繭を切り開いていくと生徒会長が静かに眠っている。


「するのかい?」


というのは嫉妬を含んでの事なのかはたまた男同士でキスをする事に対しての心配か。


「嫉妬ですか?」


「・・・悪いですか」


少し不機嫌になる先輩。

冗談だったつもりだったんだけど当たっていたようだ。向こうも吹っ切れたのかストレートに言うようになったな。


生徒会長の姿を再度確認してみる。

ふむふむ、改めてみてもかなりイケメン。触ってみると細身のわりにかなり筋肉がついているようで、これは細マッチョという奴なのか? いや、でもキャラ的にそこまで鍛えて脱いだらすごいとか絶対女子の夢壊しそうで嫌だな。せいぜい太らない程度のいい感じの筋肉のつき方になってるのかな?

軽くいたずらしているとそれに気に食わないのか小鳥が頭をつついてくる。さすがに邪魔なので先輩に教えてもらいながら確認を続ける。

表情は眠っているのかいつもの作り笑いと違いすごく真剣なようなそうでないような無表情で・・・。


「んー? ほうほう・・・」


俺はゆっくりと彼に覆いかぶせるように乗り、頬を指でゆっくりとなでる。そして唇を近づけ・・・


「ガブッ!」


生徒会長の首筋に齧りついた。


「いたっ!?」


やっぱりおきてた!


ちなみに寝てるの気づかなくって、やってしまった場合つかまったうえでめちゃくちゃ情熱的なことになる予定だった。でもさすがにそれは18指定されそうかなって・・・

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