君はどうですか
お手に取っていただきありがとうございます。
こんにちは銀チャートです。
本編は大変短く、1話として掲載していいのかと本人も思うほどですので
約5分ほどで読み切れると思います。
この作品の世界観だけでも知っていただければありがたいです。
欲を言えば(次回の投稿がいつになるかわかりませんが)第2話以降も読んでいただけるととてもありがたいなぁ|д゜)チラッ
【存在価値(真)】☆☆☆
その存在を意義あるものとして認めるような、人や物事のもつ価値。
「―を示す」「広告塔という点で、彼の―は大いにある」
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現代を生きる人間ならば一度はこう考えたことがあるのではないだろうか
「なぜ人は生きているのだろうか」
なぜ自分はこの世に、この星に、この国に、この地域に、この家庭に、生まれたのか
これに対する解答として
「そんなことを考えても無駄だ」
とほとんどの人は言うだろう。
僕はこの意見を大いに肯定しよう。
大正解ではないか。こんなこと話考え始めたらきりがない。
人に限らず生き物が生まれる(そして死んでいく)ことに意味なんてないのだ。
(そもそも生きてすらいないのかもしれない)
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70億人を超える人が存在するこの星に今日も今この瞬間も新しい命が産み落とされる。
その70億分の1として幸運にも世界的に見ても平和で安定した国に生まれてきた我々はなんと恵まれているのだろう。
ある人は言う。
「この世に存在できていること自体が奇跡のようなものなのだ」と。
ある人は言う
「存在できていることに感謝するのだ」と。
ある人は言う
「あなたは幸せになるために存在している」と。
ある人は言う
「あなたは●きている」
ある人は言う
「きっと明日はもっといい存在になると」と。
ある人は言う
「存在していれば幸せなことが必ずある」と。
ある人は言う
「●きているのなら●●●●●●●●●●●●●●」
ある人は言う
「今日もまた平和で幸せな一日をスゴスことができる」と。
君は言う
「お前●●が●きている」
俺は,,,,,,
「存在している」
刺すような朝日に起こされる、わけでもなく
お兄ちゃん朝だよー、と騒がしくも愛おしい妹に起こされる、こともなく
ましてや目を開けたら隣に見ず知らずの女の子がいるはずもなく
携帯電話から流れる機械的な音声によって俺は目を覚ます。
今日もいつもと同じ毎日が始まる。
布団から起き、髪の毛を軽く整え、母親の作った朝食を食べる。
学蘭に着替え、自転車をこぎ、電車に乗って高校に通う。
うちの高校の特徴と言えば駅から非常に近いことと、男子校だということくらいだろうか。
学校が終わった後は行きたいときに部活に行き、行きたくなければそのまま帰宅する。
家に帰って夕食をとり勉強をしてゲームをすれば1日は終わりだ。
「あ~まじで俺何のために●きてんだろ」
そして今日が終わる。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
自分でも、『もうちょっと続きまで書けよ』と思うのですが残念ながら時間の関係で今回はここまでです。
気に入っていただければぜひぜひぜひ続きが掲載されたら読んでみてください。