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経験値横取りにキレた俺は女装で無双する  作者: 白生荼汰
第二章 普通の男の子に戻ります! 戻してください!

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スターカとコルネッタ

 スターカの町は、周辺にはG~F級くらいの魔獣が生息していて、初級~中級ダンジョンのミスカが近くにある。

 また豊かな森が近くにあるため、採取の依頼も多いし受けやすい。

 見習いや駆け出しにとってはありがたい環境だと言えるだろう。

 王都から隣国へ向かう街道が通っているため、商業も盛んで、地方にしては大きく、華やかな町だ。

 そのため、冒険者として成り上がることを目指す駆け出しの連中が、最初に目指すことが多い。

 ご多分に漏れず、村を出たばかりだったガリオンと俺はスターカの町を拠点とした。


 一方、今いるコルネッタの周辺にいる魔獣はF~E級くらいで、D級以上の魔獣が出ることはめったになく、若手向けの狩場と言えないこともない。

 ただ、岩場が多い環境のせいか、生息しているのはロックバイパーやロックリザード、いわゆる硬い魔獣が中心となっている。あとは素早いばかりで攻撃力はあまりないロックエイプも繁殖しているが、これもまた下級レベル泣かせの魔獣だ。

 ロックバイパーやロックリザードからとれる素材は、状態さえよければそれなりの金額で売れるのだが、防御力が高いがために倒すにはそれなりの攻撃力か手数が必要で、それならばもっと稼ぎになる同系種が他に行けばおり、ロックエイプは攻撃力が低いため単純に考えればそれほどの脅威ではないのだが、一度に遭遇する数が多く、また致命傷とはなりえなくとも手傷を負わされやすい。

 そんなわけで、コルネッタにやってくるのは、ソロで上を目指しているか、もしくは潤沢な支援職に支えられた若手パーティくらいなものだ。


 現在俺のレベルは34。

 ステータス的に【VIT(耐久力)】の伸びがいい今の俺には、比較的向いた狩場がコルネッタ周辺には多い。

 俺はここでソロとしての力量を伸ばしていこうと考えている。


 今までは両手剣(ツーハンデッドソード)が俺のメインウエポンだったけど、ソロでやっていくことを考えると、片手剣に軽量盾の近接向きスタイルに切り替えたいんだよな。

 【VIT】のことを考えると、俺はタンクに向いてるんじゃないかって気もするし、ゆくゆくはそっちで行くことも考えなくはないけど、タンク職は残念ながらソロ向きじゃない。

 それにどうしたってアリスの姿がチラつくんだ。

 どんな格好をしていようが俺を鍛えてくれた恩人だし、今となっては尊敬もしているけれど、それだけに彼……彼女は越えるには高い壁過ぎて、まだ目指すだけの自信がない。


 ちなみに『アディちゃん』が使っていたのは、当初は普段使いのものより軽い両手剣だったのだが、途中からイーサンにもらった片手剣に、そしてブルックが付与魔法をかけてくれた魔法剣に切り替えた。

 男たちからの気遣いで、遠距離からとどめを刺すことが多かった『アディちゃん』には、魔法攻撃に追加効果のある剣が効果的だったからだ。

 おかげでレベルが上がるのと同時に、火・水・風の魔法Lvはそれぞれ3にまで上がっている。

 バランスよく上がっているのは、俺自身は剣でやっていくつもりだから、これと言って特にどの属性を伸ばそうというつもりもなく、平均的に使うようにしていたからだ。


「さて……とりあえず、そろそろギルドに向かうか……」


 コルネッタについたのが昨日の夜遅くだったから宿に直行して、まだギルドには顔を出していない。

 道中で討伐した魔獣の素材も売りたいけど、インベントリ持ちだと知られて、また変な奴に絡まれても嫌だし、売るものはまとめて麻袋に突っ込んでいく。

 朝が早いと、条件のいい依頼を求めてギルドには人がごった返していそうだが、朝飯を食って、このくらいの時間になれば落ち着いているはずだ。

 できれば新しい装備も見たいし、じっくり腰を落ち着ける宿も探したい。

 それを考えると、今日は町中の探索に時間を当てるべきだろう。

 ランニングの時に軽く町内を見て回りはしたけれど、どこに何があるかまではまだ把握していない。


 依頼を受けるのにはゆっくり目な時間に、身支度をして宿を出、ギルドに向かうことにした俺は、思いがけない人物と再会することになった。

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