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劣等人の魔剣使い スキルボードを駆使して最強に至る(WEB連載版)  作者: 萩鵜アキ
3章 王都ユステルの炎禍

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後日談

 ユステル王国襲撃事件の噂は、エアルガルド全土へと瞬く間に広がった。


 今回の襲撃で、王位継承権発表は当面、無期限延期となった。

 まずは王都ユステルの中心部を修復しなければ、とても王太子誕生祝福ムードにならないこと。

 そして、魔人国と戦争が起こる可能性があるためだ。


 無論、国内貴族に開戦派は少ない。

 だが今後の情勢次第では、開戦派が増える可能性がある。


 ユステル王国はしばし間、平時にはない緊張感が漂い続けることになる。



 透らは、事件から二日後に王都ユステルを離れた。

 透らが引き受けた警邏任務は事件終結直後には終了していたのだが、銀翼騎士団に事情聴取されたため、すぐに王都を脱出出来なかったのだ。


 警邏任務の報酬銀貨50枚を受け取り、透らは一路フィンリスへと戻っていく。


「一週間で銀貨50枚は美味しいね」

「ああ。Dランク冒険者でここまで稼げる者は、あまりいないだろうな」


 日本円にして50万円である。

 日本の会社に勤めていた頃の、ボーナスでも見たことがない額だ。

 透はちょっとリッチな気分に浸る。


 久しぶりのフィンリスに戻った透は、ギルドに向かった。

 解体したオークの確認を行うためだ。


 肉は鮮度が保てないため、職員が気を利かせて販売してくれていた。


「すまんな」

「いえ、とんでもない! 気を遣っていただいて、ありがとうございます」

「おう。あと魔石なんだが、これも買取でいいか?」

「はい、お願いします」


 魔石を販売した価格が、なんと銀貨100枚にもなった。

 さすがはオーク217体分である。


「これは、ちょっと贅沢出来るね!」

「そうだな。だが、使いすぎは禁物だぞ。いつ何時、なにがあるかわからないからな!」


 そうはいいつつ、エステルは久しぶりに、透が作る料理を期待していた。


 市場で買い出しを行い、自宅へと戻ってきた。

 しかしそこで透らは、代わり果てた自宅を目の当たりにし、愕然とするのだった。

以上で3章が終了です。

4章についてですが、現在いろいろ立て込んでいるため、いったん連載を中断させていただきます。

再開時期については、ツイッターや活動報告にて告知させていただきます。


連載再開まで、しばらくお待ちくださいますようお願い申し上げますm(_ _)m

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