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Astleyer fantasy ーMMOの世界が現実になった時ー  作者: 秋本速斗
1 転移、出会い、覚醒
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序章

初めて執筆する作品、1話目です。

誤字脱字お目汚しあると思いますが、生暖かい目で見ていただけると幸いです。

完全自己満足のための吐きだし小説です。

『寝ます~おやsumin☆』

『souくんおつ!』

『おっつ~』


画面に流れるチャットログを眺めながらログアウトボタンを押す。

そのままゲームが落ちたのを確認してPCの電源を落とした。


これが、一宮蒼士の一日の終わり。

一宮蒼士(いちみやそうし)、大学1年生。

一般的に言う『オタク』である。といっても彼の場合は広く浅く、比較的どんな分野にも手を出すタイプであった。


当然、『ハマれば』色々調べたり、書架を買いあさったり、イベントに出かけたりもする。

そんな蒼士が今現在一番『ハマって』いるのがゲーム。

大多数同時接続型のいわゆるMMORPGといわれるものだった。

Astleyer(アストレイヤ) fantasy(ファンタジー)、略してアスファン。

その人気ぶりは正式サービス後3年たつ現在でも、かなりの接続人数で賑わっていた。

蒼士はβテストから接続しており、いわゆる『古参』と言われる部類に入る。映像の美麗さと、キャラクターメイクの多彩さ、スキルや魔法のエフェクトの派手さ、ある程度の玄人でも楽しめる個人、大多数PvPシステム、一番の売りは空を飛べるという色々な層が楽しめるゲームである。

蒼士はPvPのあるゲームは今まで手を出していなかったのだが、映像の美しさと細かく設定できるキャラメイクにひかれて手を出したがやってみるとこれがかなり面白く、中だるみで休止したりすることもなく続けていたのだった。


今日も日課といわれるクエストをこなし、種族間戦争に参加し、チャットして終わる。

いつもと同じ一日で終わるはずであった。


「明日は休みだし、コンビニ行くか」

蒼士の住んでいるマンションから、コンビニまでは目と鼻の先。歩いて5分もかからないところにある。駅から近く、コンビニにすぐ行けること。一人暮らし男子のベストな部屋選びである。駅近くの大通りに面しているため夜中までうるさかったり、結構な交通量で車通りが激しく工事車両の通行音などがうるさかったりもするが。


ブルーライト用のメガネから外出用の黒縁メガネに変え、スウェットを脱いでジーンズに履き替える。財布とスマホをポケットに突っ込んで、スニーカーを履いて蒼士は自宅を出た。



外に出ると梅雨時らしく、肌をなめるようなねっとりとした空気にさらされる。

スマホのバイブレーターが震えたのでスマホを手にした、その時。


キキキキー!!!


鋭いブレーキ音を立てながら、バイクがそばの角を曲がり…

自分のほうに向かって突っ込んできた。


(あ、これダメなやつ…)


自分にまっすぐ向かってくるバイク、驚愕した運転手の顔。

衝突する、その寸前で暗転した。



お読みいただきありがとうございます。

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