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蟹の被害
「……どうすりゃいいんだ」
起きた俺は部屋で呟いた、美月は椅子の上で寝ている。
蟹を倒す方法はわからない……どうしたものか……
「……多助、おはよー」
「おはようさん」
「……多助! 病院行かなきゃ!」
「大丈夫大丈夫」
「大丈夫じゃない!」
美月が腕を引っ張る
「いたいいたいいたいいたい」
「行く」
「行かん」
行っても無駄だろう、現に見た目に変化は無い、動くが痛みはある、どうせ湿布とかを出されて終わりだろう。
「じゃあ私が治療する」
「……いや大丈夫」
美月が俺の腕をつねる
「いたい! いたいいたい!」
美月が俺を睨み
「どこが大丈夫」
「……治療頼みます」
「じゃあ買ってくるから」
そう言って美月は部屋を出て行った。




