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リベリオン アゲインスト フェイト  作者: じゃじゃ馬太郎


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闇(16話



魔力『闇』は闇魔法が使える魔力。

そして、その他一切の魔法が使えなくなる呪いを受ける魔力である。

さらに、闇魔法は魔族が必ず持つ魔法である(ほか)、暴走性が高いためにその魔力を持つ人間は神の叛逆者として恐れられ、差別されている。


 しかし、彼はその一つ「暴走性が高い」を人類史上初めて克服した人間である。

そうして人を助け、『闇』の魔力の差別を無くそうとしている姿から『免罪符』と人々から呼ばれている。(彼と親しい人はそう呼ばないが)

そして、この魔力は持つ人が多いながらも詳しくわかっていない。しかし、ノロクの協力により分かったことが2つある。

一つ『闇』の魔力により、光属性の回復(ヒール)の影響を受けることができない。自然治癒を待つだけだ。

2つ『闇』と一つにまとめてもその能力は人によって違うこと。

彼は『液体化・固体化』を中心として扱うがそれは彼以外誰も持たない力であることが分かった。


 「針」

その液体は固体へと変化し、鋭い針として空中にいるラボータの所まで動く。

しかし、その針は一瞬手に触れたかと思うと、瞬く間に破壊された。

いや、正確には圧迫され、なくなった。

「貴様の情報を知るのに貴様と戦えない人間を連れて行くわけがないだろう。諦めるべきだ。」

ラボータはそう言うとノロクの方向へと飛んでくる。

「確実に触られると針みたく潰されて俺は死ぬだろう。それは避ければいい。問題はやつの魔力だ。今ある情報は触れたら潰れること、フィクスが地面に這いつくばって今にも潰れそうになっていること、そして奴が浮いていること。」

ノロクはラボータの攻撃を避け、彼の魔力について考える。

「レイトア、その腕はどうした、俺がいない時の事を教えてくれ。」 

少し大きな声でそう言い、相手が地面付近にいるため液体で彼を覆い、固体化して檻のようにすることで動けなくする。

「これで少しは時間が稼げるだろ。」

「俺とフィクスは奴と戦う中、触られました。腕が徐々に潰れていき、その内心臓部まで到達しそうだったので腕を切り落としました。フィクスは全身潰されましたが今は荷重(かじゅう)がかかっているようで動けません。」

そうレイトアは言うとさらにノロクの考えが深まった。

「荷重。フィクスは今、重くなっている。奴とは反対だ。奴はまるで軽くなって浮遊している。もしや、奴の魔力は重力を操ることか。」

その時、動けなくなっていたラボータが檻を破壊し、ノロクに言った。

「正解だ。私の魔力軽重(ライトアンドヘビィ)は触れたものの重力を操る。しかしノロク、貴様も失敗(ヘマ)をしたな。」

ラボータはノロクの液体に触れた。

するとその液体はまるで川の水が下流に流れていくように森の方向へと()()()()()()

「重力の向きも変えれるのか。これは驚きだ。」

先ほどまでの潰れていく現象はこれは原因と気づく。触れた時他方向から重力を掛けることができると。

そのうち闇の液体は流れていった。

液体化・固体化は液体化によって他方向からの

『針』が可能になるため、強力な力となる。

一方向に限定されると、強敵との対戦では強力とは言い難い。

「まずいな、今液体を流したところで魔素の無駄使いになるだけだろう。」

そう考えるノロクに対して、先ほどよりも増して攻撃を仕掛けるラボータ。


圧倒的不利な状況、その中、レイトアは手を出せずにいた。

「俺はウジュラ村を壊したやつを殺す。そのために、そいつを殺すための力が、実力が必要だ。こんなところでつまずいて、ノロク先輩を失うことは論外だ。」

自分が何をするべきか、考えるレイトア。

そこで彼はラボータの魔力を思い出す。

「こいつの魔力は触れたものの重力を操る。『触れる』という意味は同じはず。しかしこいつは、俺とは違い、自分にも、フィクスにも同じ力を使っている。もしかしたら・・・」

考えるレイトア。その結論に至った時には自分の剣を触っていた。

 劣勢のノロク。しかしながら必死に対応することで、ラボータの意識を集中させている。

 そのため、忘れていた。一つの存在に。

それはラボータの視覚から外れた場所。

後ろから、レイトアはラボータを思い切り殴った。

 殴られた時でも冷静さを失わないラボータ。

「殴られた瞬間、俺はお前に触れている。」

魔力により重力がレイトアを襲い、地面に這いつくばる。

「貴様は作業する必要もない、ただの『不要物』にすぎない。変に働くと仲間の邪魔をするだけだぞ。」

その言葉の通り、ノロクは少し怪我をした。

しかし、レイトアの攻撃は終わっていない。

「そうかもしれない、だが、お手伝いならいいだろ。お前の言う『不要物』は見て勉強させてもらったよ。」

レイトアは殴ったことで一度ラボータに触れている。

それはノロクにさらなる追撃をかけようとした時だ。

一度レイトアが触れた剣が動き出す。

彼、ラボータの方向へと。

瞬時に気づき、ラボータが避ける。

「避けても、意味がないぞ。」

レイトアはもう一度高速移動(ムーブ)を発動する。

すると剣は再びラボータの方向へと動き出す。

「この剣は必ずお前を追う。逃げても無駄だ。」

終わることのない攻撃。

そのうち、レイトアが触れる小石たちも動き出し、ラボータのもとへ移動する。

「痛くはなくとも、気が散るな。潰したところでまた魔力を使ってくるだけだろう。面倒臭い誤算は消すべきだ。」

ノロクに攻撃を仕掛けていたラボータだが、方向転換しレイトアを殺しにいく。

しかし、その瞬間ノロクは液体化を発動させレイトアの方向へ投げ、ちょうどラボータとの間に入る。

「目隠しのつもりか。意味がないのはわかっているだろう。」

ラボータが液体化された闇を触り、違う場所に移動させる。

「目隠しか。それもあるが、俺の考えはだな。」

ノロクはそう言った。

「俺はお前より前に先輩の「闇』に触れた。」

ラボータはその前にレイトアの残る手に触れる。

「何かしてみろ。お前は死ぬぞ。」

「どうかな。覚えておけ、命の方が何よりも重いんだぞ。」

レイトアがそう言うとどこかへと落ちていった液体はラボータへと移動してくる。

「この『闇』からは逃れられない。『針』」

ラボータはそれに対応しきれず、針に刺される。

 そして、レイトアの片手から徐々に潰れていく。

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