暗黒(15話
「うまい!もっとくれ!」
ノロクが持つ家の中でご飯を食べる3人。
中でもフィクスは一番多く食べていた。
「それはよかった。でも、もうなくてな。すまない。」
え〜と悲しく思うフィクス。
しかし、元々多く作っていたがフィクスが全部食べ尽くしたからなくなったのである。
「ところでなんだが、あと少し暗くなってから外で見回りをする予定なんだが、手伝ってくれないか。」
レイトアとフィクスは快く了解し、交代で見回りをすることになった。
ノロクは見回りをしていた。
暗闇の中、一つだけの光を灯して歩いている。
「そろそろ交代の時間か。戻るとしよう。」
その時、少し遠くからガサッガサッと足音が聞こえた。
「誰だ。出てこい。」
返事はなかったが、何かがこちらに向かってきている、それも自身を攻撃するためだというのもわかった。
「敵か。何人いる。要件はわかるが、帰ってくれないか。」
すると、返事が返ってきた。
「オブ・イークトだよおい。よく喋るやつだなあおい。だが、それは教えるつもりはないなおい。」
1人がノロクを襲う。
敵は歯車の
「そうか。だが、もう喋る意味もなくなったよ。」
その時、一つの影がやってくる。
「えっ、ノロク、敵か!」
そこに来たのは起きたフィクスだった。
「フィクス、レイトアを起こして、他に敵がいないか確認しろ。」
フィクスはわかったと言い、レイトアを起こしに行った。
「ノロク?聞いたことがある名だなおい。まあ、どうでもいいか。」
そう口ずさむイークトだった。
それを気にすることはなく、ノロクは動いた。
「他に敵がいると厄介だ、すぐに終わらす。」
ノロクから、とてつもないほどの『闇』が出てくる。
3時間ほど前、交代によりノロクが見回りをしている間
「そういえばノロクの魔力はなんなんだ?」
そう聞くフィクス。
「その話をするのなら、まず『得意属性』について教えら必要があるな。人は体内の魔素を蓄える器官があるのはわかるな。」
フィクスはなんとなくは、と答えレイトアは続けて話す。
「火、水、風、土、無、光、闇。その器官はこの中から最大でも2つの属性しか蓄えることができないようになっているんだ。例えば俺は無と土が得意属性だ。でも、人族は闇の得意魔法を持つことはありえないんだ。それは、魔力を例外としてだかな。」
「ってことは?」
「ノロクさんの魔力は闇。最も多く存在する魔力と言われていて、得意属性が闇になる魔力なんだ。」
その質問をレイトアは説明を交えて答える。
少しの説明を省いて。
フィクスは理解して、寝る準備をした。
現在
「その『闇』!その名前!もしやお前、A級の中でも最上位の実力者、『免罪符』じゃないかよおい!」
「その名前、好きじゃないんだ。」
その闇は液体のように流れていく。
「ハハハ、俺の魔力『物体空間』は空間を触れるものとして認識して、使える魔力だよおい!」
イークトは闇に触れないようその空間を地面として触れることで、宙を浮いているように見える。
「俺の魔力ならなんでもスパッと切れるぜおい。」
空間ごと切ることによってノロクの体は真っ二つになった。
「お前、弱すぎだろおい。」
そう思った時、イークトの後ろからやって来たのはノロク。
そして、それにも気づかず液体から『針』に刺される。
「な、んだよ、おい。」
「さっき殺したのは『闇』で作った俺だ。致命傷は避けている。ここで大人しくしていれば死ぬことはないだろうな。」
「さて、レイトア達でも探すか。」
そうして、暗闇の中、音がする方向へとむかって言った。
「くそっ、動けねぇ!」
苦しみながら敵に怒りの表情を見せるフィクス。
片腕が無くなりながらも必死に戦うレイトア。
まさに、最悪寸前の状態であった。
「こいつ、強すぎる。俺1人でどうこうできる相手とは言えないほどに!」
剣を持ち、逃げ回りながらそう考えるレイトア。
「おい、ガキ。ここの護衛は貴様だけか?」
宙に歩きレイトアにそう問いかける相手。
レイトアをじっくり見るその目からは楽しいなど一切の感情がなく、面白くもない作業をこなしている人間の目だった。
レイトアは「ああそうだ」と、護衛は自分は俺だけだと言う。
「そうか。私は嘘をつくやつは嫌いだ。嘘は作業に最も支障をきたす。信じれば信じるほど、時間が経てば経つほど最悪の形でな。」
まるでレイトアが嘘をついているとわかっているかのようにそう言う。
「もう貴様に用はなくなった。あと、護衛をするなら自分ではなくこの村を守るべきだ。さっきから村が見えていないぞ。」
そう言い、相手が村に向かって動き出す時だった。
「お前は護衛じゃないから気にする必要もない。よく耐えたな。」
レイトアにそう言うと共に、相手を止めに黒く染まった剣を動かすノロク。
「ラボータ・ツィグヴィラヤタ。貴様を殺しに来た。村はどうでもいい。だから、死んでくれないか。」
その顔からはこれは作業だと、感情を1ミリたりとも入れないと言っていいほど涼しげの顔だった。
「そうか、村に何もしないなら良かった。なら、場所を変えないか。ここの人たちに迷惑をかけたくない。」
そう答えるノロク。
「場所を変える。それは私にとって得があるのか、効率的と言い切れるのか?」
その言葉の瞬間、ノロクの『闇』が動き出した。
空気はより一層、重くなる。
シンプルに投稿時間ミスりました。
すみません。
2日投稿なので次回の投稿は2日後になります!
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