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インタビュー語録 ⑥

     インタビュー語録 ⑥


「周りの反応が、予想以上だった。俺は確かに歴史を変える作品を生み出した。けれどみんなは、騒ぎ過ぎだな」

「歴史なんていうのは、常に塗り替えていくものだろ? 俺たちが生まれた世界は狂っていたんだよ。何百年も変わらない毎日を過ごしていた」

「俺はまだ、止まるつもりはない。映画を作るのは、音楽を始めた時から描いていた夢だ。随分と遠回りをしてしまったな」

「ジョージは最高だな。彼に任せていれば間違いはない」

「あんなライブが出来るのは、俺たちだけだ。他の奴らには真似できない」

「今から映画の完成が楽しみだ。ジョージはまだ少し、撮影をしたいと言っている。俺にはまるで想像が出来ない。いったいどんな仕上がりになるんだろうな?」

「俺たちは最後まで転がり続ける。それ以外に、俺たちがこの世に生きていたという証を残す術はないんだ」


「特別な作品ではあるけど、この騒ぎは異常だな。どんなに偉そうなことを言っても、たかが音楽なんだ」

「俺は歴史には興味がないんだ。どうでもいいことだよ。俺が死んだら全てはパァーだ」

「映画を作りたいとキースが言った時、俺はとうとう気でも狂ったのかと感じたね。常識で考えてみろよ。映画なんて、再現するのさえ不可能と言われているんだぜ!」

「ジョージのアイディアには驚かされる。まぁ全てがその通りになるとは思えないがね。なんせ俺たちのリーダーはキースなんだからな」

「特別に感じるライブは今までにもいくつもあったさ。けれど今回のは、まるで次元が違う。特別という言葉では表現しきれない、驚きのライブだ」

「映画がどんな仕上がりになるのかはわからない。ただ、俺としては生で体験するのが一番だと思う。ジョージはライブ以外の映像も混ぜ込むつもりでいる。残念ながら俺にはまるでその先が想像できない」

「ジャジョーカの素晴らしさは昔となんら変わらない。最高のバンドだよ。驚いたのはクリープの方だ。素晴らしいほどに、つまらなかった。キースの歌がなければ、ライブが台無しになっていたな。ただ、彼らがいたからこそ、俺たちの凄さが浮き彫りになったのも事実だ」

「これからもまた、俺たちは繰り返す。新しいことをしているつもりになっているけど、結局は日々の繰り返しだ。作品を作ってはツアーに周る。時に休憩も挟むが、死ぬまでその繰り返しだ。キースには決して言えないけどな、少し飽きが来たのも事実だよ。もうすぐ五十年だ。仕方のない現実だ」


「みんなが騒ぐ理由がわからないんだ。素晴らしい作品ではあるけれど、あくまでも音楽だろ?」

「僕は特になにも感じていない。音楽を楽しんでいるだけだからね。キースの歌を聴きながらドラムを叩くのが好きなだけなんだ」

「映画にはまるで興味がない」

「僕にとってはいつも通りのライブだよ」

「キースがもう辞めたと言わない限り、僕は死ぬまでついていくよ」


「僕には信じられないんだ。歴史の一部に、僕も加わることが出来た」

「僕は毎日が楽しい。キースたちと一緒にいれば、当然だよ」

「映画なんてものが存在することすら知らなかった。キースはいつだってクールな発想をする」

「ゲストを呼んでのライブは、楽しいね。いつもと違う曲を演奏するのも楽しい。ジャジョーカとは僕も古い付き合いがあるんだ。とてもいいバンドだよ。彼女たちならきっと、新しい音楽を作り出せるさ。それが目標なら、絶対だね」

「クリープのことを聞くのかい? モノ真似には限界がある。もっと自分の色を出すべきだね。彼らはまだ若いんだ。いい素質を持っている。今回のことはいい勉強になったんじゃないかな?」

「ジョージの行動は奇妙だよ。ライブが終わったのにまだ、撮影を続けている。いったいなにを作り出そうとしているのかね。僕には少しの想像も出来ない」

「僕はとっくに人生に満足をしている。ライク・ア・ローリングストーンのメンバーになった時点で、先のことは考えてもいない。夢が叶ってからは、この幸せをいかに長く、いかに楽しみ続けるかが問題なんだ。この幸せを当たり前と感じるようになったらお終いだね。僕はまだ、楽しんでいる最中だよ」

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