インタビュー語録 ⑤ 2
「いいアイディアだと思う。死ぬ時はみんな一緒って訳だ」
「どうでもよかったよ。死ぬ覚悟なんてしたことはないけどな、いつ死んでも仕方がない。後悔する人生を送ってるつもりもないしな。死んだら死んだで、それまでだ」
「自殺を選ぶのは、人間だけだろ? 上等なこった」
「時代は変わる。その証明が出来て、嬉しいね」
「殺し合いが好きなわけはないだろ? キースの家族も死んでいる。俺の友達も、殺された」
「国になんて興味はないね。勝手にやっていればいい」
「宗教は、危険だ」
「暴力的な社会になっちまった。けれどこれが人間らしいのかもな」
「音楽には不思議な力がある。誰もが夢中になれるんだ。嫌なことを忘れられる」
「世界はそれほど変わっていない。街を歩くと感じるんだ」
「ただ少し、生きている実感がある」
「特別な作品ではあるな。けれど俺としては、自然な流れだよ。長い時間をかけたが、ようやくライク・ア・ローリングストーンの音楽を作り上げることが出来たってだけだ」
「俺たちはいつだって変わらない。今までの俺たちを見ればわかるだろ?」
「僕はあまり乗り気じゃないよ。夜中に演奏なんて、身体が動かないんじゃないかと心配だね」
「予言なんて、いい加減なものじゃないか。あんなもの信じている人がいるのかい?」
「会社が倒産するのはわかっていたけど、こういう結果になるとは思わなかった。無意味な争いを始めてしまった」
「若者の力は素晴らしいね。あのままの混乱が続いたら、世界は間違った方向に進んでいったと思うよ。だからといって、今が正しい道とも思わないけどね」
「父が宗教にはまってしまったよ。今度は僕が父を勘当する番なのかな?」
「僕らはいつだって、無宗教さ。強いていうなら、ビートルズ教かな?」
「戦争が悪いとは思えない。いいとも思えないけどね」
「理想を求めるのなら、なにかと戦わなければならないのは当然のことだよ」
「不思議なことがあるんだ。デビューして四十年以上が経つけど、いまだに僕たちのライブには人が集まる。どこの国に行っても変わらない。いったい世界には何人の人間がいるっていうんだい? 今までの観客動員数を調べてもらったんだ。世界の人口の十倍は超えているそうだよ」
「この世界は好きだよ。生まれた時からずっとね」
「作品の素晴らしさは、周りが勝手に判断をすればいいんじゃないかな? 僕にとっては、いつもと変わらない一枚だよ」
「この先もまたツアーが続くんだ。キースは死ぬまでライブを続けるつもりなんだろうね。もちろん僕も、それに付き合うつもりでいるよ」
「キースの発想には驚かされるよ。いつだってクレイジーだ」
「世界が終るなんて、あり得ないね。だってそうだろ? 僕たちのライブがあるんだ。そんなもったいないこと、誰がするっていうんだい?」
「自殺をするなんて、もったいないと思わないのかな? 楽しいことは、山ほどある。辛いことだって、楽しめばいいのにさ」
「どんな時代が来たって、僕には関係ないことだよ」
「会社が倒産をしても、国が出来ても、若い力が代等しても、結果は大して変わらないんじゃないのかい?」
「僕の世界はいつでも一つさ」
「僕にとっては、ミックこそが神だね」
「こんな時代にも自由に世界を飛び回れるのは幸せなことだよ。まぁ、飛行機の移動はちょっと、考えものだけどね」
「革命という言葉は、この作品のためにあるんじゃないかな?」
「僕たちがツアーを続ける限り、この世界は平和だよ」