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 全ては彼らから始まったんだよ。彼らがいなければ、俺はこの世界に生きていないからな。その点では感謝をしているよ。しかし決して負けてるとは思っちゃいなかった。俺はまだ現役だ。これから彼らを追い越していくはずだったんだ。しかしそれも、叶わぬ夢になってしまったみたいだな。彼らは伝説になってしまったんだ。

                               ――矢崎 永吉――


 友達ではあるけど、影響は受けてないよ。だってそうだろ? 俺たちは同じ年にデビューをしてるんだからな。遠く離れてもいたし、音楽的にもまるで違う。俺たちはもっと自由だよ。彼らと比べられるのは、正直不快だね。彼らもそう思っているはずだよ。俺たちはまるで違う道を歩いているんだ。目指す地点が違うんだよ。フェスで顔を合わすのも、正直不快だったんだ。俺たちと彼の音楽を同時に聞かせるなんて、贅沢にもほどがある。どっちか一方で観客も満足なはずなんだよ。

 まぁ、彼らの音楽を間近で聴くのは、悪くないね。彼らもそう感じているようだね。俺たちのライブをいつも、最後まで観て、楽しんでくれていた。

                       ――ノーウェア・マン 坂上 武――


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