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2ロリ


「……ん」


ゆっくりと目が覚める。俺は条件反射的に上半身を瞬時に起こす。が、腹部に大きな痛みを覚え、すぐに状態を倒す。


「いっ!!」


腹部に手を置くと包帯が巻かれていることがわかり、治療された痕があることがわかった。痛みにより、呼吸が速くなり、額から汗が流れる。腹部を触れた手を見ると、血がついていることに気がつく。腹部の包帯も見てみるとそこからじんわりと血がにじみ出ていることがわかった。それと同時にどうやらベッドに寝ていたこともわかった。そのとき、甘くやさしい声が聞こえてきた。


「もう…動いちゃだめですよ?」


この声が俺の耳に届いた瞬間、再び上半身を瞬時に上げる。そして痛みなど忘れ、また血がにじみ出ることなど気にする暇もなく、この声の主の姿を確認する。


枕元から少し離れたところの物置の上に電球ランプがおいてあり、その横では椅子に座ったロリがやさしく微笑んでいた。電球ランプはやさしい光を照らし出し、このロリの顔にそれを当てる。ロリはその電球ランプを手に持つと、立ち上がりこちらに近寄ってくる。


「く、く、くるな!!」


俺は叫んだ。ロリはこの声に少し驚いたか、ぴくっと動きを止めるが、今度は不敵な笑みを浮かべて俺に近寄る。


「ふ…ふふふ。ねぇ…私が…怖い???」

「ひぃ!?」


情けない声を上げる。ロリはこの声を聞き、ゾクゾクっと身震いし、さらに笑みを浮かべる。さながら、獲物を見つけたかのように…

そしてロリは俺のいるベッドによじ登り、電球ランプを置いて四つんばいでどんどん迫ってくる。俺はすぐに後ろに下がるが壁にぶつかり、ロリと対面する形をとってしまった。


「はぁはぁ…や、やめろ…はっ!じゅ、銃は!?」


腰に手を当てる。いつもなら腰のホルスターに常備されているピストルはなかった。違和感を覚え腰元を見ると驚いた。そもそも、俺はズボンすら履いてなかった。つまり下着一枚のみの姿であった。

そんな俺にロリはどんどん近づいてくる。ベッドは少し大きめであったがこれでは時間の問題だった。とにかく、何か抵抗しようと枕を手にとり投げつける。


「きゃ!………ふふふ。もう、これは正当防衛だから…ね♥」

「なっ…」


手に取った枕を後ろに投げ、すぐに俺の脚の間に入り込んでくる。そしてロリは舌をぺロリとし、抱きついてくる。そして俺の耳元まで顔を近づけてきた。不意に体がビクつく。


「はぁはぁ…♥おいしそぉ…えぁー…あむっ」


とろけるような声をささやかれたと思った次の瞬間、耳を食べられる。


「ひゃ!?な、なにをして…」

「うふふ…。かわにいぃ♥にゃあ、かんなのにょどうかにゃ?えぁ…ぺちゃぺちゃ…」

「が…」


ロリは舌を出し、耳の中を舐め始めた。ぺちゃぺちゃといういやらしい水音と、ざらざらとした舌による感触、はぁはぁと甘い吐息がすぐ耳元で聞こえ、小さな舌が耳奥まで入っていく感覚。


「や…やめ…」

「やめにゃーい♥」


恐怖と快感が交じり合う中、俺の頭は真っ白になっていく。腕はダラリと落ちるが手はピクピクと動き、足はピンッと伸びきる。目はどんどん上を向き、正気を失いつつある。体に力が入らなくなる俺を感じ取ったのか、ロリは一度耳から口を離し、俺を見る。


「あらあら…ふふふ♥大丈夫?いま…起こして、あ・げ・る♥」

「んがっ!?」


ロリは抱きつきながらゆっくりと足を俺の体に巻きつける。そして、体を俺の上に落とす。そこは腰の上であった。俺はその衝撃で気を取り戻す。


「きゃ!…♥」

「お、おりろ…」

「うふふ…なんでぇ?えい!」

「かはっ!!」


ロリは自分の腰を前後左右に揺らし始める。何かを基点として。


「ぐぁ…その姿、どうし…うぐ!」

「んん?どうしたの?別にあなたと同じ格好をしているだけよ?普通じゃない?ふふふ…♥」


そう、ロリは俺と同じ格好をしていた。先ほどまで気が動転し、また視界が暗かったため気にすることはなかったが、目が慣れてきたことでわかってしまった。


「えい、えい、えい!」

「あが…」


ロリの動きはどんどん早くなっていく。もう頭は働かない。この快感に身を任せることにした。

が、ふと頭が重くなる。視界がぼやける。腹部が熱い。ほとんど動かない手に液体が触れる感触を覚える。

視線を下に向け、手でその液体を触れる。べちゃっという感触とその熱さを感じ取り、俺はふっと意識が飛ぶ。


「え…ちょ、ちょっと!大丈夫?…嘘!?血がこんなに…だ、誰かぁ!!」

「あぁ?どうし…って何してんだお前!その格好!それにそいつは…」

「いいから早く救護班呼んで!!死んじゃう、死んじゃうって!!」

「あ、ああ。よくわかんねぇけど待ってろ!すぐ呼んでくる!!」


そんな会話を聞き、俺は完全に意識を失った…







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