出発
本当に遅くなってすいません。
最近忙しくて書いてる時間が無いんですよね。
魔王城前、僕たちは戦いの準備を整え出発を間近にしていた。
移動は竜車という馬車の馬が地竜になったものを使うみたいだ。
竜車はこの世界では王族や上位の貴族が馬よりも早い、なにより竜という高位の魔物を従えているということ権力の象徴になるため使っているらしい。
ちなみに荷物関係はほとんどを僕のアイテムボックスに入れてある。このアイテムボックス実は魔力量に比例して大きさが変わるので現在の魔力量がクロリアさんを超えている僕が使えばよほどのことがなければ入らなくなることはないと思う。
「皆、準備は整ったか?そろそろ出発するぞ!」
今回のメンバーは僕、クロリアさん、シノ、リリス、ディオシスに加え魔王軍を代表する魔法師のフリージアさんに来てもらった。
「私がフリージア・ベル・ヘルトニカですわ」
この挨拶で想像できるようにフリージアさんは典型的な令嬢キャラだった。髪も縦ロールなのだが金髪ではないことが惜しいところだと思う。
魔族の髪は白がベースになっていてそれぞれ個人で別の色のグラデーションがかかっている。
シノは赤、リリスは深紅、ディオシスは翠、フリージアさんは水色といった具合だ。
まあ、この世界の人間にも白地にグラデーションがかかっている人は沢山いるためそれだけでは判断出来ないし人間の街に行くときには魔族特有の闇魔法を使い周りに幻覚を見せているらしい。
何故僕やクロリアさんには効かないのかと聞くと強すぎるからと言われた。
これから僕達が行く竜の谷には下位種から上位種まで合わせて2000を超える竜が生息していて近くには竜人という人と竜を掛け合わせたような種族が住んでいるらしい。
竜人は竜の血が流れているため竜種には襲われず共存しているという。
竜種は魔物の中でも上位に入る種族のため準備は念入りに整えなければならない。下位の竜でもそのブレスを受けると並みの人間ならば一撃で確実に命を落としてしまう。
まあ、このメンバーならその心配も無さそうだけど。
メンバーの基礎能力だけではなく装備面でも一級品を揃えているため竜神本人が出て来たすりしない限りは大丈夫だと思う。
基本的に神を冠する種族は寿命が無くその肉体は神器または同じ神でなければ傷つけることは出来ないとクロリアさんが言っていた。つまり、現在の僕達には竜神や魔神を倒すことは不可能なのだ。
そして、その神器を手に入れることも今回竜の谷へ行く目的の一つになって入る。
「もう皆さん乗り込みましたよ仁さん」
「分かった、今行くよ!」
今回の戦いは神という僕達とは次元が違う存在だ。最悪死を覚悟しなければいけないと思う。
僕達には神と戦う力なんてないだから今は誰一人欠けずに大変だったななんて言いながら笑っている未来が来ることを願うしか無いんだ。
次回は主人公視点から一度離れます。
時間的には少し遡るかんじです。




