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閑話 モーバス一家の事情

 ルーセリスの母親に関する補填です。

 母親との再会の後、どんな話をしていたのかの内容になります。

 色々思うところはありましょうが、馬鹿話として読んでくださればと思います。

 河族と呼ばれる運搬業者であるゴザンはその日、いつもの如く他の河族と抗争の真っただ中にいた。

 元より血の気の多い男達が行う仕事であり、その作業員もとにかく喧嘩っ早いのが玉に瑕だが、少なくとも犯罪にまで手を出したことはない。

 表向きは船の運送を行う仕事だが、陸に上がれば安宿と賭場を開いて稼ぎを出す。しかしながらそうした仕事を快く思わない者達もいる。それが俗にマフィアと呼ばれる連中であった。

 マフィアは盗品や危険な薬物、或いは違法奴隷などを配下の河族に運搬させ、裏ルートで多額の稼ぎを出す連中だ。ゴザンはその喧嘩を真正面から買った。

 ゴザンからしてみれば勝手にシマに上がり込み、なんの挨拶もなしにいきなり『配下に加われ』と高圧な態度で威圧してきた連中だ。代々河族として生きてきた一家なので、とても受け入れることはできない。

 この辺りは河族【モーバス一家】の縄張りであり、『ろくでなしは認めるが、腐った事はしねぇ』が口癖のゴザンは、マフィアの拠点に配下の男達と共に殴り込んだ。

 若頭の男を袋叩きにし、全裸に剥いてからオーラス大河に投げ捨てたのだ。

 そこからが抗争の始まりで、今まで何度もマフィアの連中が刺客を送り込み、そのたびに返り討ちにしてきた。

【モーバス一家】は半端者だが、カタギに迷惑を掛けるようなクズには容赦しない。人攫いすら平気で行うようなマフィアとは相容れることがないのだ。


「まったく……こんなバカ騒ぎにアタシを巻き込むんじゃないよ! いい迷惑さね」

「すまねぇな、司祭の姐さん。だがよぉ、俺達はあの腐った連中をぶっ潰してぇのさ。カタギに手を出すような奴等は男じゃねぇ」

「ふん、その気概は買ってやるさね。だけど、随分と長く抗争が続いてるじゃないのさ。さっさと片をつけなよ!」

「敵わねぇな。まぁ、この馬鹿騒ぎも今日で終わるさ。野郎どもぉ、奴等の船に乗り込むぞ! 糞共は全員、河にでも投げ込んでやれぇ!!」

「「「「へいっ、親分!!」」」」


 女性司祭であるメルラーサとは賭場で知り合った仲である。

 司祭の癖して酒と博打に強く、大の男共を相手に一歩も引かない気風の良さをゴザンは気に入った。喧嘩もあったが今では気の合う飲み仲間であった。

 彼女を呼んだのもケガ人の治療をしてもらうためであり、そのためにかなりの数の良い酒を用意した。この司祭は金でなく酒で動くからだ。


「へっ! あいつら、随分とやる気じゃねぇか」

「たく、男共はみんな馬鹿さね。死人は出すんじゃないよ! いくらアタシでも死人は治せないからねぇ!」

「分かってますぜぇ、姐さん!」

「俺たちゃ、そんなヘマはしねぇさ。安心して見ていてくれやぁ!」

「陸のクズ共に、俺達の流儀を教えてやらぁ!」


 得物を片手に嬉々として船に乗り込んで行く男達。

 河族は表向き商人として認められているが、マフィアに与した時点で犯罪者となる。そうなれば敵対する河族も大義名分が成立し、叩き潰しても文句は言われない。

 そして、今戦っているマフィア側の河族も、元は対岸で商いをしていた連中であった。

 その裏にいるのは最近になって領主となったヨクブケーノ伯爵がいるらしいが、表立って動いている訳でないので潰したところで騒ぎにはならない。念のために裏も取ってある。


「死にさらせヤァ!!」

「ひぃ!? た、助けてくれぇ―――――っ!!」

「てめぇら、俺達のシマで散々暴れてくれたよなぁ? いまさら後悔しても遅いんだぜぇ?」

「オラオラァ! どうしたんだよぉ、随分と腰が引けてるぜぇ? この間までの威勢はどうしたんだぁ?」


 一方的な制圧戦であった。

 ゴザンもまた船に乗り込み、船倉のドアを叩き破って内部に侵入する。


「ち、ちくしょぉおおおおおおおっ!! 死ねぇ――――――っ!!」

「うるせぇ、邪魔すんじゃねぇぞ! 雑魚がぁ!!」


 奥から現れる船員達を殴り飛ばし、ゴザンは奥へと進んで行く。

 だが、奥に行くにつれて血臭が漂ってきた。それも、吐き気で咽返るほどの濃密さでだ。


『な、なんだ? 何が起きている……』


 ゴザンの目的は船倉の奥に逃げ込んだ対立する河族のボスだが、この血の臭いは異常である。

 

『こりゃぁ、急がねぇとマズいか? 誰かが奴らを皆殺しにしてやがる……』


 河族の矜持というか、受けた屈辱は倍返しがゴザンのモットーだ。

 落とし前をつけずに相手が叩き潰されては、しばらく夜も眠れなくなるほど悔しい。

 焦りを覚えながらも必死で船倉の奥へと走って行く。


『おいおい……どいつもこいつも一撃で殺されてやがるぞ。この馬鹿共、誰を敵に回したんだ?』


 血だまりで足を取られながらも、ゴザンはようやく船倉奥に辿り着いた。

 そこで彼が見たものは、全身を返り血で染めた白い翼をもつ女性であった。

 身に着けている着衣は襤褸だが、その光景は背筋が凍りつくほどに美しい。正に神話や聖書に出てくる断罪の天使の姿であった。

 片手に赤子を抱きしめているところから見ても、母娘なのだろう。


「た、助けてくれぇ、ゴザン! 何でもする、この女から俺を助けてくれぇ!!」

「……まだ、仲間がいたのですか? 仕方がありません。斬らせてもらいます」

「ま、待て、俺はそいつの仲間じゃねぇよ! むしろ始末する側だ!!」


 殴り飛ばしたい男がすでに追い詰められていた。

 しかも、船員は皆殺しにされていることから、この女性は途轍もなく手練れであることが分かる。敵に回してはならないほどのだ。


「おい、ニヤゲス。この姐さんに何をしたんだ? 化け物レベルの手練れだぞ?」

「そ、それは……」

「俺もてめぇを殺しに来たんだぜ? そんな相手に普通、助けを求めるか?」

「頼むぅ、死にたくねぇ!! 今までのことも詫びを入れる。だから……」


 二ヤゲスは必死で命乞いをしているが、助ける気にはなれない。

 それに、この女性の着衣から見ても、二ヤゲスが碌でもない真似をしたことだけは確かだろう。

 助ける気など全く起きない。

 

「悪いな。俺はシマを荒らされた落とし前をつけに来ただけだが、こっちの姐さんの方が深刻のようだ。俺は助ける気はねぇ」

「ひぃいっ!?」


 ゴザンはこの女性が抱きしめる赤子を見て、何となく事情を察した。

 ルーフェイル族をどこで捕らえたかは分からないが、おそらくは赤子を人質にして散々ゲスな真似をしたのだろう。だが、この女性は我が子を助けるために常に隙を窺っていた。

 女は強いというが、我が子のためなら鬼になるその気質に畏敬の念すら覚える。


「てめぇが仕出かした不始末だろ? ツケは自分で払うんだな。そこの姐さんよぉ、殺っちまってもいいぜ? これ以上、部外者の俺が踏み込むのは無粋だしな」

「ありがとうございます。では、御覚悟を……」


 振り降ろした剣が全く見えなかった。

 その一撃は二ヤゲスを頭から両断し、左右に分かれて床に転がる。


「……馬鹿な奴だ。ろくでなしにも曲げちゃなんねぇ矜持があろうに……。ところで、そこの姐さんはこれからどうするんだ?」

「……どうしましょうか。この子を助けるために今まで隙を窺っていたのですが、なすべきことがあっても路銀が……」

「ハァ~……ここで出会うのも何かの縁だろ。しばらくはウチで働いてみねぇか? 給料は出すぜ? 俺達の落とし前を代わりに果たしてくれた礼だと思ってくれや」

「よいのですか?」

「あぁ、ここで放り出したら男として最低だろ。俺もクズだが、矜持ってもんがあらぁな」


 こうしてゴザンは、ルーフェイル族の女性を招き入れた。

 話を聞いてみると、この女性の名はメイアというらしく、姓を訪ねても頑なに口を閉ざした。

 守ろうとした赤子は両親ともにルーフェイル族だというのに、なぜか人族として生を受けたらしい。そのせいであらぬ疑いを掛けられ、最後には追い出されたとのこと。

 酷い話もあったものだと思った。

「赤子には罪はねぇ」と言いながら、ゴザンはこの女性共々しばらく面倒を見ることにする。こう見えて人情味のある男なのであった。

 そして、しばらくの間平穏な日々が続いた。


 ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇


 メイアが【モーバス一家】に来て、ゴロツキの集まりである賭場は大きく様変わりをした。

 掃除すらまともにしない男衆はメイアの手伝いと称して掃除を始め、毎日同じ服を着ていた馬鹿も身嗜みに気を遣うようになる。

 それは良い傾向だと思うが、何よりもメイアのことを【姐さん】と呼ぶようになった。

 その大きな理由が――。


「メイアさん。今日仕入れた香辛料なのですが、どこに置きましょうか?」

「そうですね。棚にあるのはまだ残っていますし、奥に保管しておきましょう」


 ――ゴザンの息子である【サイム】が、一目惚れをしたようである。

 それ自体は何も問題はないのだが、大きな問題はセイムがこの一家を背負うに値しない小心者である事だった。

 性格は温厚で荒事が苦手。これでは河族の厳しい縄張り争いで生きてはいけないだろう。

 何よりもサイムは商人になりたがっており、才能もあったことだ。親としては息子の才能を伸ばしてやりたい。

 しかし、困った事にセイムは一人息子なのだ。商人として修業に出すとしても、この一家を任せられる者がいなくなってしまう。

 そしてゴザンは溜息を吐きながらある決断をした。


「なぁ、メイアさんよ。頼みてぇことがあるんだが……」

「頼みたいこと……ですか? 私にできることなら」


 少し気まずいながらも、ゴザンは重い口調で切り出す。


「サイムの馬鹿を商人としての修行に出してやりてぇんだが、あいつがいなくなるとウチの組が回らねぇ。んで、しばらくあいつの代わりを務めてくんねぇか?」

「私が……ですか?」

「あぁ、うちの馬鹿共は計算ができるヤツが少ねぇし、帳簿もまともにつけられねぇ。できるやつもいるんだがよぉ、考えるよりも体が動く連中だからな」

「わかりました。御恩あるゴザン殿の頼みとあれば、私も無碍にはできません。お引き受けいたします」

「えっ? マジでか!? いや、俺も無茶なことを言っているのは分かるんだが、本当に良いのか?」

「はい。しばらくの間でよろしければ、お引き受けいたします」


 こうして、【モーバス一家】の若頭が、メイアに代わった。

 だが、それからひと月して再び問題が発生する。潰した河族のバックにいたマフィアが再び姿を現したのだ。そして、当然ながら抗争へと発展していく。

 マフィアはその辺にいる盗賊などに金を渡し、【モーバス一家】に戦争を仕掛けてきた。

 今回ばかりは裏で動いている連中の姿が掴めず、状況は悪い方に向かってゆく。

 そして、メイアも決断が迫られることになる。


 この日、【モーバス一家】の賭場に、メルラーサ司祭が呼ばれていた。

 理由は激化していく抗争で、メイアの娘であるルーセリスの身も危なくなったのである。その一端が賭場に盗賊の侵入を許してしまったことにあった。

 万が一の事を考えると、この場にルーセリスを置いておくわけにはいかない。そしてメルラーサ司祭は孤児院の責任者でもあったからだ。


「本当に良いのかい? この抗争、想像以上に根が深いみたいだけどねぇ。長引くよ?」

「仕方がありません。このままでは、ルーセリスに危害が及ぶかもしれませんから……」

「あんたも難儀だねぇ。こんな馬鹿共の巣窟なんざ、潰れたところでまた生えてくるってのにさぁ」

「ひでぇな。まぁ、姐さんがそう言うのも分かるがよぉ。俺達の都合で母娘を引き離しちまうんだ。詫びるだけではすまねぇ……」

「わかってんなら、さっさとケリをつけちまいな! アタシは愚図が嫌いなんだよ!」


 メルラーサ司祭は怒っていた。

 孤児院で孤児達の面倒を見ている手前、こうした大人の都合で不幸になる子供達を多く見てきたからだ。そして身勝手な大人たちに憤りすら覚えるのである。


「わかってる……。できる限り早く始末をつけるさ。それまで、この子の面倒を頼むぜ?」

「まるで、自分の孫みたいに言うねぇ。そんなに大事かい?」

「あぁ……俺はろくでなしだが、ガキは可愛いもんだ。俺にとってもルーセリスは孫みてぇなもんだ。不幸にはさせたくねぇ」

「ふん! まったく、孫が欲しければ実の息子に頼みなよ! このヤクザもんがっ!」

「おうよ。落とし前は必ずつける。それが俺達【モーバス一家】だ」

「たく……。この子はしばらくアタシが預かるさね。できるだけ早く迎えに来てやりなよ。孤児になるガキ共なんて哀れなもんだからねぇ」


 こうしてルーセリスは孤児院に預けられた。抗争が収まり、また母娘で暮らせる時を願って――。

 だが、その願いは果たされる事はなかった。

 激化した抗争により、ゴザンは重傷を負い。その怪我が元で帰らぬ人となる。

 そのゴザンの後を引き継いだのが、メイアであった。

 毎日のように襲ってくる刺客を全て返り討ちにし、マフィアの元締めの居場所を突き止めて壊滅させるまで、約十四年の歳月が流れることとなる。

 その間、苦労しているメイアを支えたのが、駆け出しの商人となったサイムであった。

 二人は惹かれ合い、男女二人の子供を儲けることとなる。

『抗争中に何してんの!?』という疑問もあるだろうが、愛の炎に燃え上がった二人にはどうしようもなかった。

 そう、神の悪戯か、或いは悪魔の気まぐれか、お馴染みの【恋愛症候群】発症である。

 こうして、事態は更にややこしいことになっていく。 


 ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇


 そして、現在――。


「――なんて事があったのよ。お母さん、頑張ったんだから♪」

「「………」」


 ――ルーセリスとルセイは固まっていた。

『母親に会えて本当に良かった』と、とてもでは喜べない事態である。

 何しろ【モーバス一家】は河族の中でも有名な荒くれ共の集団である。一般人の信頼は厚いが下手な盗賊よりも悪名高い。

『嬉しくて言葉にできない』のではなく、『どう言葉にしてよいのか分からない』が正解であろう。

 メイアはルセイの母親でもあり、アトルム皇国では【剣姫】と呼ばれた最強クラスの剣士だったのだ。確かに世間知らずのお嬢様育ちだが、民族性なのか敵には容赦しない非情な面を持っている。

 ヘタレなルセイと違うところは、倒すと決めた相手は無言で情け容赦なく斬り捨てるところであろう。仮面がなければ人とまともに顔を合わせられない彼女とは違う。

 そして、メイアはルーセリス達と暮らせることを夢見て頑張った。いや、『頑張りすぎちゃった』が正しい。

 何をどう間違えたのか、この抗争で叩き潰した盗賊や河族を取り込み、かつての十倍の規模の組織を作り出してしまったのだ。

 分かっているだけでも構成員の人数は約三千五百名。広域暴力団である。メイアの地位を狙う馬鹿もおり、いまだ油断のできない事態は続いていた。

 中世レベルの異世界において、この人数を保有する組織など数は少ない。唯一【ヒュドラ】が存在していたが、どこぞの公爵の尽力により根元から完全に潰された。

 何不自由のない後宮で育ち、世間知らずのまま世に放り出され、世間の荒波に揉まれたメイアは既に雑草の如く逞しく成長していた。

 あまりにも濃い内容の話に、呆然とするルーセリス達の後方で一人の若い衆が飛び込んでくる。


「てぇへんだぁ、姐さん!! ジャギーの野郎が裏切りやがったっス!!」

「なんやて? ハァ~……二度も大目に見てあげたんに、また楯突いたんかえ? 動ける者を集めなはれや。三度目はあらへんえ」

「ヘイッ! 野郎どもぉ、殴り込みだぁ!! ジャギーの糞野郎に目にものみせてやれぇ!!」

「あのガキぃ、またやらかしやがったのかぁ!? 舐めやがって……」

「指をツメただけじゃ足りなかったか、クソガキにはお仕置きが必要だな」

「空いている船を出せぇ、カチコミに行くぞぉ!!」


 慌ただしく動き出す【モーバス一家】。

 カタギには優しいが同類には辛辣な義侠の男達が、楽しそうに凶悪な笑みを浮かべている。

 酒と博打に喧嘩が彼等の花道なのだ。

 

「ごめんなさいね? お母さん、これからお仕事にいかなくちゃならないみたい。今度ゆっくり話し合いましょうね?」

『『『仕事? これが仕事? どう見ても危ない人達なのでは? 粛正に行くんですよね!?』』』


 ゼロス、ルーセリス、ルセイは、なんと口にしてよいか分からない。

 理解の範疇を斜め方向に突き進んだ白翼のお母さんは、手の届かないところに飛んで行ってしまった。もはや戻れぬ任侠のスカイロードである。

 途方に暮れる三人の後ろで、メルラーサ司祭長が酒を注ぎながら『平和だねぇ~』と呟いていた。

 この司祭長にとって平和とは何であろうか? 甚だ疑問である。


 その後、殴り込みの準備を終え、極妻を乗せた船はゆっくりとオーラス大河を進んでいった。

 血生臭い風と共に。

 入れ替わりに今の旦那と話し合うことになるのだが、あんまりな話なのでほとんど何も覚えていなかったという。

 ただ、凄く良い人であるという認識だけが残るのだった。


恋愛症候群は酷い。結婚していようが、未婚だろうが問答無用で発症します。

メイアの場合、相性の良い夫から離れたため、数年でこの病に発症しやすくなってしまいました。

アトルム皇国の民族性は同族優遇政策に近く、少しでも不義の兆しがみられると容赦ない。

メイアも世間知らずが祟り、捕まったあと色々と酷い目に遭っています。詳しくは書けません。

恋愛症候群は救いなのか、或いはただの禍の種なのかは謎。イチャラブしていれば問題なんですがね。

ただ、そんな話を書いているとイラっと来ます。ラブコメ展開を書いているとつい壊したくなるんですよね。

 腐ってますか? 腐っていますね。すみません……


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