雪奈が語る「休日の日常」
最後は四女雪奈!
あ、まだまだ続きますけどっっ
休日の朝でも、わたしは朝7時までに起きるようにしている。休日でも家事をしてくれるみさきおねえちゃんを手伝いたいから。
でも、今日はみさきおねえちゃん、けんくんとデートなんだよね。じゃあ、いつもはおしゃれに縁遠いみさきおねえちゃんを、可愛くしてあげなくちゃ。
「おはよぉ~。」
「おはよ、雪奈。ごめんね、休日だっていうのにお昼はお弁当で。洗い物、ちゃんと胡桃にやってもらうのよ?」
みさきおねえちゃんは、いつでもわたしたち妹を考えていてくれてる。それが、長女の努めだって思ってる。でも、時には息抜きも必要だよね。本人は全く気付いてないけど、大好きなけんくんだけず~っと考えたって、いいんだよ?
「みさきおねえちゃん、くるみおねえちゃんはちゃんとやってくれるよ?ああやって憎まれ口みたいなの言ってるけど、ホントはわたしには優しいんだよ。」
みさきおねえちゃんは、少し笑った。
「わかってるよ。胡桃は、雪奈に何でも押しつけたりしないこと。我儘だけど本当は、優しい性格もちゃんと持ってるって。」
わたしも、笑えた。みさきおねえちゃんは、本当にわたし達のことを見ていてくれてる、最高のおねえちゃんだと思う。
すぐにひなたおねえちゃんが起きてきた。確か今日は、部活じゃなかったっけ…?
「陽向、いいの?もう7:30過ぎてるけど。」
「あ~、大丈夫。8:30までに学校に着いてればOKなの。この通り、ヨユーだろ?」
「陽向、部活の日にちゃんと起きれるなら、平日もちゃんと自力で起きなさい!!」
ひなたおねえちゃんは、部活が大好き。普段はわたしが起こさなきゃ起きないんだけど、部活だけの日は自分で起きてるんだよね。
あ、くるみおねえちゃんは、放って置くと11時くらいまで寝てるよ。
ひなたおねえちゃんが部活へ行って、すぐにみさきおねえちゃんも出かけて行った。そしたら、ちょっとしてお父さんがいきなり戻って来た。
お父さんは、家から数分のところにあるフランス料理店「ミシェル」のオーナーさん。フランス料理はすっごく上手なんだけど、その他の料理(例えば日本食とか)は、全然出来ないんだよね。
「雪奈、一人でお留守番か?父さんの店に来るか?」
「一人じゃないよ。上で寝てるけど、くるみおねえちゃんがいるよ。」
「そうか。じゃあ、大丈夫だな。父さん、忘れ物したんで戻って来たんだが…。」
お父さんは、がさごそ家を荒し始めた。
よし、今日は、みさきおねえちゃんの分もしっかり掃除、しようかな。