夏の夜
あぁ…暑い…夜なのに暑苦しい…
オレは友人の家にいる。今日は2人ともパンツ一丁だ。(変な関係はもっていない。)
オレたちはタバコをふかしながらオットセイのごとくダラダラしていた。今のオレたちはオットセイよりオットセイしているだろう。(笑)
しばらくオットセイしていると…
ダダダダダッダンッ!!
「とぉーーっ!」
いきなり友人が友人の部屋に飛び込んできた。
『勝手に人の家に上がり込んでくる非常識な野郎だ。』
自分の家でもないのに心の中でつぶやいているオレがいた。
ふと友人を見た時オレは街中を歩いていていきなりアントニオ猪木に背後から延髄蹴りを喰らったぐらいビックリした(笑)
友人は海パンにゴーグルをつけているではないかしかも水泳帽子までかぶってる…
た
「お前気でも狂ったのか?」
間違えた。こいつは元から気が狂っている。
た
「何してんだ?」
オレはもう一度質問をし直した。
テ
「たもつ!じゅん!プール行こうぜ!」
大体予想はついたよ。だってその格好してるもん…丁寧に水泳帽子までかぶってるもん…
じ
「いくぜぇー!ちょうど暑かったんだよ!ちょっと待ってて!」
行くんかーい!
しばらくしたらいつの間にか友人も友人と同じ格好してるし…
もちろんオレに拒否権などなく某高校のプールへ侵入した。
そこでオレは自分の海パンがないことに今更気づいた。
『今まで気づかなかったなんて…あいつらのバカウイルスがオレに感染しはじめている……ヤバい…』
そんな事を思いながらウイルスの元凶どもを見ると…
海パンぬいでるし……ゴーグルと水泳帽子はつけたまんまでプールにダイブしてるよ………
聞くところによると替えの服をもってないからだと…そんでもってビチョビチョで帰るのは自分たちのポリシーに反するからだと言う。
もうツッコミどころ満載だがあまりにも暑かったのでツッコミをしずにオレも全裸でプールへ飛び込んだ。
『冷たくて気持ちいい…』
オレはそう思いながらプールの真ん中あたりで浮いていた。
右横を見てみると友人がもの凄い速さでバタフライしながら泳いでるし…………(笑)
左横を見ると友人がちゃっかりシャンプーしてる……
もうどうにでもなれ!
かれこれ一時間くらいオレたちはプールで楽しんで友人の家に帰宅した。
それからオレたちは暑い夜はたまにプールへ行っている…
もちろんバカ2人はなぜか水泳帽子をかぶったままで全裸だ………(笑)
全裸で泳ぐのが一番気持ちいいらしい………お前ら気持ち悪っ!(笑)
オレはあの日以来は海パンを持ってきている。
夜のプールとても気持ち良いので読者の皆さんも体験してみて下さい。
やみつきになりますぜ!ダンナっ!(笑)