29-争乱の決着
王都西部、セドリック軍後方、攻城兵器群展開地帯。
サイノスは、投石器を操作していたセドリック軍の工作兵の腹から突剣を引き抜いた。
これで、投石器を操作していた工作兵は全員行動不能に陥った。投石器が岩弾を弾き出す事は二度とないだろう。
敵兵の血脂で濡れた愛剣に、動きを止めたサイノスはちらりと目を向けた。
戦闘が始まって以来、彼は百人以上の敵の腹部に愛剣を突き立ててきた。
腹部を狙ったのは、剣を少しでも保たせるためだ。頚や心臓といった弱点を狙う事もできたが、それらの場所には固い骨がある。剣が骨に当たって消耗するのを避けるため、柔らかい腹部を狙って突剣を繰り出してきたのである。
しかし、それももう限界のようだ。
十人ぐらいの敵の腹部に剣を突き刺してから以降、愛用の突剣の切れ味は敵の血脂で格段に落ちてしまった。
それでも百人以上を倒し得られたのは、彼の異能のなせる技だ。
多少の鋭さを失っても、「超速」の異能で加速した勢いで繰り出せば、人間の腹を突き破るのはわけはない。
だが、それも流石に無理になってきた。彼の愛剣は今、剣ではなく金属製の棍棒に近い有り様になっている。
少し勿体なさそうに愛剣に一瞥くれたサイノスは、あっさりと二振りの突剣をその場に放り捨てた。
代わりに、周囲に落ちていた短槍を二本拾い上げる。
二、三度振り回し、具合を確かめる。突剣とはさすがに勝手が違うが、扱えないほどでもなさそうだ。
そう判断した彼は、改めて戦場へと視線を向けた。
途端、彼の目に戦場を走り抜ける紫電が写る。
思わず、溜め息を零すサイノス。
正直に言えば、戦闘に入った時に逃げようと思ったのだ。
適当に敵を倒し、どさくさに紛れて逃走する。彼の異能を以てすれば、それは容易い事だった。
そもそも、一万人の敵に三人で挑もうというのが間違いなのだ。そんなもの子供でも判る。
近衛に取り立ててもらえるという事に後ろ髪を引かれたが、それでもここで死ぬよりはましだろう。
しかし。
その思いは彼の異能を目の当たりにした瞬間、朝日を浴びた霧のように消え失せた。
雷光が迸る度、数十人の敵が吹き飛ばされる。
紫電が走る度、数十人の兵が空へと舞い上がる。
その光景を見た瞬間、彼の中から逃亡という選択はなくなった。
代わりに沸き上がったのは、彼に対する興味。
その立場に相応しくもなく、彼は飄々と他人と触れ合う。それは時に相手の立場さえも無視して。
そんな彼の性格に。彼の異能に。彼の強さに。そして何より、彼のあの悪戯小僧のような笑みに。
サイノスは限りなく興味を掻き立てられたのだ。
幸い、彼は自分を近衛に取り立てると約束してくれた。ならば、今後は彼の傍でずっと彼のとんでもない行動を見続けていられるだろう。
その事が楽しく思えて、サイノスは一人にやりと笑みを浮かべる。
そしてそれは、サイノス・キャバリエがユイシーク・アーザミルド・カノルドスに対して、忠誠心を抱き始めた最初のきっかけであった。
二十人以上の敵兵が、一斉にユイシークへと襲いかかる。
彼らの表情は必死だった。いや、いっそ泣きそうだと表現してもいい。とても、二十人以上で一人に襲いかかる者が浮かべる表情ではない。
対して、襲いかかられるユイシークの方は、涼しげな笑みを浮かべている。
そのユイシークの右手から紫紺の光が迸る。
迸った光は一〇メートルほど伸び、消える事なくそのまま空間に残る。
ユイシークは右手に造り出した「雷の剣」を、そのまま真横に右から左へと振るう。
もちろん、対象は自分へと殺到する敵兵である。
結果、彼へと走り寄る兵士たちは横薙ぎに振るわれた雷に打たれ、ばたばたとその場に倒れ伏す。
それを見届けたユイシークは、次の敵を求めて戦場を見回す。
だが。
「あれ?」
気づけば、襲いかかって来る敵はもういなかった。どうやら敵軍は敗北を悟って逃走し始めたようだ。
指揮官が撤退を命じたのか、それとも単に命惜しさに逃亡を選んだのか。その辺りは不明だが、ともかく敵は戦い続けるよりも逃げることを選んだらしい。
逃げて行く敵兵を、ユイシークはじっと見詰める。
逃げていく敵の数はざっと二千ほどだろうか。ユイシークは敵兵の背中に追撃の紫電を打ち込もうと考えるも、結局そうはしなかった。
何となく馬鹿らしくなったという面もあるが、最大の理由は彼も疲労していたからだ。
たった三人で実質八千人の敵を打ち倒したのだ。彼も相当疲労していた。
「いや、出鱈目もいいとこですねぇ」
その声にユイシークが振り向けば、ジェイクとサイノスが連れ立って近づいて来るところだった。
二人の身体は半分以上真っ赤に染まっている。もちろん、それは自身の血ではなく全て返り血だ。
「まさか、たったの三人で本当に一万の敵に勝っちまうとは……開いた口が塞がりませんぜ」
「おう、おまえらも無事で何より。ところで怪我はないか? あったら治療するぞ?」
「大丈夫だ。掠り傷程度しかねぇよ」
ユイシークは二人の健闘を称え、順に拳をぶつけ合った。
途端、城壁の上から沸き上がる歓声。
ユイシークの名に混じり、ジェイクの名前も連呼される。
尤も、さすがにサイノスの名前が呼ばれる事はなく、国王と近衛隊長と共にいるのは誰だと兵たちの間で様々な憶測が飛び交っていた。
「ところで、東と南はどうなった?」
「うーん……少なくとも喧噪は聞こえてこねぇし、王都に敵が入り込んだ様子もねぇからリョウトとバロステロスが敵軍を撃破したンだと思うが……おい、サイノス。おまえ、ひとっ走り行って見てこい」
「ええええっ!? 無茶言わないでくださいよ、隊長! 俺の異能は長距離の移動は不向きなんですぜ?」
なンだよ、使えねぇなぁ、とぼやいたジェイの視界に黒く巨大なものが入り込む。
それは悠然と空を舞い、ゆっくりと彼らの方へと近付いて来るようだ。
「お、バロステロスだ」
「本当だ。ん? リョウトたちもバロステロスと一緒のようだぞ」
ジェイクの言葉にユイシークたちも空を見上げれば、迫る黒竜の背中に人影が見える。
巨大な黒い竜は彼らの頭上まで達すると、数度旋回した後にゆっくりとその巨体を降下させていった。
「南の戦いは勝利しました。敵味方とも、被害は最小限に抑えられたと思います」
「ご苦労。それより大丈夫か? 顔色が真っ青だぞ?」
「ありがとうございます。確かに疲労はしていますが、倒れるほどではありません」
リョウトとルベッタの二人はバロステロスの背中から飛び降りると、そのままユイシークへ戦況の報告を行う。
捕らえた捕虜を収容したり、戦後の様々な処理を行っていたリョウトたちの元へ、バロステロスはその口に縛られた人間を一人、ぷらんと咥えてやって来た。
リョウトたちにも見覚えのあるその人物。どうしてバロステロスが咥えているのか。また、どうして彼は縛られているのか。
疑問は尽きないものの、それよりも今はユイシークへ戦況を報告する事を優先したリョウトは、その人物を戒めていた縄だけを切り、気を失っているらしい彼とルベッタと共に、バロステロスの背中に乗ってこの王都西方まで来たのだった。
ちなみに気を失ったままのその人物は現在、ルベッタが右手の傷に応急的な処置を施している。
「で、東はどうなった?」
「我が直接手を下すまでもない。連中は自滅しおったよ」
巨大な黒竜が、人間臭く目を細めて口角を釣り上げた。
それに応えて、ユイシークも同じように口角を曲げて見せる。
「それで、今回の騒動の首謀者であるセドリック・エーブルはどうした?」
「あ奴ならば我が討った。骸は残っておらん。こう、この手で──」
黒竜は右の前肢をぐりぐりと地面にこすり付ける。それだけで地面にちょっとした穴が穿たれたが、それについては誰も何も言わなかった。
そして、セドリック・エーブルの末路を誰もが理解する。
「そうか」
黒竜の言葉に短く答えたユイシークは、戦闘が始まる前に地面へと突き刺した王家の旗へと近づく。
その旗は、戦闘前と同じくしっかりとそこに立ち、一切汚れることもなく風にゆっくりと靡いていた。
ユイシークはその旗を引き抜くと、高々とそれを空へと掲げる。
「ユイシーク・アーザミルド・カノルドスの名の元に宣言するっ!! この戦、我らの勝利であるっ!! 勇敢なる王国の精兵たちよっ!! 勝鬨を上げよっ!!」
その宣言に合わせて、城壁の上から盛大な歓声が沸き上がった。
彼らは自分たちの勝利を称え、生き残れた事を喜んで近くの同僚と肩を抱き合わせる。
そして、王家の旗を掲げる、偉大なる王の名を連呼する。
──ユイシーク・アーザミルド・カノルドス。
「今回の戦、この者の協力がなければ我らの勝利はあり得なかったであろう! この者こそ、此度の争乱の最大の功労者である!」
王がその名を告げた。
かつて、最悪の厄災と呼ばれた黒竜をも従えた新たな英雄、「魔獣使い」のその名前を。
──リョウト・グララン。
強大な異能を持った二人の英雄の名前が、何度も王都の郊外の平原に木霊する。
そしてそれは、王国の全てをその手で掴もうとした、一人の貴族が起こした争乱が終焉を迎えた時でもあった。
彼が目を覚ました時、数人の人間が自分を覗き込んでいた。
見知っている顔もあれば、見知らぬ顔もある。
どうして彼らが自分を覗き込んでいるのか? 彼は疑問に思いながらも身体を起こした。
「大丈夫か? 右手の傷は取り敢えず塞いでおいたが、他に痛むところはあるか?」
見覚えのない、明るい茶髪に黒い瞳の男性が声をかけてきた。
言葉だけ聞けば自分の事を心配していそうだが、その顔に浮かんだ悪戯小僧のような笑みが、彼の警戒心を呼び覚ます。
辺りを見回せば、ここは王都の外らしい。王都を取り囲む城壁がすぐ近くに見えた。
そして、周囲に横たわるいくつもの兵士らしき屍と、それを無言で片付けている王国の兵士らしき者たち。
それらの状況から、彼はここが合戦後の戦場らしいと判断した。
「……むぅ……貴様は誰だ? どうして、俺はこんなところで……」
彼がそう尋ねた時、不意に誰かが後ろ頭をを殴りつけた。
げいん、という音と衝撃に、彼は反射的に背後に振り返る。
「る、ルベッタっ!? 突然何をするっ!?」
「何をする、じゃないだろう、リークス。おまえ、このお方をどなたと心得る?」
ルベッタがそう言って指し示したのは、もちろん、先程の明るい茶髪の男だ。だが、そう言うルベッタの顔には、茶髪の男にも負けないほど悪戯っぽい笑みが浮かんでいた。
「このお方こそ、我らがカノルドス王国国王、ユイシーク・アーザミルド・カノルドス陛下だ。口の聞き方に気をつけろ。さもないと、その首と胴体が別れ別れになるぞ?」
国王。その一言を聞き、彼──リークスは飛び上がらんばかりに驚いた。
普段の行動がアレな彼だが、一般的な常識までないわけではない。目の前に雲上人たる国王がいると知った彼は、急いで立ち上がって改めて跪いた。
「も、申し訳ありませんっ!! まさか、国王陛下とはつゆ知らず……」
「ああ、いい。気にすんな。今は戦が終わって一息ついているところだ。周りには俺たちしかいないし、立ってくれていいぞ」
「は、はあ……」
些か納得いかないといった面持ちで、言われた通りにリークスは立ち上がる。
そして、彼は改めて気づいた。彼の背後に踞っていた山の如き黒い巨体に。
「………き、貴様は……っ!?」
「然様。我が名はバロステロス。お主たち人間が、かつて暗黒竜と呼びしものだ」
唸るような響きを含んだその声に、リークスは思わずその場で尻餅をついた。
「ば……バロステロス……そ、そうか……俺はあの男に右手に短剣を突き立てられ……貴様を解放してしまったのかっ!?」
右手の痣を左手で押さえ込み、いつものように芝居がかった仕草で踞って悶えるリークス。
そんな彼の姿を傍らに立つユイシークは、新しい玩具を見つけた子供のような表情で黙って見詰めている。
そしてリークスはやおら立ち上がり、びしっと右手の人差し指をバロステロスに突きつけた。
「解放してしまった以上、この俺が命に代えても貴様を再び封印してやる。覚悟するがいい、暗黒竜よ!」
槍を構えようとして、リークスは愛用の得物がないことに気づく。ばつが悪そうに自分の手と目の前の黒竜の顔を交互に見比べると、戦場に槍が落ちているの目敏く見つけてすたたたっと駆け寄り、それを拾い上げて黒竜へと向けて構えた。
「まあ、待て、リークスとやら」
だが、そんな彼をユイシークが押し止めた。さすがのリークスも、国王その人に止められてはそのまま黒竜に飛びかかるわけにもいかない。
「な、なぜですか、国王様。こいつは邪竜バロステロス! 放置しておけば、王国に災いをもたらします!」
「その必要はない。こいつはもう邪悪な暗黒竜ではないからだ」
「は……はあ?」
相変わらず悪戯小僧のような笑みを浮かべるユイシークと、逆に不審そうな顔のリークス。
傍らのリョウトとサイノスは苦笑を浮かべながら、ルベッタとジェイクはユイシークと同じようなにやにやした笑みを浮かべながらじっと二人のやり取りを見詰めている。
「おまえが長年封印してきた事で、この黒竜は改心したのだ」
「な、なんですとっ!?」
大袈裟な仕草で驚くリークス。
そして、ルベッタとジェイクが我慢ならないといった様子で、彼らに背中を向けて小さく吹き出した。
「おまえという存在の中で、邪竜は浄化されて暗黒竜ではなくなったのだ」
「で……では……では、俺は師であるガラン・グラランから託された使命を果たしていたのですねっ!?」
「如何にも。バロステロスはおまえという高潔な魂に触れ、その心の奥底から改心して善良な竜となったのだ!」
鷹揚に頷くユイシーク。そして、自分が師の期待を裏切っていなかったと知ったリークスは、その場に再び踞って滂沱の涙を流した。
ユイシークは足元に踞って男泣きするリークスから、視線をリョウトたちへと向けた。相変わらず、悪戯小僧のような笑みを貼り付けたまま。
そして、その口が小さく動き、彼の狙いをリョウトたちへと告げた。
──そういう事にしておこう。その方がおもしろそうだ。
その後、リークスからどうして彼がここにいたのかをリョウトたちは聞き出した。
何者かに襲われて拉致された事。そして、どこかの貴族のような男にバロステロスの封印の事を聞かれて、その後に右手に短剣を突き刺された事。
それらの事を聞き出したリョウトやユイシークたちは、セドリック・エーブルが盛大な勘違いをしていた事を悟った。
そして同時に、リークスが結果的に果たした役割も、また。
「何て言うか……こういう事ってあるんだなぁ……」
呆れたようにユイシークが呟く。それは彼だけに留まらず、その場にいる全員の心境だった。
「しっかし、妄想だけで一万の軍を足止めするたぁなぁ……偶然に偶然が重なり、その上にまた偶然が重なったような奇跡だが……」
ジェイクもまた、呆れたように肩を竦めた。
結果だけを見れば、この件はセドリックの自爆に他ならない。
だが、その自爆を自爆へと招いたのは、間違いなくリークスの妄想であり妄言だ。その事に、ユイシークは大いに興味を引かれていた。
今回の争乱で、表立った一番の功労者はリョウトに間違いない。だが、このリークスという男は、陰ながらも立派に功績を上げている。その功績はリョウトのように大っぴらに発表できるものではないが、それでもリークスの成し遂げたことは大きい。
「……おもしろい奴だな。このままただの魔獣狩りにしておくのは惜しい」
ユイシークがそう零すと、ジェイクはまた始まったとばかりに天を仰ぐ。また悪い癖が始まった。ジェイクの仕草は無言でそれを告げている。
そんなジェイクの苦悩など一切無視して、ユイシークはリョウトへと向き直った。
「ところで、おまえたちはこれからどうする? 俺たちはさすがに疲れたから、城からの迎えの馬車を待つが?」
良ければ乗せていくぞ、とユイシークは続けた。
ユイシークは戦闘終了後、リョウトの魔獣たちやリークスの傷を癒しており、戦闘中に酷使した「雷」の異能も含めて、まさに疲労困憊という状態である。
先程、手近にいた兵士に城へと使いを頼み、迎えの馬車を寄越すよう言いつけたところであった。
「いえ、申し訳ありませんが、僕たちはアリシアを待ちます」
「アリシア? そういや、姿を見ないが……彼女はどうした?」
「……あいつなら、自分に決着をつけに行ったよ、キルガス伯爵」
不思議そうに周囲を見回していたジェイクに、ルベッタがアリシア不在の理由を告げた。
「……なるほどね」
その理由を聞き、納得したように頷くジェイク。
だが、サイノスは不審そうに首を傾げていた。
「どうした、サイノス?」
ルベッタが声をかけると、彼はやっぱり不思議そうに口を開いた。
「あのですね。『アリシア』って誰ですかい? それに、どうしてサフィの姐御が『ルベッタ』って呼ばれているんで? そういや、エメリィの姐御の姿がありませんが、まさかあの姐御に限って敵にやられたなんてことはねえですよね?」
ルベッタを除く一同は、ぽかんとした表情でサイノスの話を聞いていた。
そして、唯一の例外であるルベッタは、ぽんと一つ手を打ち合わせた。
「そういや、おまえにはまだ、俺たちの本当の名前を知らせていなかったか」
ルベッタのその一言に、今度はサイノスがぽかんとした表情を浮かべる番だった。
『魔獣使い』更新しました。
今回でもって、一連のセドリック・エーブルの起こした争乱は終結しました。
後は、蛇足的ながらとある女性の個人的な決着を残すのみとなります。
その女性の決着をつけた後に、『辺境令嬢』と合わせてエンディングとなります。
自分の頭の中では、エンディングまであと三話といったところですが……実際に書くとどうなるか(笑)。
話は変わりますが、「ファンタジー小説大賞」が終わりました。
当『魔獣使い』の最終的な順位は、最後に確認した時点では36位でした。総応募数が800以上だったので、それを考えると大健闘だったと言えるのではないでしょうか。
期間中、閲覧や投票などで様々な支援をいただきまして、本当にありがとうございました。
次回もよろしくお願いします。