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「ちょっと待って」「好きにすればいい」

「ちょっと待って」


女子高生[山本麻耶]と一日を過ごし、いざ別れる時になり呼び止められた。


「今日は一日ありがとう」


照れているのか上目遣いに彼女は言った。


「俺も一日楽しかったよ。ちょっと背中が痛むけど・・・ゲフフン」


叩かれる事で新たな喜びに目覚めたわけじゃないが、

いつのまにか彼女をからかう事が楽しくなっていた。

結局、彼女がどんな想いで今日俺を誘ったか、彼女の口から聞くことはなかった。


「・・・」


今の一言が気に障ったのか、また背中に重い一発貰い、彼女は去っていった---やれやれ。


「好きにすればいい」



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