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「あらあら」「あらら」
「あらあら」
社長と秋山組長の昔話に華が咲いた様で、俺は今空気の扱いを受けている。
どうも皆さんお久しぶり、[モーリー]こと[雨森弥太郎]です。
「あらあらじゃねぇよ、結局あの時のビルが全焼したの覚えてないのか?」
「なに、よくあることだからな」
「ないぞ・・・」
話の内容を要約すると、今の【独裁社】の地位があるのは社長による粉塵爆発のためらしい。
「まぁ、命があったんだからいいじゃないか」
「お前にはたまげるか呆れるかしかないな」
のれんに腕押しを繰り返して疲れ果てた様な雰囲気を組長から感じる。
俺もその気持がよく分かる一人だ・・・。
「ところで今回の仕事の件だが、どうだ・・・やってくれるか?」
「悩むところだ」
「あらら」
次回に続く・・・てか俺の台詞なくね!?(`△`;)




