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「どけッ!」「もったいないッ!」

「どけッ!」


私の時給宣言を受けた秋山は何を思ったか前線をさらに押し込める様に、

敵が篭る部屋に向けて単身で走り出していた。


「おい・・・組長が・・・」

「ッ!?馬鹿野郎ッ!!さっさと組長の前に出て弾除けになるかしにいくぞ!!」

「ヘぃ!!」


組長が先陣を斬って行くとなれば、恐怖心より何か義務的な心情が沸いて来るのか、

及び腰だった秋山の部下たちは我先にとバリケードを乗り越えて走り出した。


「馬鹿な奴らよ」


もともと仕事を無理やり取り付けた私だ、報酬を無理やり奪う事も可能なのを

先ほどの時給宣言で秋山は悟ったのだろう。

時給制という条件を出された今、秋山の頭の中は持久戦を拒んでいるのだ。

先陣を斬る秋山は雄叫びを叫びながら、時折本音を漏らしている。


「もったいないッ!」






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