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4/5

まだまだ終わらない


「でけぇ~~~」

先輩幼女に全財産を使い込まれてしまったので、先輩の家に地球が終わるまでの二ヶ月住まわせてもらうことになった。


「なんで大きな陰部見た時みたいな反応してるの?」

「してませんけど」

地球を破壊する爆弾を作れるほどの天才なのに、他の感性は少しおかしいように感じる

いや、そもそも地球を破壊する人間はまともだろうか?


「上がって上がって何かしらある家だけど」

「何があるんですか。怖いんですけど」


少し警戒しながら。靴を脱ぐ。

玄関まで庭園の一部となっており、ここまでの道筋だけでそれはもう豪華な花畑だった。

誰が管理しているのだろう?


「えっと親御さんはご在宅かな?」

「先生ですか?」

友達の家に遊びに行く経験が無さすぎて大人びた問いかけをしてしまった


「親はいないよ~」

「二ヶ月ぐらいここに居る予定なんだけどそれはまだ帰ってきてないってこと?」

「いや、ずっといないよ~」

「なんかこわいよ~」

なんかこわい。


「とりあえず君の部屋を用意しようこっち来て」

二階に上がる階段を小動物のようにスタタと登りつつ手招きしてくる


ついていくと暗い部屋に通された。


電気のボタンがないか壁際を触っていると

急に背中をドン!と押され地面に叩きつけられる。

思いっきり鼻を強打したので鼻血が流れる


防犯用のマットだろうか?粘着質のマットが体前面に張り付いて身動きが取れない。

カチャカチャと金属音がして手首に冷たい感触が当たる。


「ごめんねー。手錠をかける手段があんまり思いつかなくてさ」

手錠をかけるためにこのマットに叩きつけたのか_


「今ねばねばとるね~」

彼女の小さな手で顔についた粘着質のねばねばが剝がされてイテテテテ

「いたたたたた」


「ごめんごめん。はい!OK!」

本当にOKだろうか?


「憮然とした顔だね?粘着マットはちゃんと取れたから問題ないよ?」

「問題アルヨ」ガチャガチャと後ろ手に拘束された手錠を鳴らす

あと血。今も流れる鼻血が少し散ってしまっている。


「ええと、拷問とかされるのかな?」

地球を終わらせる。だから何をしてもよい。その考え方に理解は示すが、

自分に向かう暴力の可能性を考えていなかった。


迂闊_

血と自由の利かない腕にかけられた手錠の冷たい感覚が

未来の惨状を予測しているようで氷を差し込まれたような感覚が背を伝う。


「拷問?」

小首を傾げ背の低い先輩は疑問のジェスチャーを呈した後、俺の肩を押し倒し

口づけをした。


「たしかに拷問かもしれないね」

俺の顔に流れる血をペロペロ舐めながら先輩はにっこり笑う


「人生で一回ぐらいロマンスを経験したいじゃない?」

「ロマンスというか、バイオレンスを感じるんだけど」

「だって嫌って言われたら嫌だし。強制的に同意をもらわないと」

「期限が2ヶ月しかないしね」

「そうだよ~」


ははははは

2人して笑う。


色々な事が同時に起きすぎて複雑な心境。疲れた。もう寝たい。



「で」

拷問の恐怖から解放され安堵のまま眠りにつこうとしている俺の顔をガシっと掴む先輩

「寝ないで。好きです付き合ってください」

「あ、はい。僕も好きです。よろしくお願いします」


正直自分が先輩を好きだったのかどうかも良くわからないけど、これは本心のように思えた。

どうかな。手錠掛けられてるけど。

でも童顔低身長カワイイ女の子は好きかもしれない。


その後1時間ほどペロンペロン舐められた後解放された。

口の中の唾液が先輩のなのか自分のなのかもはやわからない


顔を伝う血もごくごく飲んでたけどこの人俺のこと好きすぎじゃないだろうか?

いや、思春期男子特有の勘違いかもしれない。血ぐらい皆飲むのかも。


「じゃあ、お部屋紹介を続けるね!」


「お、おねがいしまーす」

一度に色々起こりすぎて精神の疲れを感じる。

手錠を揺らしながら低身長先輩のお話を聞く


とはいえ、基本的に普通の部屋だった。

部屋の中にお風呂もあってハイソなお宅の格を見せつけられたぐらいである。


「そして最後にこれがダブルベッド!

最高級なんとか布団のなんとかスプリング!」

ロリ先輩が飛んで片側に着地する。ボフッてなってる。


「おぉー寝心地良さそう」

「ダブル!ダブルベッドだよ!

2人で愛を育むにはちょうどいい大きさじゃない?」


「うん?うん。そうかもしれないね」


「しかもこの屋敷のベッドはこれ1つしかないの」

「そんなことある?」

「全部破棄しちゃったから、毎日このベッドで一緒に寝るしかないんだ」

そっかぁ。




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チュンチュン

雀の鳴き声で朝起きると赤い高級な布団に素晴らしいスプリングのベッド

固く冷たく尖った痛みを与える手錠によって★4つの目覚め。


隣には裸のロリ先輩。自分も裸だ。


朝チュンというアレだろうか。


当然のように起きている先輩が抱きつき体を密着させる

朝立ちしているアレが当たって


「ふふ、元気だね」

いやこれは生理現象で、興奮しているわけではなく

昨日酷使したアレを今入れると壊れ...あー!


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