反爆の使い道
冷静に考えるとイカれているとしかいいようがない。
反物質生成装置と、反爆の設計図をこの幼女はピラピラさせているのか
「ピラピラ~」
「で、どうするんですか?」
まるでそう尋ねられるのが予定調和だったように、得意げにノートPCを回す
「こうしました」
~君の手で世界を終わらせよう!反物質原子爆弾クラウドファンディング~
※論文付
「...つまり、これで資金を集めて反爆作って」
「ドーン!」
幼女が満面の笑みで両手を広げる
「なるほど。意図はわかりました。では目標達成まで頑張りましょうか
俺はこの資金集めを成功させればいいんですね?」
「うん、頑張ってページ作ったし論文も掲載したけどまだ1%ぐらいしか達成できていないんだ
サクラで私が突っ込んだ1000万円だけだね」
「一般的にそれは0%っていいますね?ていうか10億円で作れるんですか反爆」
「リーズナブルだろう?私の天才が故の所業だね」
誇らしげに無い胸を張る。本当に無いな。
「わかりました。マーケティングは俺の専門分野なんで任せてください。」
~1週間後~
「どうだぁ~~~~い進捗は~~~~」
机に寝そべりながらだらしない服装で聞いてくる幼女。
もはや自宅のようにくつろいでいる。制服も着てないし
「パンツ見えてますよ」
ピンクと白のストライプパンツを見せつけるように足をばたつかせている
「世界が終わるのにそんなことを気にするなんて男の子だね
で?クラファンは上手くいってるの?」
「こちら見てください!」
パソコンを幼女の方に向ける
「あらゆるSNS、動画共有サイト、web広告、コンピューターウイルスその他諸々考え得る全てのマーケティングを駆使し」
「駆使し?」
「3%を達成しました!」
「馬鹿!」
手に持ったハリセンで顔を叩かれる
「いや、3000万ですよ1週間で。頑張った方ですよ」
「そのうち1000万は私のだから2000万じゃん」
「埒が明かなかったのでセキュリティの甘い富裕層の仮想通貨をクラックして10億取ってきました」
「よ~しよくやった!よしよしよしよし」
机に寝そべる幼女に髪をくしゃくしゃされる。
突然幼女が右手を掴み自身の下半身に誘導する
布越しに暖かな感触が...
「ちょ、なにやってるんですか」
「いやご褒美に触らせてあげようかなと」
「そんな!いやでも10億貢ぐわけだしなぁ...
うーん。じゃあお言葉に甘えて」
しばらくパンツ越しの感触を揉みしだいだ後に作業に戻る
パンツ越しに揉んでいる間
「変態!」「なんでそんな凛々しい顔でそんなことできるの!?」「もう終わり...終わりだから!」
先輩はいい反応をしていた。
ふと、右手を嗅ぐ
「やめろ!」
全力でハリセンで叩かれてしまった
酸っぱい匂いがした気がする