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ロボットだから

作者: 雨宮雨霧

一台のロボット

感情なんてない

君と出会うまでは


感情がないからって

たくさん罵声を浴びて

ロボットだからって

たくさん傷つけられた


仕方がなかった

僕はロボットだから

涙なんて流さない

痛みだってない

なのに、なんで

どこかがエラーを起こすんだろう


僕の前に現れた

今にも崩れそうな人

ロボットだからって

傷つけることもせず


君は隣で話した

君はロボットだけど

涙を流したって

痛みがあったって

いいよ、いいんだ

エラーを起こすくらいなら


僕の隣で傘差す

今にも消えそうな人

ロボットだもん

濡れたらダメだから


君は隣で眠る

僕に傘を向けながら

濡れていないのに

壊れていないのに

あぁ、あぁ

エラーじゃないなにかが


一台のロボット

感情を知ったんだ

君と出会ったから

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