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『蛹』~さなぎ~  作者: 木尾方
3/27

三月 ①

三月二十日 春の彼岸 南関東では、もうじき桜が見頃を迎える。。





首都圏から電車で三十分ほどにある川沿いの住宅地

その住宅地の最寄り駅 Jr越川線 おうぎ駅から西に十数分歩くと、川を渡る長い橋梁きょうりょうや鉄道橋がある河川敷にでる。

天気が良く空気が清んでいると、富士山や、都心、秩父連山、遠くに群馬、栃木の山々、筑波山つくばさんとパノラマの景色が一望できる。

町には、これといって何もないが住むには、ほどよいようだ。


扇駅南口 ロータリーを出て細い道を真っ直ぐ歩くと一つ県道に出る。


自動車は市道を進まないと県道には出れない。


県道を渡り、もっと細い路地裏に入って200mほど進むと込み入った住宅地の中に、築三十五年以上の2DKのアパートが見えてくる。

二階建てで上、下に三部屋ずつある。見た目は古いし部屋割りは変わらないが、しっかりとリフォームされていて、月44,000円(税込)と格安である。



先月、このアパートで地元新聞に小さく載る事件が起こった。



一◯一号室の住人が亡くなったのだ孤独死だった。








黒瀬優くろせすぐるは、その孤独死があった一〇一号室前の地面から一段上がったコンクリートの通路に座り込み、甘いコーヒー牛乳とスーパーなどでよく見かける二袋500円で売られている、ビスケットにチョコレートが付いているお菓子を食べながら、今日、ここに越してくる相澤夏々の引っ越しの手伝いをするために久しぶりにアパートにおとずれていた。


「全く、社長と相澤さんは人を使うのが上手うまいのだから…」


相澤夏々とは一か月ほど前に一度、それも仕事上 出入りしている不動産店で合っただけで引っ越しの手伝いをするめになってしまったのを思い出していた。


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