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野郎二人はフリーダムッ!?科学+魔法=オーバーキルな異世界生活   作者: 皇 竜胆
第八章 ティユールの街から始まる産業革命
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第一話 作りたいけど工房がないのでこの人に試作してもらおう!


「が~~りぃ~~~あ~~~す~~~~!!」

「ガリアスさーん!!」


 優之介、斬波、レミリア、クラウディアの四人はティユールの街にあるガリアス工房に来ていた。

 ティユールの街に着いた途端、斬波が早速ガリアスの元を訪ねようとする勢いだったが他の三人が全力で止め、きちんと宿を取ってから訪ねた。取った宿は勿論安心亭だ。


「あぁ!?なんだよおめぇらかよ! しばらく顔を見せねぇと思ってたらこんな朝っぱらからなんだってんだ?」


 工房の朝は早い、故に朝一で訪れても対応してくれるがガリアスは面倒くさそうだ。

 そんなガリアスを尻目に斬波は要件を勢い良く言い放つ。


「ちょっと作って欲しいものがあるんだよ! この図面を見てくれ!!」

「今回も上手く描けてるなぁ、ウチに欲しいぜ……。どれどれ? ベアリング、ステアリング・タイロッド、サスペッション? 見たことねぇ部品だなぁ、何なんだこりゃ?」

「それはだな……」


 斬波がそれぞれの部品の構造と役割をガリアスに説明した。斬波の説明を聞いていたガリアスは最初のうちは気だるそうに話を聞いていたが、説明を聞き終えるとブラックコーヒーを飲みすぎたかのようにくわっ! と目を見開き、何かやる気に満ち溢れるように覚醒していた。


「そんなことが出来んのかよ!?実現すればこの国、いや、全世界の物流に革命が起こるぞ!!やる! その仕事をぜひやらせてくれ!!」

「今回の部品は寸法とかいろいろシビアだから頑張れよ~」

「ハッ、この俺に向かって何言ってんだぁ? このガリアス様にできねぇ工業製品はねぇ!!よし! 早速取り掛かるぞ!!」

「あ、あの~……」


 斬波とガリアス、二人だけ話が盛り上がってる中、完全に蚊帳の外に置かれていた優之介とレミリアとクラウディアが呆然と立ち尽くしていた。

 レミリアが二人に声を掛けると、ガリアスはハッとした様子でレミリアに向き直り彼女に声を掛けた。


「おぉ! レミリアの嬢ちゃんも来ていたのか、すまんすまん。そんでそちらのエルフより別嬪さんはどこの誰なんだ?」

「アースカイ王国近衛騎士団副団長のクラウディア・フォン・ローゼンと言う。以後、お見知りおきを」

「ひぇっ!? こ、こりゃ失礼しました……。おいユウノスケ、シバ、なんでこんなとこに騎士様がいるんだよ!?しかも国一番の人気のよぉ!?」

「どうだガリアスぅ~♪ 一目見れて良かったろ?」

「そちらのシバとは別件で仕事を終えたばかりでな、仕事が終わったと思えば彼にここに連れて来られたのだ」

「シバ、お前不敬罪で殺されちまうぞ!?」

「あぁ、そんな事はしないから安心してくれ。実は私もその部品には興味があるのだ」


 常時では絶対に現れないであろうクラウディアの存在にガリアスが目を丸くし呆然としていた。

 彼女の口から「部品」の単語を聞くと我に返り、話を戻す。


「そこの騎士様も興味が沸くほどの部品ってのはわかった、ただ今すぐはできねぇから数日時間をくれ。試作品が出来たら弟子を使いにやるからまた来てくれよ、安心亭でいいんだろ?」

「ああ、先にこれ渡しておくわ」


 斬波はそう言うとガリアスに金貨が入った袋を渡した。中身を見たガリアスは「余ったらきちんと返すからな」と言って懐にしまった。

 それから一行はガリアス工房を離れ、一度安心亭に戻った。


「あ、お帰りなさいユウノスケさん♪ どうでした?」

「ただいまコネリー、ガリアスさん凄い興奮してたよ」

「ガチャポンプとゴエモンブロと来て次は何が出るか楽しみにしてますからね♪ あ、そう言えば冒険者ギルドのエマさんがウチに来て伝言を残していきましたよ? 『グランドマスターからの依頼の件で話がある』って」


 一行がガリアス工房に行っている間、エマが安心亭に訪れて伝言を置いていったらしい。「グランドマスターからの依頼の件で話がある」と言う事はエルの大森林での一件だろう、コネリーから伝言を聞いた優之介は穏やかな表情で呼びかけに応じる旨を皆に伝えた。


「わかったよ、じゃあ早速行きましょうか?」

「そうだな、用事はさっさと片付けたほうがいい」

「私も賛成です♪」「私も同行しよう」

「それじゃあ決まりですね♪」


 安心亭の食堂で一休みしていた一行だが、次の目的地が決まるとそれぞれ勢い良く立ち上がり安心亭から外に飛び出していく。優之介達はそのまま冒険者ギルドに向かう事にした。


アクセスありがとうございますm(_ _)m

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