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花嫁騎士 ~勇者を寝取られたわたしは魔王の城を目指す~  作者: クラン
第四章 第三話「永遠の夜ー⑤霧海の繋ぎ手ー」
1609/1627

幕間.「前線基地のオムレツ卿、あるいは革命家の娘」

 血族がグレキランスに到達して九日目の夜に(さかのぼ)る。


 時刻は宵の口。シンクレールはその晩も前線基地内の調理場に立っていた。残りの鶏卵(けいらん)は四個。今晩消費して、明日の夜に使えばそれで尽きてしまう。残念なことに。


 オムレツひとつで卵ふたつ。塩を小匙半分程度。それがレシピのすべてだ。もちろん、焼き加減や混ぜ具合、引っくり返すタイミング等々の塩梅(あんばい)はあるにせよ、ごくごくシンプルな代物である。


 シンクレールは卵を器に割り入れてかき混ぜながら、シフォンがオムレツをお気に召した翌日の晩のことを思い出した。その日は塩辛いオムレツではなく、ちゃんとした甘いオムレツを作ったのだ。リリーは満面の笑みで、クラナッハは絶賛、シャンティやエイミーも喜んでいたように思う。カリオンも心なしか表情が柔和(にゅうわ)だった。


 しかし――。


『どうだい、シフォン』


『これは、オムレツじゃない。オムレツは塩辛い』


 淡々と甘いオムレツを口に運んで、何事もなかったかのように平らげたシフォンは、平素のごとく無表情だった。


 これもオムレツ――というかこれこそオムレツなのだと説明したものの、彼女は断固として否定したのである。翌朝、試しに塩オムレツを作ったところ、ちびちびと食べていた。いかにも大事そうに食べるものだから、皆が苦笑したものである。


 それから、夜は決まってオムレツを作るようになった。さすがに全員分となるとすぐに卵が尽きてしまうのでシフォンだけ特別ということで全員に頼み込んだわけだが、案外すんなりと納得してもらえたのは意外である。リリーでさえ、当然だと言わんばかりに肯定した。


 夜毎(よごと)のオムレツでなにかが変わったというわけではない。シフォンは相変わらず無表情で言葉数も少ないし、自分から声を発することはほとんどなかった。例外は、夕方になるとどこからか彼女がやってきて『今日もオムレツ?』と(たず)ねるくらいだ。飽きる様子はなく、なんなら毎食オムレツを口にしたいんじゃないかと思ってしまう。


 今日に至るまで血族の襲撃はない。敵方が前線基地の崩壊を知った以上、今か今かと待ちかまえていたのだが、まったくもって静かなものだった。


 敵は前線基地のルートを考慮していないのかもしれない。シンクレールはそう考え、自分で自分に頷く。血族はグレキランスに入ってから東に進んだと聞いている。前線基地を経由するルートを選ぶのであれば、来た道を逆戻りする必要があった。しかるべき理由でもなければ、北の湿原か、あるいは西へと回り込むかしているはず。今日このときまで血族が姿を見せていないことからも、どうもその可能性が高いように思えた。


 なら、とシンクレールは考える。自分たちはこのまま、来るはずのない敵を待つのだろうか。グレキランス地方が蹂躙(じゅうりん)されるのを頭に(えが)きながら。


 前線基地を離れるべきか(いな)か。それはシンクレールにとって重要な問題である。もし敵が、この地を丸腰だと思って進軍したならば有効な奇襲をおこなえる。シフォンとシャンティという絶大な武力がある以上、正面衝突であっても簡単には負けないだろう。


 だからこその問題もあった。このまま血族が来ないなら、強力無比な戦力を無駄にしてしまう。自分が死を覚悟して前線基地に(おもむ)いたのは、王都を、ひいてはグレキランス全土を守るためだ。毎日穴ぐらに()もって、夜になれば手料理をするためではない。


 ふと気配がして振り返ると、シフォンが立っていた。ツンと外側にハネた短い銀髪が特徴的である。


「もうすぐ出来上がるから、食堂で待っててくれ」


「ここで待つ」


 まさか、我慢出来なくなって厨房に来た?


 そうだとしたら途方もなく嬉しい。シフォンとクロエを同一視する感覚がどうしても(ぬぐ)えないからこそ、シフォンのリアクションに人間らしいものを感じれば心が(はず)んでしまう。


 シフォンは黙って料理の様子を見ているようだ。あと一分もしないうちにオムレツが完成する。


 皿に盛り付けて、これで完成。


 振り返って笑いかけると、シフォンはとんでもないことを言い放った。


「血族が百人、前線基地に入った」


「え……いつから?」


「少し前」


「なんですぐ教えてくれなかったんだい」


 シフォンは視線をオムレツに移し、それからまっすぐシンクレールを見つめた。「オムレツが大事だから」


 どうやら、彼女にとっては血族の襲来よりもオムレツの完成のほうが重要らしい。




 前線基地に入った血族たちは、どうやら入り口から少し入ったところで歩みを止めたらしい。シフォンが言うには魔物が自然発生しているようで、その相手をしていると思われる。


「魔物の消滅速度を(かんが)みても、前線基地を進むことは出来るはずだ。だからたぶん、どこかに身を隠しながら朝まで待つつもりだと思う」


 食堂を作戦会議の場とし、シンクレールはそう告げた。皆の前にはありあわせの保存食がある。シフォンの前にはオムレツ。この状況で食事に(いそ)しんでいるのは彼女だけだ。


「百人なら、斥候(せっこう)かな」とシャンティが呟く。


 シンクレールは頷いた。


「僕もそう思う。もしかしたら魔物を引き連れてるかもしれないけど、だとしたら夜に進行しないのは(すじ)が通らない。彼らは魔物なしの斥候で、本隊はもっと離れた位置にいると考えるべきだ」


「斥候ならば」とカリオンが口を開く。「このまま通過させるのが適切だ。我々は油断した本隊に奇襲をかけるべきだな」


 魔物相手に足を止める手合いなら、彼の言う通り脅威ではない。このままリリーの作った空間に閉じ籠もっているほうがいい。


 しかし、そうも言っていられない事情がある。


 シンクレールの代わりに反論したのはシャンティである。過剰な装飾の(ほどこ)された顔がカリオンへと向く。


「斥候のほうが厄介だったりするんだよね~。戦闘力は低くても魔力の探知に()けた奴もいるし。だから、さっさと潰したほうがいいんじゃない? なんなら今すぐにでも」


「殺すのは駄目!」とリリーが机を叩いた。大真面目な口調だ。


 てっきりシャンティは反対するかと思ったが――。


「殺さないよ。捕虜にして情報を吐かせる。それならオッケーでしょ?」




「さて、これで全員かな~」


 前線基地に配された隠し部屋は随分と拡張され、今や百名の血族を収めている。その多くが気を失っていて、しかし傷はない。シャンティがスライムを操作し、全員溺れさせたのだ。それを運んだのである。もっとも、リリーが持ち前の魔術――陽気な浮遊霊(ポルターガイスト)でほとんどの人員を移動させたわけだが。シンクレールはもっぱら移動用の大穴に血族を並べる作業に精を出し、ときおり出現する魔物は、彼が感知するのとほとんど同時に両断された。シフォンの()えざる刃によって。


 かくして、斥候とみられる血族たちを岩石の檻に格納したのである。即席の檻も含め、拡張された空間自体、言うまでもなくリリーの魔術によるものだ。


簒奪卿(さんだつきょう)め……裏切ったか。しかもシフォンまで」


 覚醒したばかりの血族がシャンティを睨んで言う。彼女はさも愉快そうな様子を(よそお)って、べろりと自分の唇を舐めた。


「裏切ってないよ。そこのシンクレールくんに負けたから、捕虜として協力してるだけ。シフォンもそう。それで、どこの部隊の斥候なの? 大人しく教えてくれないと、可哀想な目に()うよ」


 シャンティの噂は血族の間で有名だ。覚醒したばかりの男は身震いしてみせた。


「……夜会卿第三部隊だ。前線基地の様子を見てくるよう命じられて、ここまで来た」


 よりにもよって夜会卿か、とシンクレールは歯噛みする。シャンティも少しばかり顔をしかめた。


「じゃあ、その第三部隊とやらはどこにいるのかな~?」


「……」


「言わないと殺すよ」


「……殺せ。どうせ言っても殺すだけだろうに」


 男はすっかり諦めているようである。死を覚悟している顔は、どことなくリクに通ずるものがあった。


 シャンティの指先から半透明の液体が伸びる。男の額へと、ゆっくり。彼は瞑目(めいもく)し、すべてを受け入れているようだった。


 血族は次々と目覚めたようだったが、例の男以外は断固として口を閉ざしている。彼がリーダー格に違いない。


 液体が彼の額から流れ落ち、首元で(とど)まる。


絞殺(こうさつ)って、楽に死ねると思ってない? それって頸動脈(けいどうみゃく)を絞めて気絶させた場合なんだよね。喉だけ潰して呼吸出来なくさせたら、すご~く苦しいよ。しかも、簡単には死ねない。結構時間がかかるの。血族(わたしたち)って丈夫だからね。後悔しても――」


「やめて!!」


 リリーが叫ぶと、シャンティは肩を(すく)めた。


 見ていられなかったという気持ちは分かる。だが、シャンティはもともと殺すつもりなどないし、拷問もしないと約束したのだ。だからこれは脅しでしかなくて、リリーもその点は言い含められていたはず。だからずっと黙っていたんだろうけど、我慢の限界か。


 リリーはぽろぽろと涙をこぼした。


「あんまり……うぅ……ひどいことは……しちゃ駄目」


 たとえ演技だとしても、リリーの主義に反していたのは間違いない。むしろ、ここまでよく耐えたものだとシンクレールは思った。


「え」と血族のひとりがぽつりと声を漏らす。すると、微かな囁きが彼らの間に伝播(でんぱ)した。やがてリーダー格の耳にも微かな声が伝わる。


 リーダー格の男は、リリーの顔をまじまじと見つめた。目を丸くして。


「貴女は、エルネストという人物を知っているか?」


 シンクレールは首を傾げたが、リリーはぴたりと涙を止めた。


「ええ。ワタクシのパパよ」




 血族がグレキランスに足を踏み入れて十日目の朝。


 シンクレールとシフォン、そしてシャンティは前線基地の末端――王都の方角を見据えた。


 昨晩、例のリーダー格の男はすべての情報を明かしてくれた。というのも、リリーの父の知人だったらしい。夜会卿の支配地アスターで革命を主導したエルネストという男の。


 リーダー格の男は最後まで革命参加に二の足を踏んで、エルネストを見送ることしか出来なかったという。結果的にエルネストは革命に失敗して処刑された。革命主導者の血縁たちは失敗の(しら)せと同時にアスターから逃げ出したのである。リリーはそのひとりだ。


 意外だったのは、リーダー格の男をはじめとする百名の血族は皆、次の革命に備えて雌伏(しふく)の時を過ごしているという点だった。戦時中にアスターを乗っ取ってしまえばいいのではと疑問を(てい)したが、男が言うにはそうもいかないらしい。革命を扇動(せんどう)している男――レンブラントに止められているとのことだ。彼ら第三部隊の隊長がほかならぬレンブラントであることも耳にしている。


 ただ、重要なのはそうした背景ではない。リーダー格の男の語る限り、前線基地を通過する血族はおらず、早晩(そうばん)王都は夜会卿の各部隊が包囲する。それを聞いて腹は決まった。


 リリーは血族たちの檻を維持するために残り、クラナッハとカリオンも彼女の護衛として残留することになった。エイミーは言わずもがな。


 ここから王都までは丸一日以上かかる。東門と南門どちらに向かうにせよ。そして、それぞれ(・・・・)の行き先は決まっていた。


「大丈夫だと思うけど、裏切ったりしないでくれよ」とシャンティに向けて言う。


 彼女はウインクし、二又(ふたまた)に分かれた舌を出した。


「裏切らないよ~」


「ならいいけど……無茶はしないように」


「心配してくれるの? 眼鏡男子は優しいね~」


「知り合ったひとに死なれるのは嫌なんだ」


「敵でも?」


「君はもう敵じゃなくて味方だ」


 なかば本気の言葉だ。リクの死で結ばれた(きずな)はそう簡単に消えるものではない。我ながら安っぽい感情だとは思うけど、それを否定したくはなかった。


 シャンティは少しばかり顔を()らし、なんとか聞き取れるくらいの声量で「そっか」と呟いた。生まれたての太陽の光が彼女の顔に(そそ)いでいる。


 シャンティは東門へ。


 シンクレールとシフォンは南門へ。


 それぞれの方角へと足を踏み出した。

発言や単語が不明な部分は以下の項目をご参照下さい。



・『黒の血族』→魔物の祖と言われる一族。人間と比較して長命。もともとは王都の敵国であったラガニアの人々のごく一部が、オブライエンの生み出した『気化アルテゴ』によって変異した姿。詳しくは『90.「黒の血族」』『間章「亡国懺悔録」』にて


・『グレキランス』→通称『王都』。周囲を壁に囲まれた都。また、グレキランス一帯の地方を指して用いられる。詳しくは『第九話「王都グレキランス」』にて


・『シンクレール』→王立騎士団の元ナンバー9。クロエが騎士団を去ってからナンバー4に昇格した。氷の魔術師。騎士団内でクロエが唯一友達かもしれないと感じた青年。他人の気付かない些細な点に目の向くタイプ。それゆえに孤立しがち。トリクシィに抵抗した結果、クロエとともに行動することになった。詳しくは『169.「生の実感」』『第九話「王都グレキランス」』にて


・『前線基地』→王都北東の山脈にほど近い場所の山岳地帯に作った、戦争における要衝。血族の侵入経路と王都を直線上に結ぶ位置にあるため、全滅は必至であり、足止めの役割がある。総隊長としてシンクレールが配備されている。簒奪卿シャンティおよびシフォンの襲撃によりほぼ壊滅した。詳しくは『第四章 第二話「幻の森」』『第四章 第三話「永遠の夜ー①前線基地ー」』にて


・『シフォン』→ニコルと共に旅をしたメンバー。元騎士団ナンバー2。戦争において簒奪卿の部隊に配属されたが裏切り、血族も人間も殺戮した。自分の感情も思考も持たず、ニコルに従っている。前線基地にてクロエに敗北し、彼女の命ずるまま、現在はシンクレールに従っている。風の魔術の籠もった貴品(ギフト)『シュトロム』を使用。実は騎士団長ゼールの養子。詳しくは『43.「無感情の面影」』『幕間.「魔王の城~記憶の水盆『外壁』~」』『幕間「或る少女の足跡」』『幕間「前線基地の明くる日に」』にて


・『リリー』→高飛車な笑いが特徴的な、『黒の血族』の少女。自称『高貴なる姫君』。『緋色の月』と関係を築くべく、『灰銀の太陽』をつけ狙っていた。無機物を操作する呪術『陽気な浮遊霊(ポルターガイスト)』を使用。夜会卿の愛娘を名乗っていたが実は嘘。彼女の本当の父は夜会卿に反旗を翻し、殺されている。夜会卿の手を逃れるために、彼の支配する街から逃げ出した。徹底した不殺主義。詳しくは『616.「高貴なる姫君」』『708.「亡き父と、ささやかな復讐」』にて


・『クラナッハ』→灰色の毛を持つ獣人(オオカミ族)。集落には属さず、『黒の血族』であるリリーとともに行動していた。気さくで遠慮がない性格。二度クロエたちを騙しているが、それはリリーを裏切ることが出来なかった結果としての行動。可哀想な人の味方でいたいと日頃から思っている。犠牲になった姉に対する愛着が強い。自分よりも大きな物さえ格納できる特殊な構造の腹を持っている。詳しくは『613.「饒舌オオカミ」』『650.「病と飢餓と綿雪と」』


・『簒奪卿(さんだつきょう)シャンティ』→黒の血族で、ラガニアの子爵。過剰な装飾と肉体改造を施した、傲慢で残虐な女性。同族の土地へと侵略を繰り返す様から、簒奪卿の異名がつけられた。固有の異能である液体操作を持つが、有機物に限っては相手の意識がなければ操れないという制約がある。加えて、スライムを使役する。リクの腹違いの姉。戦争において前線基地を襲撃したが、シフォンの裏切りにより全軍壊滅。現在はシンクレールと行動をともにしている。詳しくは『第四章 第三話「永遠の夜ー①前線基地ー」』にて


・『エイミー』→血族との戦争において前線基地に配置された交信魔術師。送信には長けているが受信能力は低い。治療の手腕に優れており、優しい性格だが勇敢さは欠けている。詳しくは『第四章 第三話「永遠の夜ー①前線基地ー」』にて


・『カリオン』→王都の監獄長。血族との戦争において、自ら前線基地への出兵を志願。基地の部隊長を任命された。容貌魁偉であり、威厳の塊に見えるが、根本には臆病な心が潜んでいる。詳しくは『第四章 第三話「永遠の夜ー①前線基地ー」』にて


・『王都』→グレキランスのこと。周囲を壁に囲まれた都。詳しくは『第九話「王都グレキランス」』にて


・『陽気な浮遊霊(ポルターガイスト)』→周囲の無機物を操作する呪術。リリーが使用。初出は『618.「大人物の愛娘」』


・『スライム』→無害な魔物。詳しくは『10.「使命と責任 ~スライムゼリーを添えて~」』にて


・『夜会卿ヴラド』→黒の血族の公爵。王都の書物でも語られるほど名が知られている。魔王の分家の当主。キュラスの先にある平地『毒色原野』を越えた先に彼の直轄地アスターが存在する。極端な純血主義であり、自分に価値を提供出来ない混血や他種族は家畜同様に見なしているらしい。不死の力を持つ。詳しくは『幕間.「魔王の城~ダンスフロア~」』『90.「黒の血族」』『幕間.「魔王の城~尖塔~」』『565.「愛の狂妄」』『927.「死に嫌われている」』にて


・『リク』→黒の血族で、ラガニアの伯爵。シャンティの従僕。誠実な性格。類まれな剣術を持つ。相手の意識のみを切断する貴品を有する。シャンティの腹違いの弟。シフォンとの戦闘により死亡。詳しくは『第四章 第三話「永遠の夜ー①前線基地ー」』にて


・『アスター』→夜会卿ヴラドの統べる街。グレキランスよりも広く、発展している。金貨に代わる貨幣制度として、ドラクル紙幣が使用されている。詳しくは『第四章 第三話「永遠の夜ー②隠れ家と館ー」』『第四章 第三話「永遠の夜ー④銀嶺膝下マグオートー」』にて


・『レンブラント』→黒の血族。戦争における夜会卿の第三部隊長。身体強化魔術のエキスパート。見た目は四十代のおじさんだが、血族としては高齢。夜会卿の領地アスターでカジノのオーナーなどをしている。本業は革命屋であり、夜会卿の転覆を狙っているが、同時に夜会卿に拝跪してもいる。詳しくは『第四章 第三話「永遠の夜ー②隠れ家と館ー」』にて

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