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第四十一話☆脱出!?

「ちょっとぉ〜何二人でラブってんのさ〜?」

ニヤニヤと晶冶が笑う。

「「ラブってねえ」」

水樹と麗即答

「きゃーん何でそんな冷たい反応するかなー?」

「「女か」」

「今度は双子ハモリかあ!!」

ぐはあっと言わんばかりに晶冶は狼狽する。

「大丈夫かお前。」

水樹が呆れて言う。

「大丈夫♪」

にこっとして立ち上がる。

「そうか・・・」

『水樹!行くわよ!!』

ルルが遠くから呼ぶ。

「うわうっ!?」

「何変な声だしてんだよ、置いてくぞー」

「待て―――――っ!」

水樹は走った。



「ぐっ・・・・」

絢芽は小さく呻いた。

「お前の・・・・過去を暴いてやろうか?」


「!!」


絢芽の体に電撃が走る。


「止めろッ!!」

絢芽は叫んだ。

過去


それは知られたくないものが多い


絢芽の過去もそうだった。


「――――――――無駄だと言っているのに・・・・・」


冷太の冷酷な言葉が、頭に響いた。




「止めろ―――――――――――――!!!!」





絢芽は叫んだ。


冷太の笑みが増す。


絢芽の手が光る。


魔方陣が現れる。


「風神の怒りが炸裂するぞ・・・・!」


絢芽は低く唸るように言った。


「何それ。脅迫おどし?」


「捉え方次第だな」


絢芽が笑う。



「斬り裂け!!」


叫ぶ


同時に、絢芽の動きを封じていた硝子がはじけ飛ぶ。


冷太は笑みを止めた。



「お前ごときに・・・・!」

絢芽は言った。

「捕まってた私も馬鹿だったのかもしれないな・・・・」

「そう・・・・馬鹿だ・・・・」

「何だと!?」

絢芽が振り向く。

「何故自殺しようとする?」

冷酷な笑み、

龍桜刃りゅうおうじん・・・・」

桜吹雪の様な黄金色のひらひらした物体が固まる。

それは、剣の形を作っていった。

華乱舞はならんぶ!!」

きらり

刀身が光る。


ぶぁぁっ


花弁の様な物が光りながら炸裂する。


・・・・目隠しにでも成ってると良いが―――――


煙の奥に、冷太が見える。


「何をしている?」


「!!」


後ろ!?


まさか!


私の前に居たは――――――・・・・・


「死なせる訳にはいかないが―――――黙ってもらおうか?」


刹那


「ぐあぁっ」


絢芽が片膝をついて呻く。


「無様だな、片膝をついて呻く・・・・典型的な敗北だ。」

冷太が冷酷な目で、冷酷な言葉で言う。

「――――・・・だと・・・・?」

絢芽の蒼い眼が光る。

「・・・・聞こえなかったか?貴様は負けた。」

冷太の口角が上がる。

嘲笑う。


「――――――お前のせいだぁ!!」


絢芽は叫んだ。


脳裏にはあの人が居た


―――――――芽衣さん・・・・っ!


あの微笑みが


甦る―――――――――――


「涙よ、今怒りと変わり結晶となれ!!」


刀身が光る。


蒼く


蒼く


澄み渡る


波紋の様に


バンッ


貫いたのは、冷太じゃなく、虚空だった。


「――――――――なっ・・・・!」

絢芽は狼狽うろたえる。




「眠れ」




超音波の様な声


絢芽の眼に輝きが消える


深い蒼


やがて眼は閉じられた。



「だから嫌なんだ・・・・」

冷太は溜息をついた


そして、消えた。



お久し振りでしー作者照々です!

ちょい急転です!

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