第四十話☆朝日!
「って―――――――・・・・」
水樹にボコられた月夜は、痛そうに体のあちこちを撫でた。
「黙れ変態」
水樹はすぱっと言った。
「くっそ・・・・晶冶め・・・・・っ!」
月夜は晶冶を睨んだ。
「何の事――――?僕さっぱりなんだけど―――――?」
晶冶はにこにこしながら完全にキャラを変えて言った。
「僕とか言うな、キモイ」
麗はいつもどおり冷たく言った。
『さ、早く絢芽の元に――――――』
ルルが言い掛けた
その時
「「お兄ちゃんっ!!」」
双子の麗と月夜の妹、これまた双子の月代と月花が同時に言った。
「どうしたっ月代!」
月夜が月代の元へと駆ける。
「ダークレイディアン来る!!今―――――」
「――――え?」
晶冶が言い掛ける
――――――――――――その時
ゴゥゥウウゥウウゥウウウウゥウゥゥゥゥウッ
強風
「―――――――!?」
「うぁっ!」
『水樹!』
「分かった・・・・・!」
水樹はルルから渡されるパレットを受け取ろうとした。
「―――――――――――――っ」
水樹の膝がガクンと落ちた。
そのまま倒れこむ。
「水樹!!」
月夜が叫ぶ。
「―――――――俺が行く」
麗が静かに言った。
月夜が麗を見る。
何時も通りの眼差しだった。
月夜が言う前に、麗は水樹の元へ跳んでいた。
「じゃあ俺達はダークレイディアン退治かーっ」
晶冶が面倒臭そうに言う。
「仕方ない、行くぞ」
「OKッ」
晶冶の手が光る。
「攻撃用結界準備――――」
その手をダークレイディアンに向ける。
「完了――――――――――」
晶冶が笑む。
「発射ぁ―――――――――――――!!」
小さな魔方陣の中心から大量の光がダークレイディアンを突き刺す。
「無抵抗型―――――――全てを拒絶する攻撃型結界だよ」
「風向きにも勝つのか・・・・」
月夜は呟くように言った。
「凄いでしょっ♪」
「五月蠅い、お前そうやってるからやられんだよ」
「えー?やられた事なんてないけどー?」
晶冶はニコニコ顔で言った。
「じゃ、行こうかー」
晶冶が笑いとは別に目を細める。
「―――――分かったよ」
月夜は走った。
風の上を跳んで。
「逆風を除け、業火で囲め!!」
灼熱の大太刀
ブンッ
大太刀を一振りする。
木々を巻きこむ業火。
「ひゃー盛大ーっ」
晶冶が焼けた木々を避けながら言う。
断末魔の叫びをあげるダークレーディアン。
「大丈夫か、水樹。」
麗が言う。
「――――大丈夫だ・・・・・」
水樹は目を細めながら言った。
「月夜達に任せていいのか?」
水樹が聞く。
「大丈夫だ」
麗は言った。
「どうしたんだ、いきなり倒れて」
「・・・・・ただの眩暈、今すぐにでも復帰できそうだ。」
「――――――控えとけ、今回は月夜と晶冶に任せろ。」
「分かった。」
水樹は笑った。
朝日が水樹と麗を照らした。
イエーイ!!四十話ダァ――――――――!!
遂に来たよ!キターーーー(゜∀゜)ーーーーー!!!
やったです!暴れます!
水樹「アホだなー」
なにぉう!!?
水樹「でも四十話なんだなー」
そうだよ誰のおかげだと思ってんだよ!!?
水樹「読者の皆さん」
ええ!?
私じゃなくて・・・・?
水樹「お前ほとんど行き当たりバッタリで書いてんじゃん、この小説。」
そうですがッ・・・・
水樹「陰ながら超応援してくれた人だっているんだぞ?」
そうですがッ・・・・
水樹「ありがとなー作者に代わってお礼言うぞー」
・・・・うう・・・・皆さん本当有難うございました
此処まで来れたのは・・・・わた・・・
ばこん
読者の方々のお陰です・・・・
ありがとうです!!
これからも突っ走りますよ〜!
ではでは^^ノシ
水樹「じゃなー」