第三話☆転校生!
いや〜土日は暇ですね〜!
一日で二話更新してしまいました〜
多分・・・いや絶対。更新ペースが落ちると思います・・・。
火の粉が散る。
「―――・・・?」
炎が消える。
視界が晴れてく。
「何だ?」
何の煙だか分からないとりあえず煙が起こっていたといた所には・・・
「何も無いじゃん・・・・?」
『バカッ!!何言ってんの!?パレットが光ってるでしょ!』
「あ、マジだ。」
ステッキの先端を見る。
キラキラとラメをまぶした様にパレットが輝いていた。
『これはカラーがたまった証拠なのよ!』
「カラー?」
『まずは変身を解かなきゃ。』
「・・・・。」
『ルルカラー☆マジカルッ!』
「――――――――う゛わっ!?」
またもや変身時同様、水樹を光が包む。
そして光があっさりと解かれた。
『今後は自分で解くように。』
「ハイハイ・・・・。」
『さっ!もうすぐ夜になるわね。続きは家に帰ってからにしましょう!』
「そうだな。」
水樹達は、急いで学校から出た。
―――――それを見つめる二つの影があった。
「あんなのがカラークイーンが選んだ奴・・・・。」
背の高い少年、170cm位はあるだろうか。
「見込みはありそうだがな。」
「じゃ、まずは俺から行くから。」
「じゃあ、頼むよ・・・月夜・・・・。」
「OK!」
そうして、二つの影は散っていった。
・*・*・*・*・*水樹宅・*・*・*・*・*・
「で?このパレットにカラーとやらを14色ためれば、何かが起こるっ・・・・と?」
『そうよ!』
「何が起こるかは分からないのか・・・・?」
『分からないわ。』
「分からないのかよ〜つまんねっ・・・。」
水樹がそれはそれはつまらなそう言った。
「・・・・で?そのカラークイーンとやらはどうやって呼び出すんだ?」
『何でよ・・・・?』
「いいから・・・。」
水樹の目が赤黒く光る。
『カカカカ・・・・カラークイーン様ッ!』
ガクガク震えながらルルはパレットに向って言った。
―――――カッ
パレットの橙色の部分が光る。
『貴方が水樹さんですか・・・?』
ふわふわとしたカール、先端だけクルリとタテロールになっている。
天の羽衣をイメージさせる長い布を肩に掛けている。
「そうだけど・・・?」
『貴方が持っているのは、真実の力。これから沢山の仲間が現れます、そして、貴方はその中心となる力を持っています。』
・・・・占い・・・・?
『またしかと、その力を狙って敵も現れやすくなってきます。』
「マジかよ!!」
水樹は驚いた。
自分が・・・中心・・・?
『全てのダークレイディアンがカラーを持っているとは限りません、なので、そういうハズレを見つける事もあるでしょう。』
ハズレ――――――!?
クジかよ!
「・・・・・で?仲間はどうやって見つけるんだ・・・・?」
『ちょっと!カラークイーン様に失礼でしょ!?礼儀をわきまえなさい!』
ルルが水樹の頭に蹴りを入れる。
お前もな!
水樹は心の中で言った。
『構いませんよ、ルル、貴方も最近ピリピリしてきてますよ?』
「・・・・カラークイーン様って、天然だな・・・・。」
水樹は小声で言った。
『まぁね・・・・。』
ルルは苦笑いをしながら返した。
『では・・・私はこれ位で退散するとします・・・。』
「えっ!ちょっ・・・、待って!!」
『では・・・頑張ってください・・・私達の未来の為にも。』
カラークイーンは、微笑みながら消えた。
パレットはコロリと役目を果たした様に転がった。
・*・*・*・*次の日・・・。・*・*・*・*
「え〜今日は、転入っ生が来ていっる〜。」
何か物凄く活舌が悪いとか以前の問題のまあよくこれで教師が勤まるな〜と言う、水樹のクラスの担任が言う。
「衣雲 月夜君だ〜。」
どよっ
視線が一気に水樹へ行く。
無論、一番驚いたのは、水樹だった。
しかも月夜はかなりのイケメンなのである。
背が高いし、かなちの超美少年なのである。
月夜が教室に入った瞬間、女子の目が爛々と輝いた程だった。
「水っ樹〜、お前の従兄っ弟なんだろ〜。」
ミズッキ〜って・・・!外人か俺は!!(※女です。)
「えっ!?覚えが無い・・・・。」
水樹がそう言いかけた時、月夜が口を開いた。
「水樹とは幼い頃に一度しか会ってないので知らないはずです、俺もこんな男みたいな奴が従兄弟とは思わなかったですね。」
どっ、と笑いに包まれるクラス。
・・・・男みたいで悪かったな!俺だって・・・・。
返す言葉が無い水樹だった。
。・。・。・。昼休み・・・。。・。・。・。
『う〜ん・・・。』
ルルが考え込む。
さっきからこんな調子で唸ってばかりなのだ。
「どうした?何かあんのか?まさかこんな時に敵とか言うんじゃねーだろーな。」
水樹がオニギリを齧りながら聞く。
『いや、それは無いわ。ただ・・・転入生の事で・・・。』
「―――――――あ。」
「・・・・え?」
水樹が振り向く。
ついでに此処は屋上、自由開放されているが、ご飯を食べるのには裏庭の方が人気の為、屋上にはほとんど人がいない。
「ツキヨ!・・・だっけ?」
「残念、月夜だ。」
月夜はコーヒー牛乳とサンドイッチを持っていた。
「・・・・あ、此処で食うのか?」
ささっ、と少しだけ横に移動する水樹。
「じゃ、隣良い?」
「別に〜。」
トスッ、と軽い音を立てて、隣に月夜が座る。
「頂きますっ。」
両手を合わせ、サンドイッチに齧り付く。
「そーだ。言い忘れてた。」
まだほとんど言葉を発していない月夜が言う。
「・・・・何を?」
「今日から水樹の家に住むことになったから。」
・・・・・
沈黙
「・・・・何ナニなに??」
水樹が聞き直す。
「う〜ん・・・簡単に言うと、同居?俺が水樹の家にお世話になるって事。」
『「―――――――――・・・・!!」』
ルルも一緒に驚愕する。
「マジかよ―――――!!」
水樹は蒼い空に向かって叫んだ。
作者:こんにちわ〜!作者照々です!
水樹:水樹だ。
作者:今回は新キャラが登場したね!
水樹:したね!じゃねーよ!いきなり変なの出しやがって!!
作者:きゃ〜!突然だけど!水樹の好きな事は?
水樹:貯金、ゲーム、寝る事、だ。
作者:ふ〜ん・・・何か想像出来る〜☆
水樹:ほう・・・・。
バッキーン
ドッカーン
作者:れ・・・れわ・・・またほんどぁ・・・。
ガクッ