第二十九話☆青い海と告白
今回のお話はごちゃっ・・・・・となってしまいました・・・・・・!
でも見て下さいッ☆>W<
「そうか・・・・・。」
麗は呟くように言った。
「今は麗達が居るけどなっ」
水樹は笑った。
とても悲しそうに。
笑顔では隠せない感情。
悲しみ
孤独
涙
「―――――――――・・・・・・っ」
水樹の頬を伝って落ちていく
涙
「・・・・・・っ!」
麗は驚愕した。
「俺は・・・・・・・・」
そして、麗は何かを言い掛けた。
だけど、言わない事にした。
俺には感情が無いという事を・・・・・
「大丈夫だろ、多分・・・・」
感情が無い分、慰め方が分からなかった。
「そうだな・・・・・」
水樹は涙を拭った。
そしてはにかんだ。
「楽しい事を考えよう!」
水樹は立ち上がって言った。
そして、走り出した。
「次、麗鬼な―――――――っ!!」
「えっ・・・・待てやぁっ!!」
再び鬼ごっこになったそうな・・・・・
。・。・。・。・。その頃の晶冶&絢芽&月夜は・・・・・・?。・。・。・。・。
「どうしたんだ?こんな良く分からない所に連れて来て・・・・」
海の堤防
「こんな所に海・・・・・」
絢芽が珍しげに言った。
「ちょっと歩いたから休もうか――――♪」
晶冶は堤防に座った。
「落ちない様にしなきゃな」
月夜がそーっと堤防に座り込む。
「そうね」
絢芽も同様に座り込んだ。
「綺麗だなーっ」
晶冶が潮風に髪を靡かせながら言った。
「喉渇いたーっ月夜、何か買ってきて〜?」
晶冶が面倒くさそうに言う。
「え〜良いけど〜何?」
「お茶で!」
「見かけによらず結構和風なんだな。」
月夜がにやりと笑う。
「うるっさい!」
晶冶は小銭を渡しながら言った。
「人に頼む時の態度か、それが!」
月夜は少し怒った様にして言った。
「ハイハイ!ヨロシクお願いしまーす!!」
晶冶はぶっきら棒に言った。
「全く―――・・・・・。」
月夜は腰に手を当てて少し経って走って行った。
「やっと言ったか〜」
晶冶は額に手を敬礼するように翳して言った。
「・・・・・晶冶。」
絢芽が言う。
晶冶は翳していた手を膝に置いて
「何?絢芽ー」
何時もの様にニコニコ笑いながら言った。
「二人で話さないといけない話なのか・・・・・・?」
絢芽は少し俯いていた。
「まあね」
そんな絢芽とは対照的に晶冶は上を向いていた。
「月夜には少し早すぎる気がして。」
「そうなのか?」
「そう」
「・・・・・・・」
少し沈黙
晶冶が口を開く。
「少し、危ないかも」
「何が?」
「俺が」
「そうみたいね」
「結構操られる対象になってるかも」
「月夜が・・・・・・」
「月夜?」
絢芽の青い眼が煌めく海を映し出していた。
絢芽の澄んだ青い眼
海はその青い眼を受け入れる様に映し出されていた
「時間が無いかもしれない」
そう言った
澄んだ瞳
冴えた眼
何かを物語る様に
全てを知っている様に
輝く
「月夜が、暴走する―――――――――――――――――――――・・・・・・・・」
晶冶は少し動揺した様に目を丸くした。
だけど、直ぐに何時もの表情に戻った。
「月夜も大変だね―――・・・」
晶冶は言った。
「他人事じゃ無い」
絢芽は言った。
「そうみたいだね」
晶冶は目を細めて言った。
紅い眼
夕暮れというより
血の色
蒼い海
紅い眼と蒼い眼
重なって
紫に――――――――
「なろうか?」
晶冶が言った。
「何に?」
絢芽は少しキョトンとして言った。
「――――――――――」
ぼそりと何かを呟く晶冶。
「・・・・・・・・・・ッ!」
絢芽は赤面した。
晶冶も唇はこう歪んだ
‘絢芽の事が好き’
そう、歪んだのだった。
かなりの急展開に私もかなり驚いています・・・・・ッ!
これから少しずつloveが交じってきます・・・。