第二十六話☆湖と母親!
今回はかなり短いです!
でも次回はかなり長いです!!
ではでは〜
「ったく―――――・・・・晶冶は何考えてんだろうな・・・・・。」
麗が芝生に寝っ転がしながら言う。
「そうだな・・・・。」
水樹は目を細めながら言った。
「そうだ!」
水樹が起き上がる。
「・・・・・何だよ?」
麗も起き上がった。
「こうやって暇してんのも何だし、どっか行こう!」
「何処に?」
「着いて来な!」
「・・・・ハイハイ・・・・。」
。・。・。・。数十分後。・。・。・。
「着いた〜っ」
「つーか何処だ・・・・!こんな山奥!!」
「良いから良いから☆」
つーか体力あるな・・・・・コイツ!
緑という緑を掻き分けながら麗と水樹は歩き続けた。
「道なき道・・・・ってこういう事か・・・・・!」
「小さい頃よく行った。」
「小さい頃からお前は強かったんだな・・・・・。」
呆れたように麗は言った。
「逆。」
「ん?」
「あっ!着いた!!」
水樹が木々の間を指差す。
「わっ・・・・・!」
新緑の木々が揺れる。
「綺麗だな・・・・・。」
湖、だった。
透明な水
水色に光る
「久し振りだな!雪解湖!!」
「そう言う名前なのか?」
「違う、小さい頃からそう呼んでただけ。」
「賢かったんだな」
麗が言った。
「そうか?」
水樹は哀しげに笑った。
「よく見つけたな、こんな所。」
「うちのお母さんが、見つけてくれた。」
「母親が?」
水樹は湖を見つめながら大きく深呼吸した。
そして、言った。
「もう、死んだけどな。」
水樹は俯いた。
哀しい眼をして。
「・・・・そうか。」
水樹は木から滑り落ちる様にしゃがみ込んだ。
「優しいし、綺麗だったな。」
上を向いて言った。
「―――――そうか・・・・・。」
麗は、それしか言う言葉が無かった。
湖は静かに輝いた。
次回は水樹の過去を暴きたいと思います!
感動する話を書きたいな〜
次回は感動する話・・・・・ではありません!
どっちかって言うとちょっと惨いです^^;
ではまた次回☆☆