第二十四話☆爆音!
今回も軽く前後編です!
ヨロシク!>▽<
「―――――ん〜」
朝
水樹は大きく伸びをした。
「今日は何の日だっけ・・・・?」
とりあえず休日だって事は覚えている。
「もう少し寝よ・・・・。」
ばたんきゅー
ベットに倒れる。
―――――――すぅ
「・・・・ん?」
今の寝息はオレじゃねえぞ?
月代と月花はリビングで寝てた・・・・・
月夜もそうだったハズ・・・・・・!
「ふにゃっ・・・・。」
可愛い寝言だなオラァ
月夜
「死ね変態――――――――――――――――――――――――!!!」
どかん
ばきん
ぐしゃぁ
何が起こってるかはご想像にお任せします。
月夜は天国へと旅立った。
「――――――わきゃねーだろぉぉ!!!」
「?」
ノリツッコミだ。
月夜は口から血をだらだら流しながら(要するに吐血しながら)布団から起き上がった。
「何で此処に居るんだぁ?」
水樹、シークレットながら角が生えてます!
「ん〜?何でだろうな〜お休み。」
ぱたん
月夜は再び眠りに就いた。
水樹の怒りは頂点に達した!
ばっこーんっ
ばばばばばばばばっ!
ちゅどーんっ
これもまた何が起こってるかはご想像にお任せします。
月夜は水樹の背後霊になった。
「きゃ―――――――!!」
「違うって!違うから!本気で違うから!!」
月夜は頭とか体の至る所で血を流しながら説得した。
「さっさと理由話せや。」
水樹、更にグレードアップしてマシンガン抱えちゃってます!(注・シークレット)
『ゴメーン、それやったの私だわ〜』
ルルが頭を掻きながら言った。
『何かー月夜邪魔だったからー魔法でひょいっと持ち上げた訳ね?そして、面倒くさくなったからー水樹の部屋に置いたって訳。可哀想だったからベットに入れたの。』
ルルは何も知らずに言った。
水樹と月夜の怒りが頂点に達した!
ごわーんっ
『きゃぁぃやぁぁぁぁぁぁぁぁ―――――――ー!!』
ざくーんっ
『きぃやぁあぁああああぁぁぁぁぁぁ!!』
どっばーんっ
『――――――・・・・・。』
ご臨終です。
『妖精の生命力なめんな――――――ぁ!!』
ルルは言葉に出来ないような感じにボコボコにされた。
「・・・・・月夜。」
「ん?」
「離れろ。」
まあ何という事でしょう!
月夜の体勢は後ろから水樹に抱き付くというまあ乙女チックなワンシーンでありまして〜
「分かった。」
パッ
あっさりと離れる月夜。
ピリリリリリリリリリッ
「ん?メールだ〜」
水樹がケータイを見る。
「誰から?」
「えっと〜晶冶から。」
「どれどれ?」
月夜が水樹のケータイを覗き込む。
☆水樹へ☆
今日休みで暇だから〜遊ばない?
皆誘って^−^v
本当は水樹と二人っきりが良かったんだけどね〜>▽<
・・・・てなわけで、絢芽たちに連絡ヨロ〜
じゃあ2:00に駅前で☆
バイバイ〜(^▼^)ノン
☆晶冶ヨリ☆
「・・・・・女か。」
「男なんだけどな。」
水樹と月夜は一気に白けた。
「てゆーか今何時?」
『えっとね〜』
ルルが水樹の腕時計を持ってくる。
『12:30。』
何時間寝てんだ。
「うわ〜半日寝て過ごしたよ〜」
月夜が感心する。
「ちょっと!早く連絡しないと!!」
水樹がメールを打つ。
早い。
「うわっ!目にも止まらぬ速さ〜!」
『眩し〜』
「五月蠅い!話しかけるな!!黙りやがれぇ――――――!!」
「ハーイ。」
「出来た!」
「早っ!!」
『見せて〜』
「ハイハイ。」
絢芽へ
晶冶からの伝言なんだけど
2:00に遊ばない?だって
駅前集合だって〜
宜しく。
水樹より
「・・・・男か。」
「女だ!」
『顔文字、絵文字に至っても一つも無し!』
「在る意味かなりのテクニックだな。」
「五月蠅い!良いだろ、送信送信!!」
ぽちんっ
ボタンを押す水樹。
「あーあー」
「何でそんなにつまらねーみたいな顔になるんだ!」
『そんなの決まってるじゃない。』
「言ってみろ。」
『「つまらないから。」』
「悪かったなぁっ!!」
水樹、拗ねてしまいました。
「あ、麗に電話しよ。」
月夜が立ち上がる。
「ヨロシク。」
全く・・・・・・!
まあいいや、休みだし!
楽しもう!!
「・・・・麗?あ〜晶冶から連絡あった?じゃ、その通りで、うん。じゃーなー。」
カチャンッ
「さ、水樹の部屋っと・・・・・。」
かちゃ
「みず・・・・・っ!」
「・・・・・!!」
水樹の体勢。
着替え中。
「・・・・・・・。」
「・・・・月夜・・・・!」
水樹の怒りが頂点を超えた!
「ヘンタ―――――――――――――――――――イッ!!!」
水樹の家には今日も平和な爆音が響き渡る。
晶冶のメール・・・・私でも此処までやりません!
でも水樹のメール・・・・私でも此処までシンプルじゃないですね・・・・・
でも月夜・・・・・!
乙女の部屋はノックをして、許可を得てから開けましょう♪