第二十二話☆地下室!中編!
前後篇と予測してたら中編ができました!
すみません・・・・・T△T
カツーンッカツカツカツッ・・・・・
地下室に響き渡る足音。
「真っ暗・・・・・。」
「これ位の魔力が使えて良かった・・・・。」
麗の手が光る。
麗が言うには‘発光魔法’らしい。
「ん?」
麗が目を細めて言う。
「どうした?」
「何か光ってる?」
「え・・・・?何処だ?」
「ホラ。」
麗が指さす。
「確かに・・・・・。」
麗が指さす先には青白い光が放たれていた。
「行ってみよう!」
水樹と麗は同時に走り出した。
「・・・・眩しっ・・・・。」
「でも何も無いな・・・・。」
「でも・・・・!」
水樹は光に手をかざす。
「――――――!!」
手を掴まれる様な感触。
光に飲み込まれる。
「水樹っ!」
光に飲み込まれる水樹に麗は手を伸ばした。
「・・・・・麗・・・・・!」
水樹も手を伸ばす。
二人は手を握った。
「うわぁっ!?」
麗も水樹に釣られて光に飲み込まれる。
「・・・・・たたっ・・・・・。」
「ってぇ・・・・!」
水樹と麗が起き上がる。
「・・・・ん?」
此処は・・・・。
「地下室だ・・・・。」
二人は倒れた体を起き上がらせた。
「・・・・・手、離せ。」
「分かった。」
そういえば手を繋いでた。
麗は水樹をちらりと盗み見た。
少し頬が赤くなってる。
「照れるな照れるな。」
「なぁっ・・・・!?」
赤面度、アップ。
「魔法、使えんのか?」
「何で?」
「何か地下室なんだけど地下室じゃないんだよな。」
「どういう事だ?」
「いいから魔法使ってみて!」
「わかったよ。」
麗は手をかざした。
「我力、今剣となって示せ。」
麗の手が光る。
「あ―――――・・・・。」
光が剣と化した。
「使える。」
「じゃあオレのパレットも・・・・!」
「何でパレット持ってんだよ!?」
「え?最初から持ってたよ?」
「何で出さなかった?」
「圏外だと思って・・・・。」
「使えない携帯だって言ったのお前だよな・・・・?」
麗がドス黒いオーラを放つ。
「ヒ―――――ッ!御免なさい御免なさいぃぃ!!」
「つーか・・・・一回変身してみる?」
「そうだな・・・。」
水樹はコクリと頷いた。
「目覚めよ!パレット!輝け!ガーディアン!」
麗は何も言わずに変身出来る。
「っと!変身出来た。」
「要するに・・・・俺達に戦えって言ってんのか?」
[正解♪]
「――――――誰だ!」
[申し遅れました♪私、零と申しまして♪]
男の声だ。
目は細く、常に瞑っていると言っても過言ではない。
紳士服らしき服装だ。
「気色悪っ・・・・。」
「同感だ、水樹・・・・。」
二人して引く。
[少々傷付くご言動を為された様ですが・・・・それは保留といたしましょう・・・・。]
軽く傷付く零。
[貴方達には戦ってもらいましょうか♪]
しょうか♪って・・・・。
「何にだ?」
零は細い目を少し開き
[飢えたダークレイディアン達に。]
水樹と麗は同時に構えた。
――――――グゥァアアァァァアァアアァァァアァァアアァゥ!
――――――ギアァァァァアアァアァァァアアアァァアッ!
水樹と麗の背後からダークレイディアンの鋭い声が飛び交う。
「コレを殺れって事か?」
麗が構えを崩さず言う。
[そうです、頑張って下さいね・・・・]
ニヤリと笑む零。
水樹はダークレイディアンを睨んだ。
[此処から出られるでしょうか・・・・?]
「出てやる!さっさとこいつ等殺してからな!」
[女性とは思えないご言動・・・・。]
「水樹はこんな奴だから・・・・。」
麗が溜息交じりに言った。
「五月蠅い!!」
「ハイハイ。」
「さっさと殺って終わりだ!」
水樹は無数のダークレイディアンに向って走り出した。
麗と水樹はどうなってしまうのでしょう・・・・。
次回☆地下室!後編をお送りします!!
ご感想待ってます!!><