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第二話☆攻撃ッ!

「ちょ・・・!何処行くんだよ!?」

『音羽中学校よ!』

「音羽中!?」

思いっきり俺が通っている所じゃねーか!!

「・・・・ていうか・・・・?」

『ん?何よ。』

ルルがキョトリと水樹を見る。(飛びながら。)

「お前隠れてろよ!誰かに見られたら終わりだぞ!?捕まえられてあーだこーだされてあーなって・・・・おぞましいぃぃ・・・・!」

水樹は妄想力もハンパない。

『何言ってんの!?私はカラークイーン様の元使え魔よ!?早々簡単に人に見られると思ったら大間違いよ!!』

遠回しな表現だが、他の人には見えないらしい。

「あっそ、ならさっさと全力疾走で行くぞ!!」

・*・*・*・*私立音羽中学校・・・。*・*・*・*・

先生には忘れ物と言い、学校に侵入した。

「で?敵は何処に居るんだ?」

『今は落ち着いているわ・・・屋上ね!』

ルルが言う。

「ふーん・・・。」

空は橙色に染まりつつあった。

水樹は窓から見える橙色の景色を見ながら走った。

『何ボーッとしてんの!シャキッとしなさい!これから戦うのよ!?』

「――――――分かってるって!」

水樹の心境は、複雑だった。

――――――――――――屋上・・・・。

「誰も居ない所で良かったな・・・。」

水樹が安心する。

『何言ってんの?敵も普通の人間には見えないし、貴方も変身すれば特殊な人間以外には見えないわ。』

「マジかよ・・・。」

『マジ。』

水樹は貯水タンクの陰に隠れていた。

『さっ!行くわよ!!』

「え!?何で?変身の仕方とか分からないぞ!?」

『いいから!!』

良くねーよ!

水樹は心の中でツッコんだ。

「・・・で?コレがダークナントカ・・・・。」

『ダークレイディアン!!』

まあこのデカイことデカイこと・・・・。

この学校の屋上の三分の一は完全に占めている。

平べったい体、小さい手足。

やたら長い尻尾。

「うわ―――――――・・・・。」

凄く引く!!

あんなデッカイのと戦うのか?

勝ち目無―――――――――!!

水樹は一人で絶望していた。

『早速変身の仕方を説明するわね!』

イキナリかい!!

『まず、パレットを前に突き出して!』

「こう・・・?」

水戸●門のこの紋様が目に入らぬか!!みたいな雰囲気に、両手でパレットを持ち、突き出す。

『そして、‘目覚めよ!パレット!輝け!ガーディアン!’と叫ぶの!』

「馬鹿馬鹿しい。やれっかこんなの。」

『ハイッ!やるやる〜!』

半分楽しそう(馬鹿にしている様)に、ルルが言う。

「笑うなよ!」

ギロリと水樹がルルと読者の皆様を睨む。

「目覚めよ!パレット!輝け!ガーディアン!!」

パァァァァァァァッ・・・・

得体の知れない光に包まれる水樹。

パァンッ・・・・!

光が解ける。

「なっ・・・何だこりゃぁっ!!」

『変身衣装。これで、水樹の姿は完全に誰にも見えなくなったわ!』

ふわりと横に広がるドレープスカート

肩には派手過ぎないフリルが付いている。

手には先端にパレットが付いたステッキが握られていた。

『技は発動したい大まかな種類等を心で念じれば大丈夫だから!』

念じるって・・・・

『さっ!敵が暴走し始めてきたわ!早く止めを刺さなきゃアンタがどうなるかよ!?』

「水樹、行きま――――――す!」

グアァアァァアアァァァァアアァァァア!!

ダークレイディアンが唸る。

そしてその平べったい巨体をふわりと浮かべ・・・・

「ギィヤァァァァァァッ!!」

水樹に向って急降下して来た。

(神様母様仏様!!どうか楯を!Barrierバリアーを!!発動―――――――!!)

バァァンッ!!

衝撃音。

「ヒャァアッ!!?」

水樹は衝撃で尻もちを付いていたが・・・

「出来たッ!」

『ちょっと!喜びに浸っている場合じゃないわよ!』

ルルが叫ぶ。

グァ――――――――――――――!!

ダークレイディアンが楯から離れる。

『二撃目のために距離を置いたようね・・・!』

「どうすりゃあいいんだよ!?」

『こっちも攻撃で決着を付けましょう!』

マジかよ!!

『来たわよ!!』

「―――――――――えっ!?」

キァァァァアアァァアアアァァアアァァァァァッ!!

またもや水樹に向って急降下してくるダークレイディアン。

水樹は必死になって念じた。

(神様母様仏様!!どうか攻撃を!炎系でドッカーンと!!)

そして、

「バーニングトルネード!!」

と、叫んでいた。

ゴォォォォォッ!

パレットの橙色の部分から炎が現れる。

ギァォオオオォオオォォォォオオォ!!

ダークレイディアンの唸り声も、一層大きくなる。

「いけ――――――――――――――っ!!」

水樹はステッキをダークレイディアンに向って大きく振った。

ドォンッ

攻撃がぶつかり合う。

「うわあぁっ!!」

爆風で飛ばされそうになる体を水樹は必死に押さえた。





こんにちは!作者照々です!第二話です!><

どうか見て下さい!

第三話では謎の少年が出現する予定です!

では今回はこの辺で・・・!

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