第十四話☆晶冶!
早くも第十四話ですっ!!
お便り募集中です〜><
どしどしご評価下さい★
作者照々でした!
「四人目―――――・・・・・!」
絢芽が驚愕の表情で言う。
「アレが、ね〜。」
ピュウッ
と、短く口笛を吹きながら麗が言う。
「でも・・・・あの目は異常じゃないか?」
月夜が目を細めながら言った。
「お前が、四人目か?」
水樹が聞く。
「四人目?何の事だ?」
くるりと四人目が振り向く。
紅い瞳、金髪の髪の毛、前髪の一部分が赤く染まっていた。
格好は、月夜と似ていて、赤くて首が隠れる様になってる長いマントに、半袖に長袖を重ね着した様な服を(中国服仕様)中に着ていた。
「俺には晶冶って言う名前が有るんだけど?」
「晶冶?」
「そう、晶冶。分かる?水樹。」
「――――っ!」
今、何て言った?
「名前・・・・知ってんだ・・・・。」
「そりゃあそーだな、中心の力を持ってるし。」
「何でっ・・・・。知ってんだっ・・・・!」
水樹が睨む。
「あんまり怖い顔すんなよ、顔が台無しだよ?」
「なぁっ・・・!」
水樹が赤面する。
「あっ、敵復活しやがった。」
晶冶が素早く後ろを振り向く。
「月夜、行ってくる?」
麗が言う。
「そーだな、一応。」
麗と月夜は、同時に跳んだ。
「さー行くぞ?」
「OK!」
月夜の大太刀が光る。
「さ、出て来い。天麗刃。」
麗の手が光る。
両手から光が舞う。
「出番だっ!清龍刃!!」
月夜が叫ぶ。
大太刀が光り輝いた。
「さあ、行くぞ!!」
麗の刀は二刀流だった。
「「双迪刃!!」」
同時に叫ぶ。
麗の刀と月夜の刀から閃光が走る。
そして、
―――――ザァァンッ
ダークレイディアンが真っ二つに割れた。
「うわーっグロいね〜こりゃ」
「ちょっと!何能天気に言ってんのよ!!」
水樹、遂にキレました。
「俺は結界術に長けてるんだ。」
「だから何だよ!!」
「戦わない。」
ごっち―――んっ
「いってぇ!!」
「アホがっ!!」
水樹は、晶冶の頭を殴った。
その衝撃で、晶冶は結界に頭を思いっ切りぶつけた。
「でも、可愛い☆」
「変態!!」
「♪」
晶冶は楽しそうだ。
水樹はかなり怒ってるが。
「さ、終わり〜っと、これハズレ?」
「嘘、コレッてハズレかどうか分かんないからやだなんだよな〜。」
「そうなのか?」
絢芽が月夜に歩み寄る。
「そうなのかって・・・お前には分かるのか?」
「分かる。」
「「え゛っ!?」」
ハモる双子。
「マジ?」
月夜が聞く。
「マジ。」
こくりと頷く絢芽。
「じゃあ先に言えよー、無駄に体力消耗してんじゃんー。」
ハーッと溜息を付きながら麗が言う。
「つーか絢芽さ、戦ってた?」
月夜が座り込んで聞く。
「うん。」
こくりと頷く絢芽。
「嘘だー。」
麗が言う。
「敵の体力と精神力を消耗させていた。」
・・・・・・
戦っていた――――――っ!!
「だから倒し易かったって訳か・・・・。」
「・・・・。」
再び溜息を付く双子だった。
「・・・・晶冶・・・だっけ?」
「お、覚えた?記憶力良いね、羨ましい。」
ツッコミ長げーよ。
水樹はツッコミに対してツッコんだ。
「さっさと変身解きたいんだけど?」
「ふーん、じゃ、どぞっ♪」
晶冶がにへらと笑う。
「あんまり近寄るな、気持ち悪い。」
「ふふーん♪良いじゃん?別にあっちはあっちで話してるし?暇だし。」
?多い・・・・・。
「じゃ、ルル。」
『了解!』
ルルがパチンッと指を鳴らす。
「逝ってらっしゃいませーっと。」
晶冶が倒れる。
『麻酔で良かった?』
「全然OK。」
『短時間って言っても三十分位だから結構余裕があるよ♪』
「誰に言ってんだ?」
『毎回私の活躍を萌え〜っとか言って見ている読者様。』
酷いな、オイ。
「ルルカラー☆マジカルッ!」
ふわりっ
『完了☆』
「さっ!絢芽〜。」
水樹が晶冶を置き去りにして絢芽たちに走り寄った。
「四人目は?」
絢芽が聞く。
「四人目じゃなくて、晶冶だってよ?名前。」
水樹が倒れている(放置状態も含む)晶冶を指さす。
「ふーん、余程気に入られていたようだな、水樹。」
絢芽が全くの無表情で言う。
「五月蠅いな、その無表情が更にムカつく。」
「くぁ――――っ良く寝た〜っ」
むくりと晶冶が起き上がる。
「!!」
水樹が驚愕する。
「ちょっと!ルル!!どういう事!!?」
『ゴメン、三分だったわ、呪文間違えた。』
「・・・・・・・。」
『キイヤァァアァアァッッ!!』
ルルの羽を思いっきり引っ張る水樹だった。
「お、水樹発見☆逃げたな?」
晶冶がニヤリと笑む。
「それっ!」
タンッとジャンプする晶冶。
そして・・・・・。
ギュウンッ!
水樹に向って物凄い勢いで急降下してきたのだ。
「水樹――――っ!!」
「のわ―――――っ!!」
どさぁっ
「確保☆」
水樹に抱きつく晶冶。
「いたたたっ・・・・。」
「フフーンッ☆捕まえた〜♪」
ついでに晶冶の変身は解けていた。
「ちょっ・・・・!絢芽っ!助けて!!helpme!!」
「・・・・・分かった。」
絢芽はあっさりと頷き、何やら呪文を唱え始めた。
「ぐっはぁっ!!」
晶冶が硬直する。
「脱出成功!!」
水樹がするりと抜ける。
「・・・・一応聞くが・・・・。」
麗が言う。
「何?」
絢芽が麗の顔を見る。
「どんな術を掛けたんだ?」
「体内結界、四肢の動きを封じる様にやってみた。」
「怖い技だな。」
絶対絢芽は敵に回さない方が良いな。
麗は心の中で誓った。
「サンキュー、絢芽!!」
水樹は絢芽の肩に手を掛けながら言った。
「どういたしまして。」
絢芽は肩にある手を自分の手を重ねながら言った。
少し、微笑みながら。
「解いとく?結界。」
絢芽が聞く。
「・・・・早く解け―――――っ!!」
晶冶が訴える。
「許してやれよ、まだアイツは子供って事にして。」
麗が言う。
水樹は少し考え込みながら。
「そうだな、絢芽、許可する。」
「了解。」
絢芽は手を上げた。
「ぐは――――っ!!苦しかった――――っ!!」
晶冶は軽く咳き込みながら言った。
「あっ!お昼終わるっ!!」
水樹は急いでお弁当にがっつくのだった。
屋上は、いつもの風景に戻っていた。
水樹は、少しこの風景が微笑ましく思えたのだった。
作者:ハイこんにちわ〜!作者照々で〜す!
晶冶:晶冶だよ〜っ!!ヨロシクッ!!
作者:やっほ〜!!テンション高いね〜っ!!
晶冶:いやいや☆作者照々さんにはかなわないですって〜!!
作者:何気に気が合うんですよっ!晶冶君とは〜
晶冶:そうですねっ!映画好きだし!
作者:私も好きなんですよ〜映画!感動するよね〜!
晶冶:そうですね〜!泣ける映画だと俺、ハンカチ十枚以上持ってかないと駄目な位泣くんだよ〜!
作者:へ〜っ!私は持ってくるのを忘れて後悔するタイプですなっ!
晶冶:へ〜っやっぱり持って行った方が得ですよ?
作者:そうですね!今度から気を付けます!
晶冶&作者:ではでは!また次回♪
。*。*。*。*。終わり。*。*。*。*。