第十三話☆雪だるま!?
毎回毎回音楽を聴きながらマジ☆パレ!を執筆してます〜
最近のお気に入りは、ポルノグラフィティのアゲハ蝶です!><(古いです・・・・。)
オレンジレンジの君ステーションも好きです☆
『お母さん・・・・?お母さんっ!!』
まだ、幼い水樹。
何もかも拙くて
何もかも中途半端で
何もかも永遠だと思っていた
『水樹・・・・・。』
幼い水樹に科せられた現実
『お母さん・・・・。』
『水樹なら、独りでも大丈夫だよね?』
お母さんの姿が薄くなってゆく。
『嫌っ嫌ぁっ!お母さん!!』
『水樹・・・・貴女なら・・・・!』
届かない、水樹の小さい手。
『イヤアァアァアアァァァァアアァァアッ!!!』
耀の様に消えた。
水樹にとっての、全てが。
――――永遠の、存在を。
・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・
「――――ずき・・・・水樹いいっ!!」
「うわぁああぁぁっ!!?」
がばぁっ
「・・・・おはよう・・・・。」
オレの部屋には、月夜が立っていた。
「あ、おはよう・・・・。」
『今日は月曜日よ?』
「えっ!?今何時!!?」
ずいっ
目覚まし時計が水樹の目の前に突きつけられる。
―――――ぎぃやあぁあぁぁああぁぁぁぁああぁあぁぁっ!!
。*。*。*。*。音羽中。*。*。*。*。
「おはよう〜水樹〜。」
「あ、おはよ、美来。」
水樹の唯一の友、高橋美来。
「遅刻?」
「ギリギリ!」
「遅刻か。」
「遅刻じゃねぇ!」
先生が来たので、会話は中断。
。・。・。・。昼休み。・。・。・。
「いただきま――――・・・・・」
「すっ。」
パクリとミートボールを水樹の箸から奪う月夜。
「ちょっと?」
「ひいのひいの、うむあいかりゃ(イイノイイノ、ウマイカラ)」
「自分の弁当があるだろ!?」
「失敗した。」
「冷凍食品で良いだろ!?」
「焦げた。」
「どうして?」
理由は大体分かっていたが、水樹は一応聞いてみた。
「温めても冷たかったから、」
よくあるよね、ソレ。
「五分位温め直したら、」
・・・・・え?
「ボンッて音がして、開けたら・・・・。」
「開けたら?」
「焦げてた。」
「あっほかてめ―――――!!!」
ばっこ――――んっ!!(何をされたかはご想像にお任せします。)
「何やってんだ?」
「あ、麗コッ・・・・じゃなくて麗!」
前回、凄いトラウマを刻まれた麗。
「あ゛あ゛?」
「絢芽も居るのか。」
月夜がひょこりと麗の後ろを覗き込む。
「・・・・うん。」
そう言って、絢芽はこくりと頷く。
「騒がしいな、いつもの事だが。」
麗が言う。
「だってコイツがぁ!!」
「後でゆっくり聞いてやるから、今は別だ。」
「ん?」
「四人目なんだが・・・・。」
「あ、カラーの戦士か!」
「そう。」
「そいつが何かあんのか?早く顔見たいんだけど!」
水樹の目がキラキラと輝く。
「きゃ――――――っ!!」
突然、強風が吹き荒れる。
「「「「!!!」」」」
「ダークレイディアンか!?」
麗が体勢を変え、構える。
「らしいな。」
「ルル!」
『ダークレイディアンよ!水樹!』
「ハイハイ、変身ね?」
『意外と分かってんじゃん♪』
ルルがプププと笑う。
「ウルサイ!!」
水樹がパレットを掴む。
「目覚めよ!パレット!輝け!ガーディアン!」
――――パァァァァァッ
フワリ
「変身終了っ!」
『さ!行くわよ!!』
「・・・・ん?」
水樹が辺り見回して言う。
『何よ!さっさとしなさい!!』
「どうして・・・・誰も居ねぇんだ・・・・・?」
さっきまではお弁当を食べる人が沢山居たのに――――・・・・。
「別次元なんだ。此処は。」
月夜が言う。
「別次元・・・・?」
「そう、此処は音羽中であって音羽中で無い世界。」
此処は、音羽中じゃない・・・・?
「どういう事だ・・・・?」
「俺達が此処で戦う時は、人間は此処の一番安全な次元へと移される。」
麗が言う。
「此処で言うと・・・体育館倉庫か・・・・・?」
「そうだな。」
「俺達が戦っている時の記憶は飛ばされる、戦い終わったら、別次元から戻ってきて屋上に居た記憶で動くって訳だ。」
「簡単に言うと、私達が戦っている時にあいつ等は別の所に居る、記憶は無いって訳だ。」
「・・・・・分かった・・・・。」
ズンッ
地面が揺れる。
「じゃあその他の人達は?」
『そのまま静止。』
ルルはあっさりと言った。
「行くぞ!!」
絢芽が叫ぶ。
「分かった!」
敵が現れた。
「・・・・・雪だるま?」
「・・・・・雪だるまだな・・・・・。」
丸い胴体、バケツらしき帽子(?)
とにかく一言で言うと。
――――雪だるま、なのだ。
「あんなの!溶かしてやる!!」
水樹が走る。
「あっ!ちょっと待て水樹!!」
月夜が叫ぶ。
水樹は構わず念じた。
(神様母様仏様!コイツをドカンと一発殺ッちゃって下さい!!絶対炎系!!)
「バーニングトルネード!!」
ゴォォォォォォォォッ
炎がダークレイディアンに向って炎が舞い上がる。
グァッ
ダークレイディアンが水樹の攻撃に気付いた。
ヒュォォォォォッ
ダークレイディアンの口から凄い勢いで吹雪が出てくる。
「そんなのっ!・・・うわぁっ!!」
吹雪の勢いで飛ばされそうになる体。
固定したのは、氷だった。
「くぅあっ!!」
全身が動かない。
寒さの為、震えが止まらない。
炎など、とっくに消え去っていた。
「水樹!!」
「―――――っ!!」
氷漬けだけは嫌だ――――!!
そう思った時だった。
キインッ
攻撃が跳ね返された。
「――――え・・・?」
水樹は、震える体を押さえながら言った。
前書きでかなり個人的な事を書いたのですが、皆さんの好きな曲は何ですか?
評価&感想を交えて教えて下さい!
ランキングを作れれば作りたいな〜=△=