第十二話☆ババ抜き!
ハイコンニチハ!更新遅くなりました・・・・。
いや〜第十話でもホット一息ってヤツをやったんですけどね〜
今回も一息付いてって下さい〜−w−〜3
・*・*・*・*日曜日のお昼〜・*・*・*・*
「な〜んで、お前達が此処に居るかな〜?」
トランプを分けながら水樹はテーブル越しの四人に言う。
「居候だし、此処に居るの当たり前だし?」
「暇だから。」
「何が起こるか分からない時代だから。」
セリフ順上から、月夜・麗・絢芽。
その内の一人を水樹は殴ることにした。
水樹〜ん☆ルーレット〜!!
チチチチチチッ
チチッ
テデ――――ンッ
月夜
電子板の様な文字が水樹の頭に浮かび上がる。
ハ〜イ☆そして、刹那〜
どっかんばっきんどかばきばきばきぃぃぃぃ
曖昧な表現にするため、平仮名でっす!
月夜、沈没。
「全く・・・・。」
「そーだ。」
麗が言う。
「ルールを決めない?ただのババ抜きじゃつまらないだろ?」
「何だ?負けたら言葉では言い表せないよーな恥ずかしい格好にでもなってもらうのか?例えば・・・・・。」
水樹の顔がニヤリと怪しげになる。
しかも視線が麗だ。
「お前ってさ・・・。」
麗が言う。
「何だ?」
「ドMだよな・・・・。」
「何だとっ!!」
「その辺で止めろよ、な?」
月夜が宥める。
ギラリ
水樹&例の眼光が光線の如く月夜にかかる。
「ひぃぃぃぃぃぃっ!!」
「・・・・全く・・・・。」
絢芽が溜息を付く。
「てゆーかさっさとやろーぜ?ルールとかはいいからさ。」
月夜が改めて言う。
そういえばまだ配っている途中だった。
「ハイハイッ・・・・と。」
□■□■ババ抜き開始〜□■□■
結局ルールなどは作られはせず、少しホッとして和やかな雰囲気になって始まった。
「む〜んっ!えいっ!!よっしゃ!」
パサパサッとキングのペアを捨て場へ捨てる月夜。
只今、ババを持っているのは絢芽。
無表情だから困る。
次は水樹の番。
麗からカードを引くのだ。
「・・・・・・これだ――――!!」
まあ読者と作者しか知らないが、麗はババを持っていない。
「やたっ♪あと二枚〜♪」
水樹は他人事だとどうでもいい感じになってしまう。
ただし、自分の事になると・・・・お分かりの通り、そう、暴走する。
「あ〜がりっと☆勝った!!」
月夜が嬉しそうに立ち上がる。
只今ババを持っているのは麗。
水樹!危ないぞ!!
「てえいやっ!!おっしゃぁ!!残り一枚だあ!!」
水樹は強運の持ち主でもある。
。・。・。・。結果〜。・。・。・。
「やった〜!麗負け〜〜!」
麗が負けた。
「・・・・・。」
麗は結構悔しそうに黙り込んでいる。
「さーて?ど〜しよっかな〜?」
水樹が不審の笑みをこぼす。
「どうするって・・・・!?」
麗もそれなりに怯えている。
○●○●そ・し・て〜●○●○
「うわ〜・・・・・。」
なんと・・・・麗が・・・・・。
「何というか・・・・ハハハッ・・・・!」
月夜が笑い出す。
「最悪っ!!」
イッツ・ザ・女装!!
・・・と言っても、水樹の服の趣味に「女の子らしい・可愛い」などと言う項目は全くとして無い。
――――ので!
ロックな感じの女の子(麗)になってしまったとさ♪
「・・・・う〜ん・・・・。あ、ゴムがあるから結んでみる?」
・・・・ついでだが、麗はスカートをはいている。
中々似合ってるぞ、麗。by.月夜
・・・・哀れだな。by.絢芽
「・・・・お、あった〜☆きゃんわいい〜のが!!」
+*+*+*+しばらくお待ち下さい・・・・。+*+*+*+
「・・・・・・。」
拗ねてます、麗君。
月夜と双子だったのが悪かった。
月夜と似て(双子だし?)髪が長めなのだ。
なので。
髪の毛が結び易いという結論に至ってしまうのだ。
「・・・・・・。」
月夜の馬鹿野郎――――っ!!
麗は心の中で叫んだ。
すまん。
月夜は心の中で謝った。
「・・・可愛いっ!!」
水樹は絶賛した。
「絢芽もそう思うだろ?」
視線を絢芽にイキナリ変えたので、絢芽は「えっ?私!?」と言う動揺のオーラを顔に出さず放つ。
「・・・・うん。」
「ア〜ヤ〜メ〜・・・・。」
麗が怒りのオーラを全開にした。
そんな時。
キ―――――ンッ
突然、水樹の頭の中に金属音的な音が響いたのだ。
「っ!?」
耳鳴り?
「・・・なあ。」
「ああっ!!?」
もう冷静の欠片も無い麗が言う。
「・・・・何か聞こえなかった?」
「・・・・別に、何も?」
月夜が言う。
「どうした?」
絢芽が聞く。
「あ、別に何でもねーんだっ!ささっ!次は誰が女装するのかな〜?」
「え〜?またやるの?」
月夜のブーイング。
「着替えていいか?」
麗が聞く。
「駄目駄目〜罰ゲームなんだから!こな対決が終わるまでその格好ね。」
「何だとッ!?」
「・・・・麗子〜♪」
口笛を吹きながら月夜が言う。
「てめえそれでも兄貴かぁ・・・・?」
邪悪なオーラを放ちながら麗子が言う。
「麗子〜♪」
水樹が言う。
それはそれは楽しそうに。
「・・・・・・。」
トランプグシャッ
「悪いって、麗コッ・・・・いや、何でもない。悪かった、俺が悪かった。」
月夜が謝る。
「・・・・早く始めよう。」
絢芽が言った。
。・。・。結果〜。・。・。
「な・・・・何故・・・・。」
「ほ〜う・・・負けたんだ・・・・。」
「さ〜て・・・どうしてやろっかな〜?」
「いっ・・・・イヤァアアァァァァアアアァアァアアァァァァッッ!!!」
水樹が負けたとさ♪
めでたしめでたし♪
さて・・・・
「・・・・冷太・・・・。」
「ん?何だ?」
青い巨大モニターの、黒い影。
「水樹の居場所の特定が完了いたしました。」
「分かった。」
「冷太っ!」
「だから何だって・・・・。」
「・・・・晶冶のパワーが目覚め、脱走しました。」
「まあいい。」
「何故ですかっ!?あのカラーのパワーが目覚めてしまったのですよ!?」
「フフ・・・面白いじゃないか・・・、此方には紋章を操れるという手が有る。」
「・・・・ですが・・・ハァッ!!」
赤い光線。
彼女を、貫いた。
赤い液体。
彼女から、流れる。
「五月蠅いんだよ、一々一々・・・。」
彼女は、目の輝きを失った。
冷太は、その彼女の横を通り過ぎて行った。
「水樹・・・・フフ・・・・面白そうだな・・・・楽しみだ・・・・。」
。・。・。・。・。・。・。水樹がどうなったかはご想像にお任せします・・・・。
作者:お久しぶりです☆作者照々でっす!!
今回のゲストは前回に引き続きで、麗コッ・・・
いいえっ!麗君ですっ!!
麗:てんめえ・・・・一生分のトラウマを作りやがって・・・・・
ドッカーン
☆終わり☆