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「彼女」

僕は頑張った。

「やっぱり僕は君の事が大好きです。」

「貴方の対する感情は無、何も無い。」

「・・・好きだと言ってもなのかい。」

「ええ、貴方に想われていることに感謝もしない。ありがとうなんてない。」


 それが「なりゅ」の最期だったと思う。

 僕は彼女が大好きだった。もしかしたら、今も愛しているのかもしれない。たかが中学生風情が、と思われても仕方ないがこれは愛だと言えるだろう。

 だが、彼女は違ったのだ。それは最後の言葉の「ありがとうなんてない」

を見れば分かるだろう。一言で言ってしまえば僕は振られたのだ。最愛の彼女に。

 恋は駆け引き、とよく耳にするが僕には駆け引きなんて出来なかった。だって愛だから、とは言わない。それは逃げだ。僕はただ彼女を自分のものにしたい一心で引きとめてしまったのだ。それで彼女は僕から逃げた。僕に愛想を尽かした。僕にあの笑顔を見せなくなったのだ。すべて僕の責任だ。だけど今でもまた一緒に居られる日が来るんじゃないかと期待している自分が居る。そんなことあるはずもないのに。

 もっともっと書きたいことはあるけど、言葉にまとまらないから今日はここまでかな。


 大好きでした。だから僕は貴方から卒業します。


 20xx年5月5日

でもそれは意味のないことだったんだね。

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