登場人物紹介
檜山仁(通称・ジン) 神奈川県の高校に通う男子学生。髪ボサボサ、眼つき最悪な不良で、喧嘩はもちろん、学校をサボったりと、犯罪以外の行為ならば何でもして来た。最も勇者とは程遠い位置にいる人物だが、神の悪戯なのか、チート勇者として覚醒してしまう。
武器 現代魔法(能力名・物質強化) 対象の物体を強くすることができる。強くすると言っても、ただ頑丈にしたり、大きくしたりするわけではない。あらゆる面での強化を指す。一見地味だが、一対一の真剣勝負の際は、ジン自体のポテンシャルも含めて、無類の強さを誇る。
ジャンヌ ジンの住んでいるガイア世界とは異なる、ブリタニカ世界からやって来た存在。ブリタニカでは女神として信仰対象となっているが、今回ある目的の元にガイア世界に現れた。
武器 古典魔法(得意属性・光・水) ジャンヌが扱うのは、1章、2章にも登場した一般的な魔法。
レベッカ・シュトレーン 高名な魔道士の一族、シュトレーン家の三女。名声ばかりで冷たい家族に嫌気が差し、外の世界を知るために冒険の旅に出る。魔法の鍛錬をサボっていたため、最低限の魔法しか行使できないが、シュトレーン家の宝である拳銃のアーティファクト、シルバーブレッドを盗み所持している。
武器 古典魔法(下級魔法のみ使用可)、アーティファクト(シルバーブレッド)
リン・プロトタイプ 1章に登場したホムンクルス、リン・ウォンのクローン体と思われる。何故、彼女が造られたのか。誰が造ったのかは不明。
武器 ホムンクルスとしての身体能力
ルミナス 華奢な体の美少年。その容姿は可憐な少女のように見える。中性的な顔立ちと言えるだろう。噂では両性具有らしく、真偽のほどは彼に直接訪ねるしかない。
武器 現代魔法(能力名・血液爆弾) 自身の血液を爆弾のように爆発させることができる。それは凝固した物でも、液体状の物でも、彼(彼女かも知れない)の血液であれば、それを好きなタイミングで爆破させられる。
用語
古典魔法:前作までに登場した万人がイメージするであろうポピュラーな魔法。それは体系化された「技術」であり、いつかの属性に分類されている。多少の誤差はあるだろうが、基本的には努力を重ねれば誰にでも使用できるようになる。しかしそれとは相反する存在である、現代魔法を使用する者だけは、いくら修行しても、古典魔法を使えるようにはならない。
現代魔法:3章から新たに登場した概念。それは魔法と言うよりも、何かの能力であり、古典魔法が技術であることに対して、現代魔法は「才能」と表せる。体系化されておらず、まさに千差万別。人の数だけ様々な能力が存在している。恐らく、何かしらのジャンル分けは可能だろう。才能を嫌う魔道士達は現代魔法の存在を認めていない。
魔法機械 いわゆる魔法で動く道具。国家などの組織が所持しており、同名のアーティファクトが世界各地で見られることがあるが、そのほとんどはレプリカで、オリジナルは一つしか存在しない。どのような技術で造られたのか定かでないが、恐らく神の天使の類が生み出した物と考えるべきである。
統制者 次元の異なる世界を自由に行き来できる存在。しばしば、信仰の対象とされることがあり、神として崇める人間も数多くいる。宗教と一般的に呼ばれるものは、この統制者を信仰しているのである。




