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帰ってきてもファンタジー!?  作者: 月見ココア
修学旅行編 第二章「彼が行く先はこうなる」
283/286

その、出会い(再会とは呼べない)3




カラガル・三番庁舎(セントラル3)前駅。

人波に紛れる形で駅を出た私は人目とカメラの死角に潜り込むと

魔法的光学迷彩を解除。そして再び人避けと認識誤認の個人結界を展開し、

雑踏に紛れながらここからの予定を再確認する。


不覚にも、不肖にも。

元とはいえ誉れあるアースガントの王族付きメイドであった私が無賃乗車を

してまでやってきたのです。ええ、それも誰にも気づかれぬよう空いている

時間帯や車両を選別していたために無駄に!時間を!かけて!

何度も!何度も!無賃乗車などという恥ずべき行為を重ねて!


これで何も結果を出せなければ恥の上塗りです。


ですがなんとか式典前日には目的地カラガルに辿り着きました。

今日は会場となるセントラル1の位置を確認しておきましょう。

式典中は介入できませんが終わった後、去る彼らを追って宿泊施設を特定。

警備状況を見て忍び込み、あとはあの妹弟(きょうだい)を見つけて話を聞きましょう。


問題はどのように接触し、どんな話運びをすれば穏やかに情報を引き出せるか。

街中での声掛けならまだしも下手をすれば不法侵入者による詰問です。

従業員に扮しても家族について尋ねるのは不自然でしょうし……っ!?


「いま、のは!?」


対策を思案していても、いつも通り周囲を警戒していた五感がソレを捉えた。

半ば反射的に私の思考の殆どがそちらに集中する。

見つ、けた。


「あぁ…」


思わず、喜色を含んだ吐息が零れ落ちる。

だってそれは今一番求めていたモノへ繋がる文字通りの、糸。

薄っすらと、だがこの世界では違和感の強いあの独特の気配───黒い神性。

糸くずのような細い黒線の欠片が道筋を示すかのように点々と続いている。

空気中の魔素が多い世界だからでしょう。その色で満たされた場所にどれだけ

薄くとも他の色()が混ざれば目立つ。まして一度気付いてしまえばもう見逃さない。

逃がすものですか。


アレはあの男がよく目印に使っていた小さな針のような触覚力場、その残滓。

チェックしておきたい場所や人に刺し、対象への監視器官とする代物。

刺された側は余程鋭敏で特殊な感覚を持たなければ気付けもしない。

魔法ではないためアースガントの高名な魔導士達でも分からないでしょう。

ただその分、然程“力”が込められてないモノのため伝わるのはせいぜい

位置や大雑把な状況だけという代物。


私が気付けたのは存在を知っていたのと、一度彼と記憶が繋がった経験から

あの人の力や気配に敏感になったため。そしてそれはわりとお互い様。

『針』に触れられれば私の存在がシンに伝わるはず。

妹弟との接触は次善策として残しておきますが今はこちらです。


「僥倖です……けれど、これは……っ」


都合が良過ぎる。

大規模テロ事件、その現場にいた彼の妹弟、式典参加で移動したこの都市では

彼の『針』が誰かに刺されていて、それをこの私が見つけて追いかけている。

そも私がここ(ガレスト)にいるのはマスカレイド(シン)に関連した人物や事件を経て、です。

このあまりにも覚えのある(・・・・・)仕組まれたような流れは───っ!


「別の異世界でも変わらなかったなんて…っ」






───────────────────────────






「ム、ムジカ!」

「お前は下がってろ! なんだてめえら!」


どうして、こんなことに。

それが思わず幼馴染自慢のジャケットにしがみついているリディカの

正直な心情であった───突然、見慣れない格好の集団に囲まれていた。


駅前で偶然再会(発見)でき、だが怒らせてしまった幼馴染ムジカ。

その強い拒絶の態度に驚きつつも重く受け止めなかった彼女にアドバイスを

してくれたカップルがいた。赤の他人だったのに、デートの邪魔だったのに、

リディカがどこか軽く見ていた部分を重視するよう促してくれた親切と助言を

その大きな胸にしっかり抱えて彼女は幼馴染を追いかけた。

ほぼ丸一日(・・・・・)かけて。


──注:一般ガレスト人の体力感覚は地球人と異なります──


何がいけなかったのか。

友好的且つ対話が目的だと伝えるために笑顔を心掛けていたのが悪かったのか。

ムジカはどこか戸惑った様子で逃げた。彼女はしっかり自分の目的を口にして

伝えていたが信じてもらえなかったのか意図が通じなかったのかムジカは

何故か顔を真っ赤にしてさらにダッシュした。分かりやすくするために昔話を

混ぜたのがいけなかったのかもしれない。あの年頃の子はやはり難しい。


それでも多分、とリディカは彼が本気でこちらを撒こうとはしていないのを

感じていた。反射的に逃げてしまったがいつもと態度や様子が違ったために

彼女に対する疑問が先頭にきているのだろう。だから常にこちらを観察できる

距離を保って、だが半ば慣性で逃げ続けている。

これは良くも悪くも一度始めたことを途中でやめられないというムジカの癖。

昔からそうだったと懐かしんで自然と頬が緩んでしまう中リディカは、なら

自分が捕まえて終わらせようと勝手に脳内でこれを鬼ごっこに変えていた。


だからだろう。

ある意味で彼らは互いしか意識に入っておらず、そのため異常を見逃した。


三番庁舎前駅から繫華街へ向かった彼を追いかけ、居住区域や商業区域を

行ったり来たりの追走劇を繰り広げた。公共交通機関を使わなかったのは

やはりムジカがリディカの様子が気になってもいたからだろう。そして

二番庁舎近くにあるオフィス街と居住区域の境目辺りに到着した時だ。


「だーっ! しつこいぞリディカ! お前仕事はどうした、仕事は!?」


「説明したらムジカを捕まえるのが私の新しい仕事だって」


時刻は昼から夕方に移ろうという時間帯。真上にあった『星陽』は既に

切れかけた電球程度の光となって消え去るように地面に下りてきていた。

この頃になると都市内の街灯が隙間なく灯されるので暗さは微塵も感じない。

地球人にとっては珍しいがガレスト人にとっては毎日の、日常の光景。


そこにおかしさはない。


異変があるとすれば家に帰るにせよ今から出かけるにしても、

そこで生まれるはずの人の流れが微塵も無かったことだろう。


「なんでそうなる!?」


「忘れたの?

 カラガルの牧場オーナーはおかみさんのお兄さんだよ」


「げ、おじさん!?」


「……そういえば昔から苦手だったわね、身内にこそ厳しい人だし」


ほんの数分前まで。

ほんの10m手前まで。

当然にあった人波が、人気が唐突に消えている。


「大丈夫、大丈夫、何度も言うけど私は話がしたいだけだよ。

 ムリに連れて行ったりしない……ただ私はムジカの気持ち、聞きたいんだ」


「リディカ…?」


「長らくちゃんとあんたと話をしてなかったと思ってさ」


「話って、なにを…」


「なんでもいいよ、最近ムカついた話でも昔の楽しかった思い出でも。

 悩んでることでも、やりたいことでも、なーんでも、ね!」


「…………」


互いばかりに目が向いていた両者はそれに気付くのが遅れた。



「──────ご歓談中、申し訳ありません」



ふわり、と柔らかな声と不可思議な格好の女性が彼らの前に降りてきた。

透き通るような銀色の光で形作られた翼を背中で羽ばたかせながら。


「え?」

「は?」


機械の翼なら、驚きはまだ少なかったろう。

人体の浮遊のちの着地というガレスト人には見慣れた動作でも謎な格好と

謎の翼でもって行われれば面食らってしまい、思考が追い付かない。


「逢瀬を邪魔するのは本意では無いのですが、あまり騒ぎにしたくないもので」


なぜか目を瞑ったまま穏やかに微笑む女性。

登場の仕方や格好は怪しさ満点であったのにその邪気の無さは彼らの困惑と

警戒心を一気に解きほぐしかけ───次いで現れた男達によって邪魔される。


「ご無事ですか聖女さま!」

「おひとりで行かないでください!」


どこか古めかしく感じる衣服の男女が4、5人ほど駆け寄り自分達を取り囲む。

銀翼の女性が纏う空気とは全く違う、敵意に近い警戒心を叩きつけてくる彼らに

リディカ達も一気に身と心を硬くする。


「ム、ムジカ!」

「お前は下がってろ! なんだてめえら!」


リディカを背後に、そして見た目通りケンカ慣れはしていたのか。

即座にフォスタから警棒型の武装を取り出して牽制するように突き出す。

彼女は気付くのが遅れたがムジカの目はきちんと彼らが腰元にブレード型の

武装を─何故か─ぶら下げているのを見て取っていたのである。


「もうっ! こうなると思ったから私だけで、と言ったのに…」


「仰りたいことは分かりますが護衛騎士として容認できません」


最初の女性の視界を塞ぐような位置に立つブロンド髪の少年はムジカたちを

鋭く見据えながら背後の彼女に苦言を呈する。これに不満顔の女性は相変わらず

悪意も邪気も感じられないがこの集団の中核なのは二人にも察せられた。


「それで聖女殿、確かにこのふたり……いえ男性の方が目的の?」


その彼女の斜め後ろに現れたのは妙な形で武装している者達とはまた別に意匠の

異なる格好をした、少し年かさのメガネの男。彼は穏やかな風体と空気感で

聖女と呼ばれる女性に確認を取る。


「はい、この方です。

 今も確かに、黒い……のに何故か害意を感じない針のようなモノが」


不思議です、とばかりに首を傾げながら閉じたままの瞼がムジカに向く。


「お、俺が狙い……?」


「前にケンカしたとか迷惑かけた人達の関係者とか?」


「さすがにこんな連中と何かあったら忘れねえよ!」


最後に登場したメガネ男を除けば、

彼らの格好は簡素なデザインであったが統一感を感じられる代物だった。

解りやすいのは胸元の紋様だろう。金の刺繍で円と直線が交わった何かの

マークが刻まれていた。だがそれは明らかにガレストのそれとも地球のそれとも

意匠や生活感の異なる服装でもあり、どこかで見ていれば確かに忘れまい。


「ふふ、どうかご心配なく……このような出会いとなり、警戒なされるのは

 当然でしょうがこちらにあなた方を害する意図はありません」


そこから生じる警戒心を、上回る穏やかな空気感で覆す声。

どこか自然と耳を傾けてしまう柔らかなそれに不信感が揺らぐ。


「ただそちらのしょうね……こほん、男性の方によくないモノが取り憑き……

 いえ、刺さって? いるようなので取り除かせて頂きたいのです。

 この距離でもどういった代物かは判然としませんので迷いましたが、

 やはり異物ですので除去した方が、と……それ以外のことは誓って致しません」


「はぁ? よくないもの? とりつき? なんだそりゃ?」


「うー、私も何を言ってるのか……ん、あれ、これって?」


丁寧に、真摯に、正直に、向き合ってくれていると感じる口調と声色。

他はともかく彼女なら信じてもいいのではないかと思わせてくる空気に

流されそうであったが、ふとリディカは引っ掛かるものを感じた。


「……親切面で近づいて、良くないモノが取り憑いてると嘯いて、

 取り除くだけと口にして安心させて……あ、ああっ! ムジカ逃げよう!

 これ霊感商法ってやつよ!!」


「レ、レイカン商法?」


「私、飼育員だけど地球人と接しない訳じゃないから色々研修受けたのよ!

 そこで地球でよくある詐欺手段とかも教わったの! これ絶対それよ!

 超常的な存在が悪さしているからあなたは最近うまくいってないとか不幸が

 続いてるとか言って、これがあれば助かるってたいして価値のないモノを

 高く売りつけてくるのよ! その前はタダでオハライ?とかいうのを

 するだけとか言っておいて!」


なんだって!

そんな奴らがいるのか!

と、幼馴染の証言に警戒心を持ち直したムジカの顔はより険しくなる。

一方。


「あぁ、そういうのこっちでもあるんですねぇ」


「お、女!

 よりにもよって聖女さまをそんな不心得者達と同列に!!」


「っっ!?」


疑われた当人は呑気な理解を示したものの周りは激昂した。

怒鳴りつけてきた少年は勿論、取り囲む者達も激しい怒気殺気と共に腰の

ブレードを抜いて、突き付けてくる。声にもならない小さな悲鳴を上げて身を

竦めたリディカは掴んでいる服の持ち主が顔を険しくしたのに気付かない。


「ちっ、てめえら寄るんじゃねえっ!!」


「ぐっ!?」


「っ、このっ!」


苛立ちを乗せた声で吠え上げ、向けられた刃目掛けて警棒を振り回す。

耳障りな金属音を立てて幾人かのブレードが跳ね飛ばされる。それでも

止まらぬ乱雑な警棒捌きは一振りで空気が唸るほどの音と風圧を出していた。

これでも筋力ランクはB-でそこそこあるのだとリディカは内心で自慢げだ。

自分自身がA-なのは完全に失念しているが。


「こっちの連中はどいつもこいつも!」


「動きは素人なくせに腕力だけは一丁前に!」


威嚇は功を成し、武装した連中はどこか接近を躊躇している。

この内に一気に逃げてしまおうと考えた彼女のアイコンタクトは幼馴染に

通じたようで振り回しながらも小さな頷きが帰る。


「…説得は無理なようですね。

 うーん、この場合は何本あればいいんでしょうか?」


人数の関係か。最初の女性の守護を優先したのか。

自分達を囲む人の輪には真後ろだけ穴があった。

既に武装した集団に取り囲まれていると二人のフォスタは認識している。

自衛許可が下りており、今なら非致死性の攻撃スキルが発射可能だった。

一気に飛びのいて目くらまし(スタングレネード)をしたら全力疾走による逃走を───っ!?


「───ふたりですので、8本でいいでしょう」


その思索を遮るように。

あまりに気軽で、あまりに邪気の無い言葉と共に銀光が煌めいた。

一瞬奪われた視界には次の瞬間、異常なモノが現れて彼らの動きを止める。


「っ、ぇ?」


比喩ではなく、驚きゆえではなく、文字通り二人の体は動かなくなったのだ。

突然、体中に幾本も生えてきた(・・・・・)銀光の柱によって。


「ぁ……っ、な、に、これ?」


「体がっ!? けどこれ拘束スキルじゃねえぞ!?!」


本当に一瞬で、それは現れた。

大人の腕ほどの太さのソレが双方の手足から四本ずつ、生えた。

密着していた互いすらもその場に括りつけるかのように体中を貫いて。

あるいはそこに出現したという表現が近いのか。

この場所、この空間、この位置に自分達を固定するために現れた銀杭。

地球人ならば磔の罪人か昆虫標本をどこかイメージさせる光景だった。

尤も二人がそれを知らぬことは何の幸いにもなっていないが。


「……っ」


とかくリディカもムジカも何が起こったか何をされたかが理解できず、

ただただその異常さに息を震わせる。身を震わせることが出来なかったからだ。

だって、その銀光の柱は確かに自分達を貫いている。突き刺さっている。

かのように見える(・・・)

なのに痛みは無い。

出血も無い。

それどころか────手足の感覚が無い。


「ハ、ハハッ……ムジカ、これなにかな?

 なんか、手足なくなっちゃったみたいだね、ハハッ…」


銀光の柱に貫かれている部位を中心にあらゆる感覚が断絶されていた。

幼馴染の衣服を掴んでいたはずの手は見るからに脱力していて、いくら頭で

動かそうとしてもピクリとも動かない。何よりソコと繋がっている感覚も無い。

まるで最初から自分達に手足など無かったのかと思えるほど自然且つ異常に。

湧き上がる生理的な恐怖を誤魔化すように笑ってみるが、声は滑る。


「リディカ…くそっ、何しやがったてめえら!!」


「ふふ、慌てないで……大丈夫、動きを止めただけですから。

 目当てのモノを取り払えば開放しますから、ね」


一歩、二歩と今はもう翼を消した女が歩み寄ってくる。

変わらず瞼を閉じたまま。変わらない微笑みを浮かべたままゆったりと。


「ひっ」

「っ」


彼女だ。

発言から推察するまでもなく本能的な部分で誰の所業か理解する。

そして二人はその笑顔に先程までと同じ感想を抱けなかった。

なにをやったか。どうして。どうやったか。なんてどうでもいい。

相手の身動きを封じるのに手足の感覚すら奪うという方法を簡単に、そして

躊躇い無く使っておいて、現れてからと何も変わらない空気を纏っているのが

ただただ────おぞましい。


「ふざけんなっ! 信用できるかよ、ちくしょう! 動けよ!」


どれだけムジカが吠えようとも動くのは頭部ぐらいで何も変わらない。

自身の体が動くこともなければ、歩み寄る彼女の表情が変わることも、無い。


「こんな時に何も出来ねえとかどうして俺はいつも!!」


軍製品ほどではないがある程度意思で動かすことが可能な民生用フォスタでさえ

微塵も反応しない。彼らは気付く余裕すら無かったがどちらも保有者との接触が

途切れた事を示すエラーメッセージが画面に表示されていた。


「ぁ、ああぁっ…」


「くそっ、くそっ!

 ぃやだ…弱いのは嫌だ、弱いとやられる……力っ、強い力さえあれば……っ」


抵抗の術も、身動きも封じられたまま無邪気な女が軽やかに迫ってくる。

これまで体験したことのない恐怖にリディカたちは呼吸すら乱れかけ────


「っ! みなさん動かないで!」


────それより先に女の微笑みが乱れ、また妙な光が瞬いた。

先程のとは違う光の煌めきの直後ふたりは支えを失ったように崩れ落ちる(・・・・・)

咄嗟に手をついたのでどちらも顔や頭を打つような事態にはならず───なぜ?


「え、動く? 戻った?」


見れば自分達の感覚と身動きを封じていた銀の柱は消えていた。

体にも衣服にも傷一つ無いせいで本当にそんなものがあったのかとさえ

疑うほどに跡形もなく。


「……お二方とも、ケガはありませんか?」


そこに意識が割かれていたから自分達に誰かの影が差しているのに気付くのが

遅れた。見上げれば水色の長髪をたなびかせる長身女性の背中が目に映る。

彼女はまるでこちらを庇うかのようにあのおぞましい女と相対していた。

敵か味方か。どこの誰で、どうして。どうやってあの枷を。

瞬間的な疑問は頭の中で駆け巡るがリディカはその目線の高さゆえか。

ます視界に入ったその物体に意識が少し偏っていた。


──なんで両手にカトラリーナイフ?


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― 新着の感想 ―
聖女一行、うわぁ…うわー
毎回盲点な繋がり方して非常に楽しませてもらっています。 気配りが空回りしてるマスカレイド大好き!
うわぁ…別の世界の人に聖女様に対しての態度で怒っても… 確かおそらくジェイク君… あ、メイド長にはシンイチの記憶もあるし、ついでに生き残ってた二人に関して言及してくれないかなぁ(チラッ)
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