※17「元と用意」
焼き飯の元、使ったけど…
「「いっただっきま~す!」」
連華はおいしそうに食べていた。元、使ったけどな…
「どうだ?味は??」
「おいしいよ♪もぎゅもぎゅ…」
そりゃそうだ。元、使ったからな…
「食い終わったら散歩にでも行くか?」
「ん?うん。行く!もぎゅもぎゅ」
そういえば連華っておばちゃんと話してるときいつも引き気味だな…何故?よし。聞いてみよ
「なぁ、連華はおばちゃんの事嫌いか?」
「ん?いや。別にそうじゃなくて、ただ単に人見知りって言うか、なんというか…」
「なるほどね~」
だから少し引き気味だったのか…
「でも俺とは普通に話すよな?」
俺は聞いてみた。
「うん。だって私のお兄ちゃんだし、私から話しかけたみたいなものでしょ?それと大好きだし!」
ふーん。初めから好感度が良いってことか。
「ごちそうさまでした!」
連華は気付けば食べ終わっていた。そういう俺も食べ終えていたが…
「それじゃあ用意してくるね♪」
「ん。」
連華は俺達の部屋に走っていった。
弟は5分で戻ってきた。
「おまたせ~」
連華は後ろで髪をヘアゴムでくくり、ポニーテールにしていた。
…かわいい…
「んじゃ、行くか」
俺達は家を出た。