表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
破壊屋  作者: 全力疾走
2/11

破〜1・前〜懐

拙い文章ですが、興味があったら読んでください。そしてまぁ許せるだろと思ったら評価下さい

いつもの日常…

平和に満ちたり、満ちたりすぎて溢れだすような毎日。


溢れた物は暇となる。なんでも適量が一番です。


さて、ここは都内の一軒家

ある主婦が今日のお客様です



―――――



目覚まし時計が鳴り響き今日がはじまる、いや、毎日がはじまるっといったほうがいいのかしら?


朝6時40分に起床。

隣の夫を起こし

私はすぐに1階のリビングへ移動。そしてキッチンで朝ご飯を作り、テレビを見ながら夫と食事。


7:40

夫を送り出す


その後、私も顔を洗って歯磨きして、ようは身支度をして、少しゆっくりしてから、洗い物をして。

午前中を終える


13:00

昼のドラマを見ながら食事


その後


掃除

買い物

散歩や運動

晩御飯の用意


そして20:00


夫が帰って来て食事

テレビ鑑賞や色々やって


0:00

就寝



これが私の毎日……

無限とも思える繰り返し

私は今30才だ、26才の時に寿退社。まだ子供はいない


はぁー独身時代が羨ましい……

毎日毎日生きてるって感じがあの時にはあった…


今はまるで毎日がデジャブ…もちろん近所の人とコミニケーションとか友達とかとお茶したりはするけど、それは退屈しのぎにしかならなくて、まるで私を満たしてはくれない…

夫とのプライベートも最近はマンネリ…


こんな日常はもうイヤ。

新しい流れが欲しい!

だからといって私は夫を愛してる…浮気とかは頭に無い


「はぁー、まったく、退屈ね…」

ひとりリビングで呟く

そういえば昨日テレビでインターネットサーフィンとか言ってたわね………


私もやってみようかしら……

席を立ちリビングの窓際にあるパソコンに向かう、起動音がカチカチ鳴っている…


インターネットの検索画面が開いた……



ここで一つある事に気づく……何について調べようかしら?

波が無いならサーフィンなんて出来ない……


料理?インターネット通販?運動?………………ダメだわ、全部日常から出れてない。


「ダメね、これじゃあ…」

インターネットを閉じようとして、フッと窓を見る、もう春だ…全然気付かなかった…………何か、寂しいような…孤独感が込み上げてきた。


「…よし、調べてみよう」

変化?ダメね、アバウト過ぎて半端無い検索数が…

改革?政治情報ばっかりね!!

革命!?な!?ナポレオン!?

キリが無いので少し考えてみる…


「私が一番したい事って…この日常の、破壊?」


検索……《破壊》


うわ!?凄いマイナーポイ物が………


ま、まぁ少し見てみよう…


あるチャットサイトにつながった


28―――2、2518:30 恋するキリンさん


今の彼氏と別れたいんですが、彼氏しつこい子なんで、きりだせません、どうしたら別れられますか?




29―――2、2418:35名無しさん


素直に言えばいいじゃん?


30―――2、2418:40名無しさん


なんなら、別れさせ屋みたいな人に頼めば?


31―――2、2518:48恋するキリンさん


あの30さんその別れさせ屋って人達の事もう少し教えてくださいませんか?


31―――2、2518:50 名無しさん


いや、俺は大学の友達にそういうあだ名の奴がいて、ソイツに頼んだだけだよ



32―――2、2518:56 名無しさん


え?なんだ?破壊屋の事じゃないの?



――…破壊屋?なんかヤバそうな名前ね……


33―――2、2519:00 恋するキリンさん


え?なんですか、破壊屋って……



34―――2、2519:06 名無しさん


うーん、都市伝説みたいなもんで、なんか人間関係を壊す人達がいるんだって、わざとじゃなくて、仕事で。

しかもその依頼人が望んだ通りの関係にするんだって。


35―――2、2519:15 名無しさん


なんだ、別に都市伝説ぽく無いじゃん

浮気とかだろ?それって?それぐらいなら興信所でもやってるって…


36―――2、2519:19 名無しさん


いや、そんな表に出せるような事ばかりしてるわけじゃないみたい……なんか、場合によっては殺すらしいよ?しかも、浮気とかじゃなくて、人間関係の破壊なの!!

そんなの普通にできるわけないじゃん、相当骨が折れる仕事だよ。


――…コワッ!!殺してるってもはや殺し屋じゃない!!

そんなの私望んでないしな……でも、今の人間関係の破壊、私が望む物へ……少しだけ興味あるな……




検索………《破壊屋》

エラー表示

なにやら、回線が込み合っているらしい。


画面に喰らい付く姿がきっと滑稽だろうな…とふと思う。

…もう……なにしらべてんだろ、私は……



更新ボタンを押した


画面が開く


検索結果は1件…?


おかしい、この手の名前ならもっとヒットするはず……


なにかイヤな汗が流れる


破壊屋をクリック。

表示された画面は予想に反して明るい。

花柄の背景に薄いけどしっかり読める文字が書かれている




注意!!

このサイトは殺人依頼を受けるものではありません、当サイトは一切そういった依頼には関与せず、場合によっては警察に連絡いたします



なんだ普通にネーミングセンスがダメなだけね…



いくつかの、選択項目がある。


まぁまずは………


破壊屋とは?

をクリック


音声プログラムが流れる、凄く落ち着いた、紳士的な話し方だ


―ようこそ、貴方様はこのサイトに何を求めて来られましたか?

当サイトは理由はどうあれ、今の人間関係に何かしら不満がある場合の助け船的な、役割を担う物です。けして人に危害を加えるためのサイトではありません。それだけは覚えておいて下さいませ



―次に、いくつかの選択肢が出てきた。


・請け負う仕事内容

・手段、方法

・料金

・質問板


えっとどうしよう、まぁ順番に見ますか…


・請け負う仕事内容をクリック


また音声プログラムが再生される


私達、破壊屋が請け負う仕事内容は主に人間関係の改善、改造です……

具体的には例えば日常の打破、恋人との決別の手伝い、いじめ、家庭内暴力などなどです


なんだ、普通じゃん……いや、普通が一番なんだけど、なんかガッカリね



・手段、方法

をクリック


っていうか、なんかもっと違う言い方出来たんじゃないの?


手段、方法って………


また音声プログラムが流れはじめた。



―――手段につきましては、最善かつ安全そして、後がキレイさっぱり、なにより気付かれないようなプランを用意いたします

そしてお客様がそのプランからお好きな物を選んで頂きます。


なるほどね…


じゃあやっぱり一番気になる……


・お値段

をクリック


――――料金につきましては、お客様に選んで頂いた、プランによって多少の違いがございますが…平均としては、最高値3,0000円 最小値1,0000円となっております



やっぱり結構するわね…

ま、別に本気で頼もうなんて思って無かったしね。


窓の外がオレンジ色になってきていた。

時間は5時…

あっ…買い物に行かないと。

ま、暇潰しにはなったわね。

それだけで良しとしよう。


近所のスーパーで買い物を済ませ、今日は簡単な物で済まそうと晩御飯の事を考える、一般的かつ典型的な主婦、これ以上何を望む?食べて笑えて暇できる、それで平和に生きていけるんだから素晴らしい人生じゃない。



ダメね…夕焼け色なんて気にしないけど、この時間はセンチメンタルになるわね。


帰り道ってやっぱ退屈ね…



家に帰り、いつもどうりに支度する、いつもどうりの私


夫に笑顔でお出迎え


あなたの疲れ顔はもう飽きたわ


その後のプライベート

疲れきった夫は使いモノにならない。



あーもう飽きたわ。

なにもかも。




Am6:30

また毎日が始まる……もう説明はいらないでしょ?

同じなんだから……




外は風がふいている。昨日の春はどこえやら、今日は曇り空


「貴方はいいわね」

なんて口に出る



風が窓を叩く

雲が流れて花が散った


なにかが頭の中で回転した。


気づけばパソコンの前、画面には破壊屋の文字


私はいや、こんな日常変えたい。

いや、変えさせてもらうわ。・申し込み

をクリック


色々と書き込み

理由の欄で手が止まる。

理由……理由なんて、決まっている、今を変えたいから。


送信をクリック


――ありがとうございました、後日改めて伺います。―――



踏み込めた自分には少し驚いた、が、後悔はしてない。

むしろこれからの変化に期待すらしている。

早く来ないかな……破壊屋さん♪

夫は今日も疲れ顔。

会話もイマイチ

プライベート?言うまでもない




3日後


ピンポーン


夫を送り出し暇をしていると、チャイムがなった


……やっと来たのか、待ちくたびれたわ…


「はーい、どちら様ですか?」

ドア越しに投げ掛ける

「あっすみません、破壊屋ッス。先日ご連絡頂いたんで、伺いました」


ずいぶん若いわね……10代?まさかね…


疑問に思いながら、ドアを開ける


“黒”…それが彼の第一印象だった


容姿はまぁ悪くない


身長177ぐらいに真っ黒な髪、切れ目に、瞳は茶色

問題は…問題は………


「それ、どこの制服?」


服だ、まるで高校の制服だ。

「イヤイヤ、制服じゃないスよ!?だからそんな恐い顔止めましょうよ。」


そんな顔に出てたかしら?

「ま、いいわ、立ち話もなんだし、どうぞ」

「どうもッス、お邪魔しまーす」




正直に言おう、今私は不機嫌だ何故って?

そりゃ今のこの状況に対してよ。

空は雲一つ無く。

春は風となって、猫がジャレつく今日この頃……

私は期待していた、今の生活を打破出来る…と。

その待ち望んだメシアがこの高校生………


なに?私は別に性的欲望を持て余してるわけじゃないのよ??


「いやー平和ですね」コイツオヤジ属性があるのね。

「………で、貴方は何処の高校なの?学校はどうしたの?」

リビングのテーブルに向き合うように座っている私、繰り返すけど機嫌は悪いわよ。

「だーかーら、俺は高校生じゃ無いッスよ。バイトでも無いし、正真正銘の破壊屋ッスよ。」


「前から思ってたんだけど、そのネーミングセンスは無いと思うわ。」


「……ですよね、俺もイヤだって言ったんですけどね…霧川さ、いや店長がゴリ押しちゃって……」

結構この子も苦労してるみたい。

……このままじゃラチあかないわね。

…ま、いいか、聞くだけ聞いて気にくわなかった辞めればいい

「で、破壊屋さん?私の注文はどうなのかしら?」

本題に入ろう

「……………ハイ。今回の依頼内容はこの生活の破壊ですね?」

真顔になった青年、どうしてかしら、なんか、寒気がするわね……

「そうね、今の生活に飽きちゃって、んーーつまりマンネリね。何か変化が欲しいのよ。この生活に。」


「………環境をかえるのは至極簡単です。ただ、戻すのはとても大変です。

そこは私どもは専門外なわけで……用は私達破壊屋は片道切符という事です。」


「つまり今の生活には戻れないの?」


「“今”はこの時にしかありません、また同じような今があってもそれは違う“今”です。……お客様には皮肉かもしれませんが、まったく同じ今なんて無いんですよ。それを承知でなおも依頼しますか?」


「…………………」

「私はあまりお勧めしません、今を観る限り幸せではないですか?古来より欲深き者は欲にやられております。」


「……………貴方の言ってる事も分かるわ。確かにその通りね、でも、何か変化がほしいの、感じ方を変えれば貴方みたいになるのかもしれない。でも……」


「分かりました。ならお受けいたしましょう。ただ破壊するのは、貴方の物だけですよ?」

破壊……なんか今聞くと重いわね。


「いいわ。お願い。」「それじゃあプランの方です、が、ハッピーエンドとバットエンドどちらがいいですか?」


「…………待て待て待て、何ソレ?アバウトにも限界ってのがあるのよ?」


「いやいや、目的地が見えてる冒険よりもサプライズが溢れた冒険の方が楽しいでしょ?」


「…貴方、人の人生何だと思ってるの?」


「ゲーム」

うわっコイツ人として最悪だわ!!ヒネクレの境地

でも待って、よくドラマとかだとこういう風に言う子の方が良かったりするのよね!!


「……貴方人生ゲーム得意?」


「あーアレは苦手ッスよ、なんか気づいたら借金だらけで…」


ななななななななんですってぇ!?

これは人選ミスよ。まずいわ私のハッピーエンドって借金だらけなの!?


「大丈夫ッスよ、人生なんてマスメみたいに分かりやすいモンじゃないですし。決まりきった事柄はないんですよ。」


「そ、そうなのかしらね。」


「ま、大丈夫ですよ。ハッピーエンドは本当にハッピーですから。」


「じゃあハッピーでお願い、うんとハッピーなやつ。」


「了解しました、じゃあ、この紙に書いてある質問に答えて下さい。」


「分かったわ」

紙にはざっと十個くらいの質問が書いてある。

・御名前

高橋 美香

・ご住所

◎◎◎ー●●●ー○○○・家族構成

夫、私、子は無し

・望む結果

ハッピーエンド

・今の生活に戻る事はできませんがそれでも望みますか?

ハイ


・貴方は何故それを望みましたか?


今の生活を変えたいから。


・破壊以後クレームは受け付けませんがよろしいですか?


ハイ


以上の事を確認の上契約成立とします。




ふー面倒よね、こういうのって

「はい、書いたわよ。」


「どうも、じゃあお値段は…と、今回は以外と簡単なので、1,5000円ですね。ハイ。お支払は破壊後で構いません。」


「へー、平均どうりね。」

ま、これくらいならいいか。


「ええ。それじゃあ後日また伺います。準備が有りますので。」


青年は席を立った。書類をカバンに入れて。

「いつぐらいになるの?」

「そうですね、多分3日後ぐらいじゃないですかね」


「そっ、じゃあ待ってるわね、変化を…」


「いや、すぐに変化は起きませんよ、多分一年はかかるんじゃないですかね?」


「そ、そんなに!?」

「ええ、手っ取り早いのはあらかたバットエンドですね。」


「そ、そう、………………」

やぱり少しは不安だ、変化に不安はつきものだけど。

破壊に至っては不安どころじゃないわけで……


「…やっぱり不安ですか?そりゃそうですよね、変わらない事を怖がらない生き物なんて存在しませんよ。」

玄関のドアの前に来て、その青年が感付いたように言い出した。

「ええ、やっぱり不安ね。望んだ事とはいえ……ね。」


「まーハッピーエンドを選んだんだから大丈夫ですよ、悪い結果にはならないですし、大丈夫。」


「それならいいけど、あっ貴方名前は?」


「靭ッス。」


「ジン君ね。」


靭は朗らか笑い玄関から去って行った。それから私はなんとも身勝手な話しだが、本当に良かったのか変化なんかを望むのは欲張りなんではないのか…と、考えてしまった


『今の環境に戻すのは大変です』

『幸せにみえますが』

確かにそうかもしれない。

私は忘れてしまっているだけで幸せなんじゃないか?

私が今を生きれば話しは済むんじゃないか?

もーーーーなんで人間って失うと分かるとそれが大切におもえるのかしらね。



その晩。

私は旦那に聞いてみた。

「ねぇ貴方は今幸せ?」

「なんだよ、急に?どうした?何かあったのか?」

夫はまだ30だがご飯を食べるその姿はもうお父さんだ……


「いや、なんでも無い。私今幸せ?なのかな?」


旦那が黙って何か考えている…

「俺は今幸せだと思う。なんだかんだで笑えるし、飯も食えて家もある。………それじゃあダメか?」


「ううん、いいの。それで。ごめんなさい、ちょっと疲れてて…」

私ずいぶんポジティブシンキングな人と結婚したわね。

「ああ、後は俺がかたずけるから、先休め、な?」


「ありがとう」


もう、こんな時だけ優しいのはどうなの?




3日後

ピンポーン


靭君の御登場ね


「……いらっしゃい。」

「ありゃりゃ、元気ないッスねー?何か死神でも待ってたみたいな感じですね…?」


大方図星…私はこの3日ほとんど寝れなかった…

なのに夫は急に頑張りだして…身体が…………おっとこの辺自主規制ね。


「いや、大丈夫よ?ちょっと疲れてるだけ。さ、入って。」


「……お邪魔しますね。」


靭君は靴を玄関で脱いで……アラ?以外ね…ちゃんと揃えてるわ…靴


「あーーガキじゃないんでね。」


「えっ?!あっごめんなさい、そうねしっかりしてるものね。」

顔に露骨に出てたみたい


「……………」


「あっ!いや、あの、その人間としてしっかりって事よ?躾、云々じゃないわよ?!」「……お褒めのお言葉ありがとうございます。」


靭君が凄く悲しいそうな顔をしたので、必死にフォローする。

さて、今はリビングのテーブルに向かいあって座っているわけだが、私はブラックコーヒー対して靭君はココア甘口だ………なんでも本人曰く、

「自分格好より中身ですから、ココアで!」

だそうだ。

そう…飲めないのね。コーヒー、そして中身って………うん、まだ子供なのね……靭君


「さて、仕事の方なんですが、この薬にを飲んでください」


靭君は粉薬のパックを20個程出してきた。







………って薬!??


「え?薬って、え?いや私その…」


「大丈夫違法薬のチョコとかキノコじゃないッスよ。漢方薬です。」


「か、カンポー?」


「そッス、害はありません。で、結構強力なんで一日一回寝る前に飲んで下さい。…で万能なんで旦那さんにも上げてください。んで、これ3ヶ月分有りますから」


靭君は朗らかに笑っている。

危ないお薬じゃないのは分かったけど……

「これ、何に聞くの?」


「……だから、貴方の変化にですよ。いや、今の破壊ですかね…」

……………破壊…………

「……そう…あの、私よく考えたんだけど…」


「勿論、貴方の人生です。貴方に選択権が有ります。ただ……私はハッピーエンドで計算しました。ソコだけは忘れないでください。」


「ええ、そこは信じてるは。…ただ、ただね…」


「世の中諸行無常ッスよ、変わらん物なんて多分無いと思います、いや、でも在るのかもしれないけど、きっとそれは抽象的なもんだと思うんです。だからいつかは変わります、この生活だって変わります。

で、俺達破壊屋はその変化を自然から人工的にやるのが仕事なわけです。…えーとだからあの……」


何か長たらしい事言ってるけどコレ誰かのマネね…本人も理解してないもの……

「ま、だから、怖がっててもいつか変わる“今”が来ます、それは何処に行くか分からない奴ですが、それを待つか、それとも決まっているハッピーエンドに行くか…」


なんかこんなシーンの映画見たわ、弾丸がスローになってブリッジになった人がソレをよける奴、キアヌ・リー…っとそんな事はどうでもいいわ。

今、靭君の左手には漢方薬(?)が、右手は……何かしら?握っていて見えないわ。

まぁ両手を突き出しているわけ。

どちらかを選べって事ね………


……………………………………私は冒険者にはなりたくない。わよね?いや、今更って言われたら、反論は無いけど…見える物がハッピーエンドなら私はそっちを選ぶ!!


「貴方の今を破壊します。」

靭君がそう呟いた

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ