家の探索
フジリナです。
どうぞ、長編をお楽しみください。
僕は、サイロと教会があった近くにある、荒れた屋敷の中を探索し始めた。この屋敷はどこか、暗い雰囲気に包まれていて、屋敷の家具の調度は、どこかロココ調もあるし、1950年代の隆盛期を想起させるものだったのだ。
コモードにある写真立てにあった、写真には、1950年代の古き良き家族が写っていたのだが、隣りにある写真立てには、住人の顔が黒く塗りつぶされていたのだ。
「これは、何があったんだ?」と僕。
そして、写真立ての隣には、メモらしきものが。
私達家族は、古き良きアメリカの伝統的な文化を守っているつもりだったのだ。
そう、あの忌まわしき陰謀を喚き散らす、新宗教の輩に出会わなければ。
ジョーゼフが、いかがわしい神父に騙されて、すっかりおかしくなってしまった。
本気で、フリーメイソンが作り上げた理想郷であり、実験場だと思いこんでいる。妄想症にでもなったのかと思ったんだ。
ジョーゼフ。おまえはいつからそうなってしまったんだ?
頼む。父さんを信じてくれ。
(ここから先は途切れている…。)
「何かあったげだね。」と僕。「しかしさ、この屋敷の事件と、アメリカの建国にまつわることは、何が関係しているんだ?」
「それは、わからないんですけれど…。」とマシュー。
「ここから先にいかないといけないね。」
僕はこの屋敷の探索を始めたのだ…。この屋敷の、食堂へ向かうと、包帯で顔を覆った男が突っ立っていた…。
こいつが、ジョーゼフと言うやつなのか…?
「―――!!」
男は、もはやまともな会話ができないほどだ。
「精神科医ではなくて、祈祷師を呼んだほうがいいかもしれないな…。」僕は、かのマクベス夫人が狂ってしまったのを思い出してしまった。
男は何かに取り憑いたように、僕に襲いかかり、飛びかかってきたのだ。身の危険を感じた僕は急いで逃げていった。
逃げた先には、祈りの間みたいなところがあったのだ。祈りの間には、なぜかわからないが、盟主さまの写真と、レディ・クラリスと、当時のイギリス首相であるグラッドストンと一緒に写っている写真があり、それに赤いバツのバークがつかれていたのだ。
「ひどい…。」と僕。なぜ、そんなにひどいことができるんだ、と僕は思ってしまったのだ。
「あの人達さ、うんとあの神父の狂った思想に加担していたんだな。」と僕。
「副長官。あの神父なのですが、彼は既に死亡していますが、当時のCIAのアーカイブには、要注意人物として扱われていました。それで、彼はこの地域の住民だけではなくて、連邦政府とのつながりがあったみたいです。」
とマシューが切羽詰まった表情で僕を見ていた。
というか、その殺人鬼は誰なのか…?すると、またあいつが襲いかかってきた。
「逃げるぞ!」と僕。
「で、こいつはもはや、人語を解することができないんだな。」
すると、僕はその男から感じた匂いを察知した。そう、悪魔であるナセルと同じ匂いなのだ。
「もしかして、私と同じ悪魔が取り憑いているということですか!?」とちょうど、同行していたナセルがそう言った。
「やはり、名前のない下位の悪魔が取り憑いてるのかもしれません!覚悟してください☆」
ナセルは、殺人鬼に飛びかかっていったのだ―――。
また、お会いしましょう!




