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魔女と哲人王子  作者: フジリナ
第二部・王子と世界編

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ゾディアック事件の真相

フジリナです。

いよいよ、ゾディアック事件の真相が明らかになります。しかし、史実とは異なるところがあるので、解釈は人それぞれ異なります。ご注意ください。

 再び2026年になって明らかになった、ゾディアック事件の真相。そう、それは、ヘブライ文字と、キリスト教のモチーフが多々あることや、CIAのデータベースに黒塗りされていた文書の中にあったのは、ヘブライ文字でぼかされているが、やはり―――


 悪魔だったのだ。

「悪魔の仕業だったのか、似顔絵の男に憑依したのか。」

 中位や下位の悪魔がいることから、それはわからないことだ。僕は、魔法陣を敷いて、事実上契約している悪魔である、かつて僕に憑依していたが、現在はルシファーの秘書官を務めている、ナセルを呼び寄せたのだ。(補足;召喚というのは、日本の文化から来ているのって知ってましたか?)

「お呼びですか、ロバートさま?」と、銀仮面をつけて、僕そっくりな外見をしているので、あまりに陽気だと、なんだか僕の「見られたくない部分」を見られているようで、なんか嫌な気持ちになる。

「あのさ、ナセル。この悪魔の正体を調べてくれない?」と僕。

「わかりました!」

 ナセルは、ヘブライ文字か何かが書かれた、巻物を広げていた。

「調べたところ、やはり1968年当時は、下位の悪魔でした。やはりあの見ず知らずの人間の男性に取り憑いていましたが、この男性は余生を静かに過ごして、大往生されています。また、この方は、当初は名前のない悪魔でしたが、ベルゼブブさまが、『やつを捕まえてこい。私の名が汚れてしまう』とおっしゃっていました。その名は、『ヘビの悪魔』と呼ばれていたのですが、お名前を申し上げますと、『スネル』というお方らしいです。」

 スネルだって!?あいつが、かつて憑依しないと生きていけない、下位の悪魔だったのが、今は名前が与えられているって!?

「ナセル、これはどういうことなのか!?」

「下位の悪魔は基本的に名前がない存在ですが、中位以上は、名前を与えられるんです。――名前というのは、人類にとっては、宗教的な意味があるんじゃないんですか?」

「宗教的な意味…。ああ、あれか。契約という意味じゃないのか?」

「そう。下位の悪魔は、人間の名前を借りて、生きている存在なのです。しかし、中位以上になると、人間の名前を借りなくても、自立できるぐらいの魔力を持つ存在です。なので、魔術師やルシファーさまと契約が対等にできるということで、名前を持つことができるのです。」

 某日本のアニメ映画で、神様の世界に迷い込む少女の物語を思い出したのだ。

「そうか…。そういうことだったのか。」と僕。

「もしかすると、スネル様は、現在は人間を依り代にしなくても、魂を食料にするために、殺害しているのと、あとは愉快犯的なことで、欲望を満たしているんでしょうね!」

 ケケケッと笑うナセル。こういうところが、こいつの嫌いなところだ。

「―――あなた、こういうところが、私の嫌いなところだって思いませんでしたか?」

「なんだよ、もう!…でもさ、なんでオレなんだよ?こんな、落ちこぼれで、アジア系で、それかつ、オタク気質で、内気な性格なのに、なんでオレを選んだんだ、ナセル?」

 そう、そんなに目立つようなタイプじゃないんだ。

「貴方を選んだのは、盟主さまと同じ意見です。高学歴であっても、飾らないのと、虚栄心の中におらず、純粋な御心を持ち、社会に対して純粋で素朴な疑問を持たれるところなのです。」

 そうだったのか…。

 僕は、ナセルと盟主さまと、レディ・クラリスとともに、スネル討伐へと動くのだった。

また、お会いしましょう!

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