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魔女と哲人王子  作者: フジリナ
第二部・王子と世界編

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ゾディアック再び

フジリナです。

今日のお話は、あのゾディアックの事件を題材にしています。

 1968年から1974年にかけて、アメリカを震撼させた、ゾディアック殺人事件。僕は、その時の事件の重大さを、祖父のアルバート・マイケルから聞いたのだ。

「ちょうど、ニクソンが大統領になる1年ぐらい前から、この殺人事件は、多くのアメリカ国民を震撼させていたのだ。ちょうど、お前の父親のヘンリーは4歳ぐらいだったから、まだその事件の重大さはわかっていないのだよ。だから、彼は幼いながらに、不思議に思っていたんだ。」

 なぜ、この話をするのかと言うと、今年の2026年になって、再びゾディアックの事件が再燃したのだ。そのゾディアックの、紋章がケルト十字に似たマークだったのだ。

 そのケルト十字に似たマークが、被害者のそばにあったのだ。

 単なる模倣犯か、それとも本人なのか。ゾディアックは、調べてみたところ、複数人被疑者の名前が上がっていたのだが、全員シロだったのだ。

「もうさすがに、あのゾディアックは模倣犯なんじゃ」と僕。

 当時を知る警官たちは、すでに定年退職して、祖父と同じく穏やかな生活を送っているのだろう。そんな僕は、ニューヨークで多発する、謎のゾディアック事件について、執事であり秘書官のハロルドとともに、当時を知る警官の元へ。もうすでに90近いのだが、「ゾディアック」といえども、大抵は偽物だとみくびっていたのだ。

 しかし、僕が事件現場から回収した、証拠品を見せると、おじいさんの顔色が青くなった。

「…これは!?なんだ…。これは…。もしや」

「どういうことなの、おじいちゃん!?」

「これは、まぎれもなく、ゾディアックがやってきている。戻ってきやがったな…。執念で捕まえてやる!!」

 おじいちゃんは、ちなみにだが、認知症ではないので、大丈夫らしい。

「昔の記憶が戻ったのかな。」

「そうでしょうね。まずは、この方に過去の話を聞いてみますか。」


 定年退職した、元ニューヨーク市警のジョン・ホプキンスさん、御年89歳。さっきから僕がお話しているおじいちゃんだ。

「ああ、ゾディアックのことか。あれは、ジョンベネちゃんの事件と同じくらい、謎めいているのだよ。」とジョンさん。

 ジョンベネちゃん事件というのは、美少女コンテストに出られるほど、可愛い子だった、当時5歳の女の子のジョンベネちゃんが、何者かによって殺害された事件だ。ちなみに、まだ犯人は見つかっていない。当時はご両親が疑われたのだが、やはりシロだったのだ。

「そうですか…。」

 僕は、ジョンベネちゃんの事件は、生まれていないのでわからない。

「あの事件はたしかに、謎めいています。」ハロルドさんは、やはり当時を知るので、ジョンさんの発言に共感しているみたいだ。

「それでなんだが、もっと殺されたかと思ったんだが、あいにくその当時は、あまりに話題性が大きすぎるのと、重大性がかなり大きいから、情報が錯綜していてね。だけど、そんなに多くはなかった。犯人が、あまりに風変わりなだけで、話題性が大きかったんだ。ニューヨーク市警などの警察や、FBIの捜査官の発表があるたびに、新聞記者が殺到したり、あとはめちゃくちゃテレビの取材も来ていた。あいつにとっても、さぞかし迷惑だっただろう。」

 やがて、僕の物語が、ようやく動き出すことになったのだ…。

(つづく)

またお会いしましょう!

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