母校に忍び込む
フジリナです。
ロバートの夜の学校探検です。
僕は、学長先生から依頼されて、僕の母校である、ニューヨーク州立大学バッファロー校に、夜に調査することにしたのだ。夜の学校と言えば、日本だと七不思議とか、幽霊がいるという類だろう。
そんな僕は、拳銃と、スマホを持って、学校へ。だが、いつの間にか、僕の後輩でガールフレンドのヨランダがついてきたのだ!
「ヨランダ!?なぜ君がここに!?早く帰ったほうがいいぞ!」
「私も行く。だって、うちの母校のこと、ほっとけないんだから!」
ヨランダには困ったものだ。彼女の持ち前の明るさと、勇気は認めるのだが、時折危なかっしいのだ。
「危なっかしい真似をしないで、さっさと家に帰るんだ!」
だが、何度も説得しても平行線のままなので、僕はヨランダとともに、学校の中を探索することにしたのだ。学校の中は、暗闇に包まれていて、ゴシック調の教会のような校舎であることから、余計に不気味な雰囲気が伝わってくるのだ。
「なんか出たりしないかな?」
「大丈夫。僕がいるから。」
すると、
「「「「きゃあああああああああ!!!!」」」」
と、どでかい女の悲鳴がした。
「なんだ!?」
僕は、ヨランダの手を引いて、悲鳴の方へ。悲鳴が聞こえた講義室には誰もいない。
「幽霊の悲鳴じゃないのか?」
半信半疑だ。でも、僕にはちゃんと聞こえた。幻聴だったら、まっさきに病院に行きたいほどだ。
「なあ、ヨランダ。悲鳴が聞こえたんだが…。」
「悲鳴なんて、聞こえてないわよ?」
ヨランダは、魔女の血を受け継いでるはずだが、やはり混血が進んだのか、薄れているのか、それとも僕のほうが隔世遺伝で、魔女の地が濃くなっているのか。どっちともありえる。
「じゃあ、あの女の悲鳴は何だったんだ…?」
僕とヨランダは、さらに探索を続けた。すると、女の霊が僕の方に襲ってきたので、威嚇発砲したのだ。というのも、僕が持っている弾丸は、いわゆる銀の弾丸だ。
「あの女の人の霊は、誰なの!?」
「おそらく、時代的には、開拓初期か、ワシントンの時代かもしれないな。」
確かに、ワシントンの時代特有のかつらをしたドレスを着た女だ。
「やはり、この学校にはなにかがあるな。」
そして、僕はさらに探索を進めると、実験棟の旧校舎に羊皮紙のノートがあったのだ。それが何かと言うと、
「実験は進んだ。この国は、もうじき自由・平等・博愛の名の下、最強の理想国家になれるのだ。私の理想は、高いものだ。だが、同時に私は妻が段々、精神を病んでいく様子を見た。『なんで私の気持ちがわからないの!?』放置するつもりはなかったんだ。なんで、そこまで妻がおかしくなったのかがわからない。あのグスタフ・アドルフの妻のような、狂気じみた女にはなってほしくないものだ。」
というものだったのだ。
「これが意味するものってなんだ??」
あのかつらをしたドレスを着た女が、もしこのノートの筆者の妻なら、説明がつくのだ。だが、ノートの筆者の名前がわからない。
ノートの裏側には、こう書いてあった。
エドワード・ウィリアム・セシル
と。これは、盟主さまのひいおじいさんではないのか…。
なにがあったのかは、またのちほど、話すとしよう。
また、お会いしましょう!




