闇の王と影の政府
フジリナです。
急展開。悪魔の仕業であることがわかりました。討伐された悪魔のその後もわかる世界観です。
僕は翌朝に起きると、黒の衣装に着替えさせられた。ニューヨークのピラミッド型の海上都市の議場へと向かうと、そこでソロモンの杖を渡されて、議員たちから、
「あなたは、世界の王になるのです、ロバートさま」と言われるのだ。
ああ。気持ちがいい。一振するだけで、どんどんと、僕が王様になっていくんだ。それと同時に、管理者としての勢いが増していくのだ。
それで、
「ロバート。お前にわたしたいものがあるんだ。」と盟主様が言うと、なんと、美しい銀の仮面が渡されて、僕はそれを顔にはめて、そこから僕は影の政府の大統領、そして永遠の帝王としての地位をえたのだ…。
「わたしに逆らうものは、皆私にそのままひれ伏すがいい…。フフフ…。」
すると、僕が自我を失いかけていると、
「ロバート、あなたは優しい男の子だったよね!?なんでこうなるの!?あなたは魔王というキャラじゃないんだから!」
と、懐かしい声がした。…ヨランダだ!ヨランダが僕の心に語りかけていたのだ…。
すると、僕は黒の衣装が霧散して、銀の仮面が壊れたのだ…。
「大統領!?」と議員たち。
「…ヨランダ、僕を助けてくれてありがとう…。僕が僕であるように、やはり、闇に飲み込まれてはダメだ…。」
実は、この「ソロモンの杖」と呼ばれていた杖は、「アモンの脊髄」と呼ばれる、悪魔の杖で、依代となる人物の願いを叶える代わりに、良心を食い込んで、杖に宿る悪魔の依代となる恐ろしいものだったのだ。
すると、新たな依代を探すために、悪魔が現れて、僕そっくりの男が現れたのだ。
「ロバート。会いたかったぞ。なんてことだ、お前の世界を支配するという、願いを叶えられるというのを、それでも拒否していくのか?」と男。
彼の名は闇の王。僕の精神の澱の一部なのだが、杖に擬態していたのだ。
「そうか、お前は願いを叶えるのには興味がないのか…。フフフ…。では、再びわたしと一つになろうか…?」と闇の王。
すると、チリーン!!と鈴の音がしたのだ。
「やめるんだ、悪魔め!ロバートから離れるんだ!なんてことをするんだ!私の宝物に触れる不届き者が!」
盟主さまがやってきたのだ!
「何を言うのだ、盟主よ。お前も私の依代になりかけたものだ。さあ、私にも…。」と闇の王が言うと、氷の魔法が突き刺さった。
「くっ!!」
「――おやめなさい、悪魔め。ここで私のロバートを傷つけさせるわけにはいかないわ。」と女性の声が。そう、レディ・クラリスが来ていたのだ…!
「おばあちゃん!」と僕。
「さあ、カンタベリー大聖堂で、悪魔の討伐の間へと行きましょう。」
僕と盟主、そしてレディ・クラリスは、闇の王を連れて、カンタベリー大聖堂のある、イギリスへ。ここでは、盟主様とレディ・クラリスの一族が、狩り続けた、悪魔の遺体が並んでおり、そこではお祓いもされているのだ。
闇の王が、影の政府の品格を汚したとして、処罰されることになった途端、レディ・クラリスの契約神である、ルシファーが闇の世界からやってきた。
「やあ、クラリス姫よ。こいつは私の弟子にして、鍛え直してあげよう。」とルシファー。
「いじめがいがあるのだ。あやつはロバートそっくりだしな。では。」
なんて気まぐれな方だ。けれど、ある意味助かったんじゃないのか。その後、杖はカンタベリー大聖堂の牧師さんによって清められて、牧師さんが儀礼で使うことになったのだ。
一方の闇の王だが、ルシファーさんのいる魔界で、秘書としてこき使われているそうだ。
またお会いしましょう!




